【放射脳も】 恐怖心という呪いが解けないのは何故か 【信仰も】

人が未知のものに触れてそれを警戒する=怖がるのは自然な行動。だが、 1)リスクの程度を理解する 2)リスクから遠ざかる 3)リスクを無力化する というプロセスの過程で、(1)をすっ飛ばして(2)で固定しちゃう門外漢が、その後頑なになるのは何故なんだぜ、っていう話。
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加藤AZUKI @azukiglg

上杉隆 氏の発言をきっかけに移住したと発言しているツイッターアカウント - 上杉隆 氏についての検証 www34.atwiki.jp/ddic54/pages/2…

2016-03-08 12:31:10

思う所あってつらつら遡ってました

加藤AZUKI @azukiglg

「呪い」が今も解けていない人の過去の言動と、「誰からどのような影響を受けて、誰の言葉を今も信奉(RT)し続けているかを、ちょっと必要ができたんで追ってみたんだけど、軽くリサーチした感想としては、 「あー、ホラーが売れない理由がわかるわw」 であった。

2016-03-08 11:11:08
加藤AZUKI @azukiglg

今回の場合の「呪い」は、2011年3月に端を発する一連のアレで、恐らく今以て日本で最も多くの憑依者、被呪者を誇る、原発・放射能恐怖症の類。 ナントカフォビアの類の一種なのだろうなと思うけど、「情報の遮断」でなく、自発的な選別で「自ら恐怖症状態を維持しようとする」という呪いというか

2016-03-08 11:14:06
加藤AZUKI @azukiglg

人が「怖いもの(対象物)」と対峙した場合、そこから起こりうる最悪を予期して「恐怖」(警戒心)を持つ。警戒心(恐怖心)を持つことそのものは自己生存性を高めるための予備行動みたいなものだから、別に否定されることでも忌避されることでもないとは思う。

2016-03-08 11:16:11
加藤AZUKI @azukiglg

ほんで、問題は「対象物に対して恐怖心を持った後」にどのような行動を起こすか。 恐怖心=危機に対する警戒心であるなら、 1)対象物のリスクの程度を理解する 2)対象物のリスクから遠ざかる 3)対象物のリスクを無力化する とかが必要で、それが行われる。はず。

2016-03-08 11:18:14
加藤AZUKI @azukiglg

……なんだけど、既知の対象に対して、或いは理解が進んでいる対象に対して、または理解はしていないけど経験によって「大きなリスクが発生する確率が低い」と知っているものに対しては、恐怖心は薄れる。薄れると、リスクと受け取らないから、対処そのものをしない。例えば「北朝鮮の核攻撃」の類。

2016-03-08 11:19:42
加藤AZUKI @azukiglg

北朝鮮のミサイル発射や、日米がそれに対して行う警戒、自衛隊による迎撃ミサイル配備や国からの全国への「ミサイル発射警戒情報」とかは確実にミサイルを無力化できるわけではないけど、そのための努力として行われていて、しかも毎回大した問題が起きないから、一般人のリスク意識は希薄化してる。

2016-03-08 11:21:05
加藤AZUKI @azukiglg

国の努力に信頼が寄せられてリスクが軽減されてるというよりは、対象物のリスクの程度が低いところで評価固定されてるから、「ミサイル?また?」「へーミサイルw」とかで落ち着いて、あんまりパニックとか起こさなくなった。初めて日本列島飛びこえたときはあんだけ騒いだけど。

2016-03-08 11:22:28
加藤AZUKI @azukiglg

北のミサイルは「慣れ」によって恐怖心が薄らいだ、というか。 原発事故からの放射能恐怖症(俗に「放射脳」と呼ばれるアレ)の場合は、(1)の理解でリスク評価が低減した人と、却って高まった人がいて。 twitter.com/azukiglg/statu…

2016-03-08 11:24:06
加藤AZUKI @azukiglg

対象物のリスクの程度をまず理解出来れば、それらのリスクを無力化するにはどうしたらいいか?という解決策に至れる。手に負えないと分かったときは、「とりあえず遠ざかる」ことで、問題を解決はしないがリスクの及ぶ影響を最小化しようとすることができる。

2016-03-08 11:25:21
加藤AZUKI @azukiglg

震災直後からの数年間で「移住」とか「自主避難」とかした子供の母の類は、この(2)対象物のリスクからとりあえず遠ざかろうとした、のだろうな、と。門外漢が(1)リスクの程度を理解するというのは容易なことではないから、解決は他人に任せて自分はとりあえず逃げる、という感じ。

