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itaokaさん&大田和寛さんの「Go!プリンセスプリキュア」作画裏話
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@ningyounushi 並行作業でしたからねぇ…正直中盤くらいまでは自分もまだしっかりとしたビジョンはできてなかったと思います。22話のコンテ書きながら作り込んでいったような。
2016-04-26 00:57:55![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
もうすぐ姫プリ30話放送から一年じゃん。て事ですっかり滞ってた制作秘話(?)を(今言わなきゃ流石に忘れる…)て事で。奪われた変身キーを奪還する2本立ての後編で、のっけから戦闘シーン。コンテ読んだ時点でクラクラしたモンです。(お、重い…)と。
2016-08-26 14:44:06![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
のべつハイテンションの回で、落ち着いて丁寧に作業したかったけど、内容に引っ張られて勢いばかりの雑な作画になってないかが兎に角心配でした。冒頭からラ◯ュタ張りにビーム撃ったりバリアで防いだり。只管エフェクトがあったので出来る限りカッコよく修正入れました。
2016-08-26 14:45:11![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
迫力は必要だけど、綺麗で丁寧なキャラ作画も同じ位大切。出来てるか今でも解ってません。城に3人が突入。残ったトワちゃんが分身ロックと洋上のタイマン。自分としては22話の変身バンク以来初めての作画になるので、あの初登場の鮮烈な強さの健在振りを表現したくて臨みました。
2016-08-26 14:46:18![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
初登場間際だけ強いと云うボーナス演出、てのが好きじゃなく、その強さを見せたキャラは最後まで強いだろ、と言う思いがあるのでそうなる様作業しました。画像の「テメエの相手はこの俺だ」的なロックとのタイマンは自分で原画やったパートです。 pic.twitter.com/hrFjMYUe0k
2016-08-26 14:47:38![](https://pbs.twimg.com/media/Cqw1p5kWgAEPgNd.jpg:medium)
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城に突入した3人の前に立ち塞がる二体の甲冑ゼツボーグ。ローマ式とゴシック式。わざわざ5000円も出して買った(笑)中世の武器的な資料本からデザインしました。なのに本編でのあの間抜け振りwはるはる3人の生身ながらの決死の戦い。分散展開しつつロックの攻撃躱すシーンはitaoka氏。
2016-08-26 14:48:16![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
キーを奪還し、2週振りに変身。ブチ切れたロックが巨大化した直後の、遂に本気を出した峻烈を極めた猛攻の超絶作画は藤井さんによるモノ(大尊敬)。押され気味のピンチに駆けつけるスカーレットさん。この回はスカーレットさんの頼もしさが終始光ってました。
2016-08-26 14:49:42![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
現に自分としても唯一王族の血筋を引く、本物の「プリンセスプリキュア」の特別感を表現したかったので脚本上の展開と個人的な気持ちが一致して作業出来たのが良かったです。4人勢揃いの後のファイナルモード。ウェイディングドレスを彷彿させる、名に恥じぬ豪奢なデザインフォーム、只々素敵です。
2016-08-26 14:51:01![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
CGバンクも只管ゴージャス。見応えのある映像を作るつもりで臨んだのですが、果たしてどれだけ成就出来たか…オーディエンスの方々の評価に委ねます。但、個人的には悔いや課題が残った回でした(ドラマとしての抑揚、余韻みたいなモノをもっと表現したかった)。ありがとうございました。
2016-08-26 14:52:38![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
忘れそうなので今のうち39話の回顧録。これで最後!(もう一昨年の事だし…)夏休み最後の日曜放送だった30話の作業抜けて直ぐに打ち合わせをし(疲れたー)て所での着手。前38話で大変な事になってるはるはるどーなるの?!しかも一週休みって!な回なので気合い入れて臨みました。
2017-01-15 03:56:12![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
コンテも田中監督自らのモノだしそれだけで重要な回ってのは判るし、実際内容的にも整理されてて読みやすく、後は現場のうちらがよっぽど下手コカなきゃこれは神回確定じゃん て事も了解出来てました。それだけ脚本もコンテも完成してた。つまり「凄いプレッシャー」(泣笑)
