『ハーティング・アズ・ワン』#3

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ジュセー @shiroboshi2

「な!」ミコノのフードを強引に引っ張るテンタクルス。白髪の多い黒髪と、頸に設けられた生体LAN端子が露わになったが、テンタクルスには見えていない。「ではオタッシャデ!バカ!ウカツ!ザマミロ!ゲハハハハァーッ!」下卑た笑い声と共に走り去っていくテンタクルス。48 #S57Ninja

2016-02-20 22:36:00
きゃんてら @Cantera36

三十六計逃げるに如かず…こりゃインセンシティ=サンも悔しいでしょうねえ #S57Ninja

2016-02-20 22:40:57
ジュセー @shiroboshi2

「……最後の一手。逃走か。なるほどな」インテンシティは言い、フラフラと壁にもたれかかる。「フン、遊びが過ぎたな。ニュービーを相手取ると、つい……悪い癖だよまったく……ゲホーッ!」ヘルム型のフルメンポの下で、彼は盛大に血を吐いた。毒の影響だ。49 #S57Ninja

2016-02-20 22:42:59
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

テンタクルスの毒、どんだけ強いんだよ #S57Ninja

2016-02-20 22:43:28
ジュセー @shiroboshi2

「……イクサにかかった時間は、三十分弱、か?……死神が現れるやもしれぬ……」朦朧とする意識のなか、インテンシティは歩き出した。「グレーフール=サンを回収しておかねばならん……彼奴は中々、面白いニンジャだからな……」独り言で意識を保たせながら、歩く。50 #S57Ninja

2016-02-20 22:47:08
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

結構時間稼いだな……そして不思議のダンジョンとかで同じ階にい続けると出現する凶悪モンスターみたいな扱いされるニンジャスレイヤー #S57Ninja

2016-02-20 22:49:35
ジュセー @shiroboshi2

「ハァーッ、ハァーッ……取り敢えずは、安心かな……」肩で息をするミコノ。彼の背中には、寝息を立てている少女がいる。テンタクルスだ。あの後彼女は気絶するかのように眠りに落ちていた。「……どっちがヨージンボーなんだか」ミコノは彼女を背負ったまま、歩みを進める。52 #S57Ninja

2016-02-20 22:53:24
ジュセー @shiroboshi2

彼は頭上に浮かぶ月を見上げた。「……ハァーッ。ルーナーランス=サン。今回の逃走は、中々に時間がかかりそうだよ」そう言うと、ミコノは再び目線を元に戻した。彼の背中では、ハナバタ・ナナが寝息を立て、この静かな夜に小さな音を響かせていた。53 #S57Ninja

2016-02-20 23:00:32
ジュセー @shiroboshi2

『ハーティング・アズ・ワン』 おわり。 #S57Ninja

2016-02-20 23:02:34
きゃんてら @Cantera36

辛うじて逃げ切ったか。疲労困憊の余り迷わず睡眠、ごく紙一重のイクサだったのだなあ。 そしてミコノ=サン。自身のウカツに死んだルーナーランス=サンの為にもまだ死ねない。果たして目的を果たせるか?オツカレサマドスエ! #S57Ninja

2016-02-20 23:31:09
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