2015年7月28日 琉大教授職員会定期総会で「大学の式典での日の丸・『君が代』の使用要請に抗議する」決議を採択
【8月17日沖縄タイムス見出し】 『安保法廃棄求める』「琉大教授職員会、国旗掲揚・国歌斉唱要請に抗議決議...」って。琉球大学は国立大学でしょ!?沖縄の多くが腐ってきている!! 沖縄メディアの扇動は翁長県政になってから本当にヤバイ状態になっている! 全国に拡散希望!!
2015-08-18 13:21:54琉球新報 琉球大・教授職員会 安保法案反対決議 式典での「国旗・国歌」要請抗議 軍学共同にも反対 pic.twitter.com/vXWTfV25RH
2015-08-18 19:44:12決議文書
「大学の式典での日の丸・『君が代』の使用要請に抗議する」
下村文科大臣は、去る6月16日に本学を含む国立大学長に対し、大学の式典での日の丸・「君が代」の使用を要請した。
そもそも、この要請は、各大学が自治的・自律的に行ってきた教育・運営活動に関する行政の介入であり、容認できない。政府・文科省は上記要請を撤回すべきである。
この要請に大学が対応するにあたり、大学自治の原則に照らし、また、日の丸・「君が代」の使われてきた歴史と憲法19条・23条をふまえ、学生教職員・大学関係者の思想信条を考慮し、さらに、法令において国旗国歌の使用を強制されていないことに鑑みるならば、日の丸の掲揚や「君が代」の演奏・斉唱を行うことは適切でない。これは、大学としての良識が問われる問題である。
一方で、大学構内や大学行事の会場等において、大学が日の丸掲揚や「君が代」演奏・斉唱を行うことは、少なくとも一部の学生教職員や国民に強い苦痛をもたらすものである。思想信条の自由、学問の自由を享受して、教育研究診療の発展に尽力しようとする教職員にとって、これは、人権や労働環境に関わる重大問題でもある。
このように、日の丸・「君が代」の使用問題は、大学の良識に関わる問題と、人権や労働条件に関わる問題という2つの性質を有する。この問題について、文科省の指示や、学長や役員会等のトップダウンにより、大学が一方的な決定を行うことは許されない。
大学の教職員、留学生を含む学生、関係者はそれぞれ多様な思想信条をもち、多様な出身国・地域の歴史・政治状況におかれている。このことを考慮し、それら多様な人びとの人権を尊重しあい、誰もがのびのびと教育研究診療等の活動ができる大学をつくっていくことこそが必要である。本会は、琉球大学教員の労働組合として、それに貢献する決意である。
以上
2015年7月28日
琉球大学教授職員会第55回定期総会
出典:決議文書(PDF)