2017-01-15 03:56:53![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
その完成されたコンテを貰ったら後は作監の自分と演出のkamatani女史とで頑張らんとねと。この頃、毎年の事だけど秋映画とぶつかってスタッフの取り合いになったりで結構厳しい状況下なんだよな、と(愚痴)。9、30話より人がいない、どうすんのコレ?て状態でした(白目
2017-01-15 03:57:43![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
仕方ないので出来るだけ重いシーン、特に重要なシーンは自分で原画やるしかないし(AB パート両方ででやってます)。作監としてはAパートは、前回の引き摺る「話の谷間」がずーっと続く静の展開。なので落ち込んだ表情を「綺麗な絵」として見せる事。キャラだけでなく画面が(続
2017-01-15 03:58:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ダサくならない様にを心掛けました(望遠でタイトに とか)。街中でクローズが他の三人を圧倒する所。ここは只管クローズさんの凶悪な表情に凝った憶えが(この辺は自分でラフ原を)。人気(ひとけ)のない丘の上ではるはるが三角座りで鬱ぎ込むシーン。それでも街の異常を察し(続
2017-01-15 04:00:08![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
(街を助けに、行かなきゃ)と、泣き腫らした赤い目でシンドそうに立つ所とか「バファリンのCMの主婦っぽいな!」とか思ったのは内緒です。そして街中、転んだ拍子にヘアピンが抜け落ちるシーン。ここがAパートの見せ場のピークなんだろな思ったのでそうなる様描きました。
2017-01-15 04:01:38![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ホツれた前髪に濡れた睫毛にレイプ目。今迄見た事ない様なはるはるも悲痛な表情。視聴者を驚かせつつも色気やツヤも出したい(醜く怖くはしちゃいけない)。そういう絵を描いたつもりでした。実際色が着いたら想定を超える画面になってたので嬉しかったです。暗転し救いの無いままBパートへ。
2017-01-15 04:03:34![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
春野家の追想。コンテ読んでる時点で既に感動したんで、ここもいい加減な作業は出来ない、コンテの雰囲気を200パー正しく画面にしないとなと。立ち直る転機のシーンだし。チビはるはるは1話から可愛い描きてえ と思ってたんで有難かった。夢があってキラキラな表情。それと、何と言っても両親。
2017-01-15 04:04:16![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
コレは以前も呟いたけど特に父ちゃんの変遷が凄くいい。アニメで特に加齢の表現は相当難しいんだけど、現在の外見から逆算して体型をスリムにしたり頭髪をフサフサにしたり顎をシャープにしたり。凄えこー描きゃいーんか!と唸った記憶が。マジで学んだです。で、春野家変遷を一気に描けて凄く(続
2017-01-15 04:05:46![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
楽しかった。描いてくうちに「何て愛おしいんだ春野家!」とさえ思えた。ママが兎に角素晴らしい。追想が終わった所でカナタがやって来る。そこからクライマックス迄怒濤の駆け足になる訳だけど、過去の自分と向かい合い気持ちの整理がつき、悟ったはるはる の表情描くの、地味に緊張しました。
2017-01-15 04:06:34![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
吹っ切れて一回り成長遂げたって表現が出来るかどーか、て所ですね。久々に戻った笑顔というだけでなく、どことなく落ち着いて大人っぽく、且つ心持ちすっきりさっぱりした感じ。その表情から立ち上がり 「レッツゴー…プリンセス…」 を唱える流れ。自分で描いてても盛り上がってました。
2017-01-15 04:07:22![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
その直後の変身から名乗り迄の流麗な原画のitaoka氏。続くゼツボーグの群れの襲撃からトルビオンで応酬する所の藤井さん。地表を刳りながらの回り込み、ゴチでした。テレビの向こうのお友達お待たせー!!てシーンなのでここは兎に角迫力と爽快感。これが全て。「がんばえーぷいきゅあー!」
2017-01-15 04:08:44![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
何カットか挟み、ストップフリーズの奇襲を、タクトの薔薇で吸い取り投げ飛ばすフローラから再び自分。「キュア…フローーーラーーーーー!!!!!!!」の真殿さんの迫真の演技、ホンットに素晴らしかった。震えました。フローラ渾身の蹴り上げから舞い上がる花弁のカットも綺麗に巧く行ったかなと。
2017-01-15 04:09:39