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ズーピス劇場

讃美と淫靡のあれやこれ。
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アンカ @GCillyou

@xP__Px 思わず投げ捨てて後退。がちゃんと肘が何かにぶつかって思わずそちらを見る。肘が当たった際にスイッチが入ってしまったのだろう。 みだらにうねる棒状の なまめかしくくねる筒状の。 「ひゃああああああああわああああああああああ!!!????」 「畜生ドアを蹴破るぞ!!」

2015-11-28 13:34:37
アンカ @GCillyou

@xP__Px おうこんなもん見られたら命の前に人生が終わる。

2015-11-28 13:35:52
アンカ @GCillyou

@xP__Px 驚いたせいでベッドから落ちた筒と棒を追いかけ上半身落ちたのとドアが蹴破られたのは同時だった。 「無事か!?」「どうしたんだ、こんな夜中に!」抱え込んだ道具たちが女には足りず男には多い胸の間で踊る。上半身が助け起こされる隙にこの危険な道具をベッドの下へシュートイン。

2015-11-28 13:44:01
アンカ @GCillyou

@xP__Px 何があったんだ。問われてもわからない。 いや何があったっていうか言うのも憚られる道具と脱ぎたての下着があったんだけど何が起きたかはわからない。引き上げられたズーイーを見て彼らがあっという顔をする。ズーイーはそこでようやく、自分の首筋が濡れていることに気づいた。

2015-11-28 14:11:43
アンカ @GCillyou

@xP__Px 一瞬の沈黙。ベッドの下へシュートインした道具の起動音がひびく。 ズーイーはもう、くちびるを噛んで首を振ることしかできない。 哀れみの目。優しいことばが痛い。

2015-11-28 14:13:53
アンカ @GCillyou

@xP__Px …今夜は見張ってやるからという温かいお心遣いをいただき一人になった部屋。 羞恥のあまりシーツで上半身を包んで火照り真っ赤な頭を抱える。巨大などら焼きに上半身だけ突っ込んだような有様だ。ズーイーはうなる。 「あの女ァ……」どんな夢を見てたかなんて言えない。

2015-11-28 14:18:38
アンカ @GCillyou

@xP__Px 首筋がじくじくする。説明書とかついてるけど正直もうそれを読むだけで情報過多で頭がショートするしいろんなものを見るだけでどきどきし出してしまう予感がするので触れられない。捨てるのも怖いので持つしかない。 「畜生あの女ァ……」 …淫靡なる襲撃の夜は、こうして終わった。

2015-11-28 14:23:07
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou ……そして、朝が始まる。 ドンドンッ。 昨晩の被害者の部屋にノックの音が飛び込んできたのは窓から射し込む光が月から太陽に代わった頃。 何が来てもいいよう身構える部屋主の消え入るようなどうぞの声を聴いて入ってきたのは、昨夜。→

2015-11-28 21:35:25
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 叫び声に何事かと様子を見に来た人々の一人であった。→ pic.twitter.com/iaONQs4MSn

2015-11-28 21:39:51
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†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 「おぅ、兄ちゃん。昨日はよく寝れたか……って、その顔見りゃ一目瞭然か。まぁ、いくら俺達が見張ってるって言ってもあんなことがあった後だからな。素直にはいお休みで寝れるわけないか」→

2015-11-28 21:43:31
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 布団どら焼きの部屋主に笑いかけながら話す男は扉付近から机の方に移動し何かを置いた。 「何にせよ、腹が減っては何とやらだ。ほら、魚のカルパッチョ作って持ってきてやったから、これ食べて元気出せ。……何だよその目は? 言っとくが俺はこう見えて料理が得意なんだぞ?」→

2015-11-28 21:49:21
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 騙されたと思って食ってみろ。 そんな眼差しと皿は後で取りに来るからの一言を残し男は部屋を出ていき、机には魚のカルパッチョとパン。暖かい鶏肉のスープに紅茶が美味しそうな湯気を揺らしていた。