2016-03-08 11:26:39
加藤AZUKI @azukiglg

当時も「自主避難はやりすぎ」「そこまでは必要ない」とされ、またその後も「自主避難するほどじゃない」「今はもう大丈夫」「金の切れ目が縁の切れ目」的にひっそり戻ってきた人々もいたんだろうけども、今以て「そんなはずはないんだ、自分の選択は正しいんだ」という恐怖症が持続してる人はいて。

2016-03-08 11:27:54
加藤AZUKI @azukiglg

(1)対象物のリスクの程度を理解するのに、確かに「2011年やその直後くらいの、情報が極めて少なかった時期」ならば、門外漢にできることは少なかっただろう。その意味で(2)とりあえず遠ざかるは間違いではなかったとは思う。思うけど……

2016-03-08 11:29:21
加藤AZUKI @azukiglg

そのときの判断を肯定するために、今も「リスクの程度をの理解」を拒絶したり、或いは「自分の判断が最適だったことを肯定するために都合のいい情報」だけを選択的に選び続けるというのは、「恐怖心を肯定するために、対象物のリスクを過大評価し続ける」ということではないのかな、と。

2016-03-08 11:30:28
加藤AZUKI @azukiglg

つまり、「自分の正しさを証明し続けるためには、自分が警戒したリスクが持続し続け、或いはより悪化し続けてくれなければ【立つ瀬が無い】」

2016-03-08 11:33:48
加藤AZUKI @azukiglg

恐怖心は「リスクに対する警戒」から起きる。 最終的には、(3)対象物のリスクは解消/無力化され安寧を得られるのが一番いいはずなんだけど、それを期待しながらもそれに近付くことを「喜ばない」という。

2016-03-08 11:35:00
加藤AZUKI @azukiglg

「恐怖心を持ち、リスクを警戒し続ける自分の正しさ」を肯定するには、 「自分の正しさの根拠となる、恐怖すべきリスクの悪辣さ」が減衰しないほうがより好都合、となる。 結果として、「正しき恐怖心を肯定するためには、悪辣な恐怖が存在し続けたほうがよい」ということに。

2016-03-08 11:36:29
加藤AZUKI @azukiglg

宗教・信仰の類で、終末を殊更に恐ろしいものとして訴えたり、それへの備えをしている「我々信徒だけは救済される」という正義を叫んだりするのも、多分それと通底している。放射能恐怖症の人々は「事態が収束しないほうが逃げた自分を肯定し続けられる」と考えるのも同じ。

2016-03-08 11:37:47
加藤AZUKI @azukiglg

マスメディアが「政府は無能である」と叫ぶのも同じで、政府が無能でなければそれを指弾する報道が正義として支持を得られない。 野党が「与党は無能である」と叫ぶのも同じで、与党が無能でなければ自分達がそれに取って代わる根拠にできない。

2016-03-08 11:39:00
加藤AZUKI @azukiglg

再掲】 自らを善と定義するものは、自らが善で在り続けるために、常に悪を必要とする。――AZUKI教聖典第五章

2016-03-08 11:41:00
加藤AZUKI @azukiglg

再掲】 「自分が何をしているか、それが自分に何を起こすかはわからないが、自分は正義を行っており、自分の正義は支持されている。故に、楯突くものは悪であり、自分の正義によって起こる副次的事態は少なくとも現状よりマシである」って論理が多すぎだよなあ

2016-03-08 11:41:33
加藤AZUKI @azukiglg

再掲】 「自分は正しい」→「正しいが弱者なので手段を選ばないことが許される」→「自分の行為は間違っていたかもしれないが、自分は善意でそれをした」→「自分は無知だったので、正しいかどうか判断できなかったが、無垢なので許される」→「悪いのは自分を騙した者達」→「自分も被害者」

2016-03-08 11:41:57
加藤AZUKI @azukiglg

再掲】 「自分達は被害者だと思っていたがそうではなかった。加害者だった」というのは商品になりにくいけど、「自分達が良かれと思ってしてきたことは、誰かに騙された結果だった。我々を騙した奴等が悪い。我々は騙された被害者だった」は容易に乗り換えやすい。

2016-03-08 11:42:14
加藤AZUKI @azukiglg

再】人は【善悪】で思考を停止させるが停止した思考を再起動するときには【損得】を使う。○○と思っていたが、それは【損】だからやめた、或いは【得】するために始めた、とか。現状、原発を止め続けることは損にしかならないので、この損に耐えきれなくなった人から順にひっそりと宗旨替えすると思う

2016-03-08 11:43:14