【学び方の類型】ガク・マネ・クセの三分類【適応のやりかた】

与えられた環境、特に人間集団にどのように個人は学んで適応しているかについて、三種類に区分してみた。誰もが三種類のやり方をそれなりに組み合わせて学んだり適応したり上達したりされているが、三種類のバランスを欠くと不具合・不適応が起こるから見直してみようという話。
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ふかくさ @fukaxa

よく学んで上達するにはどうしたらいいか?をまとめてみると、 (1)ガク(座学):先人がこさえた原則や分類をコトバで学ぶ。 (2)マネ(模倣):先輩の身体動作や成果物をよくみつめて自分なりにやってみて比べる。 (3)クセ(習慣):訓練やあそびを頻繁に定期的にいとなむ仕組みをつくる。

2016-02-20 12:38:42
ふかくさ @fukaxa

【上達するためには】 (1)ガク(座学)。文字から学ぶ。一般論を学ぶ。暗記する。計算する。 (2)マネ(模倣)。観察する。個別の動作や成果物から学ぶ。師匠の目線をたどる。 (3)クセ(習慣)。自習の機会を発見し、頻度を増やす。実行可能な場所とタイミングを決めて日課をつくる。

2016-02-20 22:17:18
ふかくさ @fukaxa

(1)ガクは主に長期記憶を使う。 (2)マネは主にミラーニューロンを使う。 (3)クセは主に短期記憶を含む作業記憶(ワーキングメモリ)を使う。 というつもりで書いてみたが、まあそんなにきっちりわけられるわけはない。目安程度にならないかと思っての言葉遊びだ。

2016-02-20 22:23:45
ふかくさ @fukaxa

(1)ガクは形式知・手順書なので、強みは成果の画一性・教育の効率性、弱みは形骸化・陳腐化・例外対応。 (2)マネは暗黙知・達人の模倣なので、強みは応用の柔軟性・更新しやすさ、弱みは教育の非効率。 (3)クセは一定の蓄積なので、強みは成果の高速性・安定性、弱みは継続訓練の不確実性。

2016-02-20 23:34:28
ふかくさ @fukaxa

(1)ガク(座学)・(2)マネ(模倣)・(3)クセ(習慣)という三種類の学び方は誰でも多かれ少なかれやっている当たり前のことだし、お互いに支え合い、浸透しあっている。ただ、どれかひとつが極端に損なわれていると不適応が起こる→

2016-02-21 10:53:58
ふかくさ @fukaxa

→ガク・マネ・クセのどれかが低い場合の不具合:(1)ガクがないと伝達に不具合をきたす。言葉を知らない。(2)マネができないとその持ち場・現場のやり方を受け継ぐことができない。共感できず、仲間にはいれない。(3)クセがつかないと、速さや出来高があがらない。不具合が毎回違ってしまう。

2016-02-21 10:58:36