シャオイー(小伊)
@applex002
@en_terrible 「もう、大袈裟なんだから」少年の様子に少女はあははと軽快に笑う。「永久の別れでもなし、またすぐに会えるわよ。少なくとも明後日には」
2015-08-04 12:43:29
シャオイー(小伊)
@applex002
@en_terrible 「ええ、あっ…そうだわ」少女は思い立ったように少年の手を取るとそっとその甲に唇を寄せた。「エスコートをありがとう」ふふと、悪戯に微笑むと少女は自身の家へと走り出した。「またね!アーヴィン!」
2015-08-05 00:33:41
少年院
@en_terrible
@applex002 「うん、またね……」少年は呆然と、何をされたかわからないというような顔で少女を見送った。彼女の姿が見えなくなってから、彼はキスされた自分の手の甲をきゅっと押さえた。
2015-08-05 12:54:57
シャオイー(小伊)
@applex002
『あ、おなえりなさい。シャオ』「ただいまー」帰宅した主人を迎える執事はすっかりと具合が良くなったようで、キッチンで夕飯の用意をしているところだった。『イベントどうでした?』「……まぁまぁ」『まぁまぁって…』「悪くなかったわ」『それは、楽しめたようで良かったですね』
2015-08-06 19:01:47
シャオイー(小伊)
@applex002
『帰りが何時になるか聞きそびれてしまったので夕飯は簡単なものにしましたけど、良かったですか?』「良いけど…なにこれ?」キッチンから出てきた執事は片手に水の入った飾りグラスを手渡した。『お花、水がないと枯れちゃいますよ』「おはな……あっ!」
2015-08-06 19:04:17
シャオイー(小伊)
@applex002
髪に飾ったまますっかり忘れていた花を外す。少年からもらった、なんの変哲もない道端に幾らでも咲いているような花。「珍しく気が効くのね。明日は雨が降るのかしら」『ふふ、お褒め頂き光栄です』主人のツンデレ具合から見るにどうやら随分と良い一日になったらしいと判断して執事はにこりと笑った。
2015-08-06 19:07:10