『孤高の天才左腕』江夏豊 小話

マック2世 @macthesecond

この時代は球場にスピードガンが設置されていないから何ｷﾛ出ていたかバッター分からないですもんね。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

気性が荒く、学生時代から素行不良で名の通っていた江夏投手。 多くの同僚やコーチが敬遠する中、真摯に指導をしてくれた林コーチを『お師匠さん』と慕い、数少ない理解者として挙げています。 また、鬼監督であった名将藤本定義監督からも可愛がられ、江夏投手も期待に応えられるよう励みました

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

迎えた68年のシーズン、江夏投手は快投を見せつけます。 前年から更に威力を増した豪速球はアウトコースいっぱいにビシバシ決まり、打者たちは手も足も出ません。 更に習得したカーブも大きな威力を発揮しますが、実はこのカーブには普通のカーブとは大きく違うものがありました。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

江夏投手のカーブの最大の特徴、それは『曲がらない』ということでした。 当時のカーブといえば大きく山なりを描いて落ちるものでしたが、江夏投手のカーブは変化量が極端に少なく、打者の手元でほんの少し落ちるだけというなんともお粗末なものでした。 しかし、これが効果を発揮します。

イカイ @tuki_no_kai

曲がらないて

マック2世 @macthesecond

カーブの変化が小さいとは意外。でもそれで年間400奪三振だもんな〜

KOJIMAエックス（_,''' ▽ ''） @kojima00yukibo

江夏のカーブはメジャーで言うパワーカーブになるんかね。

トール@横浜戸塚 @tall_tohru

@Bay_yamashiro そのカーブが、後の『江夏の２１球』に繋がるのか…

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

通常のカーブならば、ヨミが当たれば打つのは困難なことではありません。 しかし、この江夏投手の全く違う軌道を描いてくるカーブはヨミが当たっても簡単にバットに当てられるもではありません。 しかも超のつく豪速球を投げ込んでくるため、カーブを待っていては直球に手を出すこともできません。

べっきどん@カレー宗🇮🇳 @DonBecky

@Bay_yamashiro速球派→技巧派→軟投派と現役の間に投球スタイル変えていった数少ない投手 ( ˘ω˘) あの事件さえなければ、名コーチになれたろうに・・・(´・ω・`)

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

江夏投手、現役最後まで狙って投げられた変化球はこのカーブしか無かったと語っています。 たまたまシュート気味に曲がった球や投げたカーブがフォークの様に真下に落ちた時に『狙って投げた』とマスコミに語ることでなんと『変化球を投げることができるというイメージ』を創りあげていたのです。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

開幕から尋常ではないスピードで奪三振を重ねていく江夏投手。 9月17日甲子園球場でのジャイアンツ戦では試合前に352奪三振。 稲尾和久投手の持つ353奪三振の記録を塗り替えるのが間違いなくなったこの時、江夏投手は大きな野望を秘めていました。

とみざわ🙂 @tomizawa

@Bay_yamashiro 江夏さんはプロ入り後にカーブを覚えたんですよね。で、1年目は真似事程度。そのオフに徹底的に覚えた。それで401奪三振。

WA @00008umaw

あーーー山城さんの日だった！！

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

『日本記録は王貞治から奪う』 長嶋選手のライバルが憧れの先輩の村山投手であるのなら、江夏投手のライバルは王貞治選手でした。 そのライバルから日本記録を達成し、自身の大記録に華を添えようとしていたのです。 そして、王選手の前のバッターを匠に打ち取り、迎えた王選手の打席。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

そして、本当に江夏投手は王貞治選手から三振を奪うことに成功します。 日本新記録を最高の形で樹立した江夏投手は大喜びでベンチに引き下がりますが・・・ こ　の　時　ま　だ　353　奪　三　振　で　日　本　タ　イ　記　録 なんと数字を勘違いしており、ベンチでその事実を告げられます。

マック2世 @macthesecond

王貞治から狙って三振獲るとか凄いなー

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

『ならばまた王の打席まで全部ゴロで打ちとって王の打席でまた奪三振を奪ってやるまでや』 早速、江夏投手は巧みに低めに球を集めてなんとか三振を集めないような投球を続けます。 打撃が低調だった森祇晶選手と投手の高橋一三投手から奪三振を挙げないことには苦労したと後に語っています…

浮上出来ないベイ比叡 @BeyHIEI

……漫画ですか(苦笑) ほんと、凄い選手です！

WA @00008umaw

@Bay_yamashiro 三振を取らないというのもなかなか難しい。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

そして回ってきた王選手の2打席目。 江夏投手は高めの直球で王選手から奪三振を記録。今度こそ王選手から日本新記録である354奪三振を記録。 更にこの試合は延長12回に自らサヨナラタイムリーという自援護でタイガースを勝利に導き、最高の形で日本新記録を達成しています。

イカイ @tuki_no_kai

そしてキッチリやりきる そして自 援 護

山原もんじ厩舎 @Y_Monji

ジエンゴ神江夏。・・・当時の阪神打線が頼りなかったってこともあるだろうけどw

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

江夏投手にとっての最大のライバルは王選手でした。 最高の打者である王貞治選手の打席では特に気合が入り、投手として最多の50奪三振を記録。 しかし、王選手も20本塁打を放ち、江夏投手から最もホームランを打った打者となっております。 pic.twitter.com/b0T6R9WBhA

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ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

最終的に奪三振数を401まで伸ばした江夏投手。 これは参考記録ながら大リーグのノーラン・ライアン投手の383個を上回る驚異的な数字であることから、いかに江夏投手のピッチングが凄まじかったかがわかるでしょう。 しかも投球の殆どが直球というのが恐ろしいところです。。。