昔のSFにはネタが山ほど転がってるぞ! 使わなきゃ損だぞ!
- hirorin0015
- 70205
- 424
- 145
- 20
@hirorin0015 ラノベで異世界の創造というと、早矢塚かつや『文芸部発マイソロジー』というのがある。高校の文芸部が共同で創作した異世界が実際に誕生してしまうという話。もっとも、僕はあまり感心しなかった。途中から単なる異能バトルものになっちゃうから。
2016-02-24 11:58:56@hirorin0015 異能バトルをやるだけなら違う設定でもいいんだから、普通の高校生が世界を創造してしまうことの意味とか、倫理的な重さとかを、もうちょっと表現してほしかったと思う。もったいない。 つーか、これ換骨奪胎していいですか(笑)。
2016-02-24 12:02:58@hirorin0015 高校時代に『神は沈黙せず』を読んで以来ファンでした。 拙作のネタは使っていただいてかまいません。面白い作品を書いてください。
2016-02-24 18:25:50hirorin0015 換骨奪胎というのは、元の作品を超えなきゃ意味がない。元の作品よりつまらなかったら、単なる亜流、縮小再生産だから。 今のラノベで似たような異世界転生ものがあふれかえってるのは、ラノベ界の中だけでお互いに換骨奪胎し合ってるからだと思う。
2016-02-24 12:08:50@hirorin0015 そんな食い合いしてたら、あっという間に資源枯渇するよ。転校早々、女の子の着替えを見てしまって決闘する話ばっかりになっちゃうよ(笑)。 もっとラノベ界以外のところからネタを発掘してこなきゃだめだ。だから「昔のSFを読め」と言いたい。
2016-02-24 12:12:40さっきのツイートの続き。若い作家たちのために、『発狂した宇宙』以外にもラノベに換骨奪胎できそうなネタをいくつか例示しておく。twitter.com/hirorin0015/st…
2016-02-24 16:31:43日曜日のLiveWireのトークショーでも芦辺拓さんと話した。「現代のライトノベル作家はもっと昔のSFを読め」と。 べつに基礎教養だからとかいう理由じゃない。「昔のSFにはネタが山ほど転がってるぞ! 使わなきゃ損だぞ!」と言いたい。
2016-02-24 11:30:00@hirorin0015 小松左京「新趣向」。ニンジャとかゴジラとか鉄腕アトムとかが現実世界に出現して大騒ぎになる。実はこの世界は一種の立体テレビドラマで、今まではシリアスな歴史ドラマだったんだけど、(おそらくスポンサーの意向で)ドタバタコメディに路線変更したのだ。
2016-02-24 16:35:45@hirorin0015 現実の路線変更! いやー、これいつかネタに使えるなって、ずっと思ってるんだよね。主人公だけが異世界に行くんじゃなくて、この世界そのものがフィクション的世界になるって、面白いと思わない? しょっちゅう空から女の子が降ってきたりするの。
2016-02-24 16:39:08@yamanyanko いや、ちゃんと少年がいるところに落ちてくるんですよ、ゆっくりと。 その世界では、恋人のいない少年たちは空を見上げて、「僕のところにも女の子、降って来ないかなあ」と待ち受けてる。
2016-02-24 17:27:42@hirorin0015 物理法則そのままで落ちてきたら怖いですわな(苦笑) やだなぁ、そのうち雨乞いならぬ女乞い(おなごい?)をする集団が。 わたしも入信します!
2016-02-24 17:29:45@hirorin0015 マレイ・ラインスター「時の脇道」。宇宙的規模の異変で、地球が様々なパラレルワールドが入り乱れるパッチワークのような世界になる話。主人公たちが訪れるのが一つの異世界じゃなく、いろんな世界を渡り歩いていくというのが面白い。
2016-02-24 16:41:20@hirorin0015 似たようなので、フレッド・ホイルの『十月一日では遅すぎる』というのもある。やっぱり地球全体に異変が起きて、各地域にいろんな時代が同時存在する世界ができてしまう。クラーク&バクスターの『時の眼―タイム・オデッセイ』はこれの換骨奪胎。
2016-02-24 16:46:27@hirorin0015 やっぱりマレイ・ラインスターの「彼岸世界」。この世界に隣接する異次元世界に、数千年前に移住した古代エジプト人が住み着いている。彼らはしばしばこっちの世界から人間を誘拐して奴隷にしている。謎の人間消失はみんなエジプト人のしわざだったのだ!
2016-02-24 16:49:57@enjoy_cinema 『スターゲイト』と違って、特定の場所からではなく、特殊なアイテムさえあれば、どこからでもこの世界と異世界を行き来できるというのがミソです。
2016-02-24 17:29:55@hirorin0015 ジャック・ウィリアムスン『航時軍団』。現在から枝分かれした2つの未来に存在する世界、ジョンバールとギロンチ。どちらかの存在が確定すれば、もう一方の世界は消滅する。彼らはお互いの存在をかけて、歴史改変戦争を繰り広げている。
2016-02-24 16:53:16@hirorin0015 主人公は戦場で行方不明になる予定の人物。そういう人間を死の直前にさらっても、歴史に影響を与えない。ジョンバールは歴史の中からそういう人間ばっかりを集めて、ギロンチに対抗する「航時軍団」を結成する。
2016-02-24 16:56:09@hirorin0015 この物語、どちらかが勝利して、片一方が消滅してしまう(時間モノによくあるパターン)のでは「ない」のが良いですね!
2016-02-24 17:02:22