精子バンクがもし一般化したら？

Hiroshi Yamaguchi @HYamaguchi

「子産めない女性は寄付を」　「２人以上」発言の校長：朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASJ3D…

中西大輔 @daihiko

1人では産めないけどな。

伽羅@かまきり @P_Kyala

@daihiko 精子バンクがありますもん。優秀な種を買えるし、一人で産めますよん

中西大輔 @daihiko

精子バンクによって子どもを産み育てるのがもっと一般的になるかどうか、思考実験をしてみよう。

中西大輔 @daihiko

保育園制度が充実し、子どもが一人で育てやすいようになったとする。男性はいらないので、多くの女性が精子バンクから精子を買って子どもを産み育てるようになる。

中西大輔 @daihiko

男性は女性を養う必要がなくなった分、税をたくさん払うという形で間接的に子育てに関わるようになる。

中西大輔 @daihiko

ところが男性の性欲はそのような形に最適化されていない。男性は直接女性に精子を送り込みたいのだ。

中西大輔 @daihiko

ところが精子バンクで精子を購入しやすい状況が生まれると、相対的に性欲の少ない女性は男性とのセックスを避けるようになる。

中西大輔 @daihiko

男性はどうしたらいいだろう。生のセックスができないとすると、精子バンクに精子を預ける方がよい。が、精子バンクに精子を預けても気持ちがよいわけではない。

中西大輔 @daihiko

精子バンクに精子を預けない男性は子孫を残さない。

中西大輔 @daihiko

精子バンクでは男性のスペックによって精子の値段が決まるので、社会的に成功した男性は高いお金で精子を得ることができる。

中西大輔 @daihiko

お金持ちの女性は高い精子を購入できるが、貧乏な女性は「質の低い」精子しか買うことができない。

中西大輔 @daihiko

このように、男性も女性も世代経過にともない、格差を拡大していく。

中西大輔 @daihiko

間に精子バンク業者が入ることによって「男性が金のない女性を養う」ときよりも、より貧乏な社会が到来する。

中西大輔 @daihiko

中間搾取が生じるからだ。ところが、そうなると、低階層の女性は「精子バンクから買わないで男性に直接もらおう」と考えるようになる。男性の性欲を利用したほうがただで精子が手に入り、しかも男性に養ってもらえる可能性が高まるからだ。

中西大輔 @daihiko

ところがそれは高階層の男性も考えるので、「ただで精子をやるから」といって低階層の女性を「買う」ようになるかもしれない。そうなると低階層の男性は用なしになる。

中西大輔 @daihiko

高階層の女性は高い精子を購入して一人で子育てをし、低階層の女性は高い階層の男性にかこってもらうようになる。

中西大輔 @daihiko

かくして低階層の女性は主婦となり高階層の男性に養ってもらい、高階層の女性は独立して「活躍」する社会が到来する。

hummingbird @yoshikotori

@daihiko 女性の卵子も同じだね。病歴やスペックも含め、やはり優性なものが選ばれる。

中西大輔 @daihiko

これはちょっとちがって、卵子はそもそも貴重なもので数が限られている。精子はいくらでも作れる。男性にとって卵子の質はそれほど重要ではない。自分で産むわけでもないし、そもそも卵子が貴重。

中西大輔 @daihiko

結局キモくて貧乏なおっさんが救われる未来にならないのは確実だな。

中西大輔 @daihiko

どうにかしてキモくて貧乏なおっさんが活躍する社会を描きたかったのに、どうしてもそうはならないね。

中西大輔 @daihiko

僕の中ではむしろ世の中女性の方が活躍しやすいようにできていて、低階層のおっさんは本当に活躍できない。

満天星 @ichiziQu

@daihiko 精子バンクを女性の選択権のみが伸長したというアナロジーとして読み替えても結果は余り変わらないように思えますし、今の日本の課題なのでは感があるので、その解決策の１つとして男性権力の復権みたいな言説が出るのは乗るか反るかはともかく合点がいくような気がします。