2015-11-28 21:51:55
アンカ @GCillyou

@xP__Px 扉が閉まって数刻、そろそろと布団どらやきからズルズルと体が抜け、最後にクマと疲労の濃い顔がでてくる。一睡もできなかった。開いているのか閉じているのかわからない細めた目のまま、すん、と匂いを嗅いで、それから顔を輝かせる。 いい匂いがする!→

2015-11-28 21:59:21
アンカ @GCillyou

@xP__Px 至極幸せそうに料理を堪能する。 荒んだ胸に料理の暖かさのしみることしみること。 皿はあっという間に空になり、うとうととふねをこぐほどの余裕が帰ってきた。

2015-11-28 22:02:06
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou それを見計らったように、トントン。 またもやノックの音が部屋に響く。 今度は覇気の戻った声でどうぞーと来客に呼びかけると、先ほどとは違う男が中へと入って来た。→

2015-11-28 22:07:40
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 「なんだなんだ、あんなことがあったのにもう元気になってやがんのかぁ?」 お気楽なもんだぜと付け足す物言いは突っかかってきているようではあるが、それは相手の気分が落ちないよう配慮しての言動。変に重苦しくしないようにと気を使っての言葉であった。→

2015-11-28 22:16:31
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 「まぁいいや。それで、さっき廊下ですれ違った男からアンタへって手紙を受け取ったんだが……」 お腹いっぱいになって満足げにしている人物に手紙を渡す。 差出人の名はない。ついでに封もされていない。 しかし戻って来た余裕のせいで、警戒もなく。 その手紙は開かれる。→

2015-11-28 22:19:50
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 『美味しかったですか? 僕のエキスがたっぷりと入った料理は? ーー白いパンツの持ち主より』 twitter.com/xP__Px/status/…

2015-11-28 22:21:56
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

エルピス特製(意味深)海食いのカルパッチョ。 @diceda4 1d100

2015-11-27 14:10:34
アンカ @GCillyou

@xP__Px ぶっ!派手にむせる。 「こ」これを渡したのはどんな奴だった!?聴こうとし無駄だと悟る。変身のプロだ。姿など聞いても意味がない。がしがしと乱暴に頭をかく。「…ちえっ」 「ハイハイ美味しかった、すんごく美味しかったです!ごちそうさまでした!」 両手まで合わせて叫んだ。

2015-11-28 22:27:06
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 叫びを聞いてたじろぐ男。 その後うぅと唸る様子に声もかけれず。いたたまれず。 一人にした方がいいなと気を使って部屋の外へ。 扉をパタリと閉めて。→

2015-11-28 22:30:18
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 「……そうですか。美味しかったですか。では……また作って食べてもらわないといけないですね」 心底面白そうに。 心底楽しそうに。 笑う女性の姿に変わり。 ルンルン気分で何処かへと消えていった……。

2015-11-28 22:32:39
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 二月某日。 ベッドで休んでいるアナタが寝返りをうつと。 「あっ……」 甘い吐息と共に柔らかいものが手に当たる感触がした。 それは人肌ほどの温度を有した自分がよく知る何か。 疑問が微睡む意識を浮上させ、違和感に重たいまぶたを開けてみると。

2015-12-01 01:19:43
†ラザニヤさん🍊A6P3† @xP__Px

@GCillyou 「ハッピーバレンタイン、ズーたん。さぁ、僕を召し上がれ~♪」 裸にリボンだけを巻いた変態が。 アナタの手を胸の上に置いて。 さも当然のように添い寝していた。 pic.twitter.com/ccCHXEpgun

2015-12-01 01:25:09
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アンカ @GCillyou

@xP__Px ぬくもりに擦り寄って。 声に驚き起きてみれば。 口を開け。 呆然愕然言葉も出ず。 口をパクパク目をパチパチ。 「…えっと…かわいいね?」 ようやくそれだけ絞り出した。 …ふんわりお胸や真っ白い肌唇などにズーイーの思考が爆発したのは、この数秒後のことである。

2015-12-01 07:03:50
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