佐藤正美Tweet_20160201_29

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佐藤正美 @satou_masami

プロジェクトの目的(システム理念や、実地に導入する技術など)が提示されて同意されたら、およそ、プロジェクトに参加しているエンジニアたちは、個人的に どのような気持ちを抱いていようが、その目的を実現するために、技術を駆使するのが、エンジニアの職責でしょう。

2016-02-24 17:10:54
佐藤正美 @satou_masami

プロジェクトの会議が終わってから、「会議の『場』では、反対できないような空気だったので、自分は、なにも言わなかったけれど、あの考えかたには賛同できない」などということを、平然と言うエンジニアたちを、私は、多々、観てきました。

2016-02-24 17:13:30
佐藤正美 @satou_masami

「建前」というのは、「大義、原則」のことをいうのですから、いったん、「建前」として導入された協約は、「協定、契約」と同義なのであって、かならず、守らなければならない申しあわせのはずです。

2016-02-24 17:16:42
佐藤正美 @satou_masami

プロジェクトに参加している人たちが新しい技術の導入を同意したのならば、その技術を導入するのが、プロジェクトに参加している人たちの使命であって、もし、その技術の導入が当初の計画どおりに捗らなかったとしても、なんとかして、成功するように尽力するのが、プロジェクトの「建前」です。

2016-02-24 17:19:17
佐藤正美 @satou_masami

プロジェクトの「建前」(合意)を無視して、はじめに反対しなかったくせに、プロジェクトが途中でだめになった時、「だから、私は、反対だったんだ」などというふうに言って、すべて見通していた様に振る舞う態度は、プロジェクトに参加し続けたエンジニアとして下衆(げす)い態度です。

2016-02-24 17:23:03
佐藤正美 @satou_masami

「建前」を平然と破るのであれば、プロジェクトの同意がなされた時点で、「私は反対する」と言って、プロジェクトを去るほうが、エンジニアとして、良心的でしょう。もし、プロジェクトが成功したら、それでも、「私は反対であった」というふうに言うのでしょうか。

2016-02-24 17:25:57
佐藤正美 @satou_masami

そういう下衆い人は、プロジェクトが成功して、プロジェクトに参加した人たちが喜んでいる様を観て、苦々しく思いながら、きっと、(反対であったことを)黙っているでしょう。あるいは、「成功したとは言い難い、というのは、、、」と言って挙げ足を取る様に些細な不備半成を論うでしょう。

2016-02-24 17:29:05
佐藤正美 @satou_masami

コンピュータ関連雑誌は、最新技術とか適用事例を記事にしますが、或る1つの技術を数多くの雑誌が報道すれば、あたかも、それが実地の仕事のなかで普及しているような錯覚に陥るし、あるいは、そういう雑誌を読めば、明日にも、「(技術の)革命」が起こりそうな錯覚に陥りやすい。

2016-02-24 17:31:26
佐藤正美 @satou_masami

コンピュータ関連雑誌を読めば、まるで、(技術の動向に対して)自分が「時代おくれ」になっているような不安を感じやすい。実際は、雑誌の報道記事になるということは、普通になってしまった技術ではない――犬が人を噛んでも報道記事にならないのだから。

2016-02-24 17:35:21
佐藤正美 @satou_masami

雑誌(業界誌)は、目次を ザッと 眺めて、どういう新しい技術が話題になっているのかという点を おおまかに掴んだら、閉じたほうが、精神衛生上、錯覚・不安に陥らないので良いようです。

2016-02-24 17:38:45
佐藤正美 @satou_masami

新しい技術が古い技術を改善改良していれば、技術の適用範囲が拡大して、いままで、できなかったことが実現できるようになるかもしれない。そういう意味では、われわれ実務家は、システム作りを改善改良するために、新しい技術に対して、つねに、関心を抱いていなければならないでしょう。

2016-02-24 17:41:13
佐藤正美 @satou_masami

われわれエンジニアは、エンジニアであるかぎり、どうしても、「技術的な すばらしさ」に対して興味を抱きますが、いっぽうでは、事業経営に対する「(技術の)貢献」という点が、われわれエンジニアに対して、ユーザが期待している点であるということも忘れてはいけないでしょう。

