「努力教」と「きちんと教」

medtoolz @medtoolz

「努力教」と「きちんと教」というものがあって、同じものだと思っていたのだけれど、これは独立した、同じぐらいに根っこの深いものなんだと思った

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「きちんとやられていない」ことで、全てを否定するというか、何かの理由で状況を切り返したいときに、まず真っ先に、そこで一番きちんとしていない何かを探す人というのがいる

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努力教の人というのは、こういうときに汗の粒を探す。汗をかいていないことが、あるいはそれを発見したということが、「俺のほうがお前より上だ」と宣言して胸をはる根拠になる

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きちんと教の人は、自分がどういう状況にあっても、「きちんとやる」ことを最優先する。今目の前に暴走トラックが突っ込んでくる、まさにその瞬間でも道に落ちたゴミを拾おうとする

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結果が出なかったとき、努力教の人は汗の量を測定する。一定以上の汗が観測できたら免罪される。きちんと教の人は手続きを検証する。結果につながらなくても「きちんと」やられていれば免罪される。両方とも、結果の成否を問わない、という意味ではけっこう共通している。