- color_writer
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@color_writer あれ、言葉自体もかわいいけど、漢字での表記って知ってるか? 「お呪い」って書くんだ。 な、日本語って面白くないか?
2016-01-13 10:53:11日本語と「切ない」のはなし
日本語って世界的に見ても割と形容詞的な面で表現が豊かな言語だと思うんだよね。 花の見頃が終わるときの表現もその花によって違うし。代表的なのは桜が散る、朝顔がしぼむ、って表現かな。
2016-01-13 23:19:01@color_writer でも花の話がしたいわけじゃないんだ。 今したいのは恋愛小説とかでよくある「切ない」っていう形容詞についての話。 切ないって、他の言語で訳すと「悲しい」「寂しい」とか、それに準じる言葉しか出てこないんだ。
2016-01-13 23:20:24@color_writer しか出てこない、っていうのは語弊があるかも。正確にはピッタリあてはまる言葉がない、ってところかな。 胸がきゅって締め付けられるのにどこか甘い、そんな繊細なものを単語一つで表しちゃう日本語ってやっぱりすごいなぁって思う。
2016-01-13 23:23:06名前のはなし
@color_writer 古今東西、自分の名前を人ならざるものに譲り渡すと魂を掴まれるとか支配されるとかいうのはわりとよく見かける話だ。 俺たちの一番身近な例としては、「千と千尋の神隠し」なんてが挙げられるな。
2016-01-14 07:46:22@color_writer そもそも名前なんていうもの自体がわりと曖昧な物なんだ。アナログで連続的な世界を、「名前」をつけることによってここを区別しようとする。 俺の師の「どこからが手首でどこからが腕なのか、明確な境界線はわからない」って言葉はわりとそれを顕著に表してるとは思う。
2016-01-14 07:50:06@color_writer 話が逸れたな。 名前っていうのは詰まる所、その個々を具体的に、言うならばその住所を指し示すものなんだ。 知らない人に自分の家の住所が知られて嫌がらせを受ける、なんてことがたまにあるが神に名前を知られるっていうのはそういうことだと思う。
2016-01-14 07:52:12@color_writer 名前についての詳しいところは「真名」とか、そういうので調べてみてほしい。ふと思い出したのは近年流行りの刀についてかな。
2016-01-14 07:54:38@color_writer あとは神様は気に入った者を自分の手元に置きたいから神に気に入られた人間は早死にとか、そういう話もあるけど神様って割とわがままだよなぁ……
2016-01-14 07:55:50名前付けの定義についてちょっと触れたけど、名前って割と曖昧だよな。 例えば「身内」って言葉を、どこまでを意味して使う? 俺はあくまで家族兄弟だけだけど、親戚関係までとか、はたまた血縁のない相手を指して使ったりもするよな。
2016-01-14 08:01:52戯曲のはなし
一松に戯曲の話をしてくれって言われたけど、そんなに詳しいわけじゃないしなぁ…知ってる範囲の話だけするかぁ……
2016-01-14 20:13:19そうだな、ト書きの話でもしようか? ト書きっていうのは台本の台詞以外の部分で、そのシーンの状況や役者の動きを説明する文章、小説でいうなら「地の文」みたいなものだな。
2016-01-15 07:52:57@color_writer これが案外難しいもので、書くときに舞台の「どの位置」に「誰」が立っているのかしっかり理解できていないと矛盾が生じてしまうんだ。
2016-01-15 07:54:07@color_writer 例えば、次の台詞で自分の前に立っている人に話しかけるはずなのに、そいつは自分より後ろにいて……なんてこともあり得る時がある
2016-01-15 07:55:27@color_writer これは物書きしかり絵描きしかり割とぶつかる問題じゃないか? そうだな、例えばテーブルを囲んで会話しているシーン。しっかり状況が把握できていないと、前のシーンでは隣り合っていた二人が気づいたら向かいに、なんてことになったことはないか?
2016-01-15 07:56:40