2016-02-24 17:43:54
佐藤正美 @satou_masami

モデル(模型、実例)作成のなかに数学を流用する理由は、「モデルが『無矛盾性と完全性』を実現する」ように作らなければならないからです。「モデルを使っていて、モデルが破綻しない」ということを守るためです。そして、繰り返して使うことができる「手続き」として具体化するためです。

2016-02-24 17:46:51
佐藤正美 @satou_masami

繰り返し使う「手続き」のなかに矛盾が起こったり、あるいは、「手続き」のなかに不意打ちを認めれば、繰り返し使う「手続き」にならない。ほかの言いかたをすれば、(様々な人たちの様々な価値観を前提にした)「我物化」を、できうるかぎり除去する、ということです。

2016-02-24 17:51:32
佐藤正美 @satou_masami

モデル(模型)は現実的事態の写像です。写像は関数です。関数は「1対1」あるいは「複数 対1」の対応のことです――「1対 複数」は関数ではない。

2016-02-24 17:58:51
佐藤正美 @satou_masami

現実的事態とその管理情報は「1対 複数」です。しかし管理情報とデータ正規形は「複数 対1」、データ正規形と現実的事態は「1対1」です。したがって、モデルを作るには、「f:管理情報→データ正規形」と「f:データ正規形→現実的事態」という手順で作るのが完全性を整えやすい。

2016-02-24 18:03:37
佐藤正美 @satou_masami

或る研究領域を学習しようとすれば、広大な海(専門領域の知識)の前にたたずんで、海の広さを観て、ただただ、どの向きに泳げばよいのか、ということが検討つかないまま、呆然とするでしょう。人類が長い歴史のなかで継承してきた知識の(広大な)海を、一人が泳ぎ切ることなどできない。

2016-02-24 18:12:07
佐藤正美 @satou_masami

天才を除けば、われわれ凡人が作る思想・技術などは、ほとんどすべてが、過去の思想・技術を巧みに流用したにすぎない。そして、みずからが流用した思想・技術のほかにも、膨大な数の思想・技術が存在するということを考えてみればいい。

2016-02-24 18:14:44
佐藤正美 @satou_masami

もし、1つの考えかたが、すべての事態を証明できるのであれば――ほかの考えかたに対比して、最高位にあるのなら――、複数の思想・技術を対象にした選択には、「妥当な」基礎がない、ということになってしまう。

2016-02-24 18:17:17
佐藤正美 @satou_masami

仮に、その人の考えかたが正しいとしても――遺憾ながら、そう判断できるほどの充分な前提を示してくれていないことが多いのですが――、広大な(知識の)海のなかでは、僅かな一滴にすぎない。

2016-02-24 18:20:33
佐藤正美 @satou_masami

学問の海(の広大さ)を観れば、みずからが最高などという自惚れは消え去ってしまうと思うのだが、、、。みずからを、たかが蛸壺の1つにすぎない、と考えて、謙虚になると思うのだが、、、。

2016-02-24 18:23:20
佐藤正美 @satou_masami

私は、ときどき、みずからが、ドン・キホーテのように感じることがある。ドン・キホーテは、セルバンテス作の長編小説に出てくる主人公ですが、騎士道の物語を読み過ぎて、妄想に陥って、みずから騎士を真似して、痩せ馬ロシナンテに跨(またが)って旅に出て、滑稽な冒険をする、、、。

2016-02-24 18:27:24
佐藤正美 @satou_masami

私は、実力がないにもかかわらず、モデル作成技術を作るなどという大それた仕事(旅)に向かったことを後悔しているのではないか。痩せ馬 TM(私が編んだモデル作成技術)に跨って、滑稽な旅を続けている道化師のような思いがする。

2016-02-24 18:30:33
佐藤正美 @satou_masami

TM(モデル作成技術)に総力を注いた割には、なんら、独自な着想などない、ということがわかったあとには、寂しさしか のこらない。20年を費やして、私が作った物は、この程度のものにすぎなかったのか、、、それにしては、払った代償が多すぎる。

2016-02-24 18:33:43
佐藤正美 @satou_masami

もし、コンサルタントが理想的なソリューションを提示して、ユーザがそのとおりにやって失敗しても、「かれら(ユーザ)には、そのやりかたを体得する実力がなかった」と言い逃れすれば、コンサルタントの実力を疑われることはない――ユーザが力不足であった、というふうに責任を転嫁できるから。

2016-02-24 18:36:40