美鈴 @misuzusakurai1 さんの「 #集団的自衛権 と #改憲 」 #安倍晋三 #伊勢崎賢治

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misuzu sakurai @misuzusakurai1

科学技術が進歩した現在、沖縄に基地を集中させておくことや海兵隊のための新しい基地は、北朝鮮や中国のミサイルにより攻撃の対象になるものであるということです。アメリカが沖縄や日本各地だけでなく、グアムや韓国などで進めている米軍基地の強化が中国や北朝鮮の戦争に進めば日本も戦場になります

2016-03-13 16:43:04
misuzu sakurai @misuzusakurai1

戦争は政治的な目的を達成するために国家によって行われるものです。そんな戦争に関して、互いに相容れない、二つの見方が存在します。一つは、戦争は絶対的に悪であり、いかなる理由があったとしても認められるものではないので、戦争の理由や方法について考えるのは無意味であるという見方です。

2016-03-13 16:45:15
misuzu sakurai @misuzusakurai1

このような立場は、一般的に「平和主義」といわれます。これに対し「現実主義」と言われるもう一つの見方が存在します。これら両極端の議論では、いつまでも平行線をたどるしかありません。そこではたして正しい戦争は存在するのか、という疑問に答えようとしたのが「正戦論」といわれるものです。

2016-03-13 16:46:06
misuzu sakurai @misuzusakurai1

13世紀イタリアの神学者トマス・アクィナスは正しい戦争があるとすれば、それは①正当な権威、②正当な原因、③正当な意図がなければならないと主張しました。この考え方はその後、戦争が正当な理由を持つことと、戦争が正しく行われることを正しい戦争の要件と考える枠組みへと整理されていきます。

2016-03-13 16:47:14
misuzu sakurai @misuzusakurai1

アメリカの政治哲学者マイケル・ウォルツァーは、戦争に道徳を持ち込むべきではないとする現実主義者に対し、政治家や軍人は戦争に関する国際法を破った時、嘘をついてそれを誤魔化したり、真実を隠そうとしたりする。これは道徳心から自己を正当化せずにはいられないからであると言っています。

2016-03-13 16:48:30
misuzu sakurai @misuzusakurai1

正しい戦争が存在するという点で、戦争は絶対悪であるとする「平和主義」とは区別され、手段として戦争にも一定の道徳性が要求されるとする点で「現実主義」とも区別されるのがウォルツァーの「正戦論」です。正戦論は、伝統的に戦争に訴えることが許容される6つの条件を提起してきました。

2016-03-13 16:49:33
misuzu sakurai @misuzusakurai1

第一に、「正しい原因」です。戦略に対する自衛、罪のない人々の保護など正当な理由がなければ、それは正しい戦争とは言えません。第二に、「正しい意図」です。武力行使が征服や報復を意図したものであってはなりません。

2016-03-13 16:50:26
misuzu sakurai @misuzusakurai1

第三に、「正式な権威」です。公的な手続きを通じて人々が開戦に同意していることがもとめられます。第四には軍事力の行使が万策尽きた後の「最終手段」であること、第五に、「成功の見込み」があること、そして第六に「比例性」、戦争によって達成される善が戦争の過程で生じる悪より大きいことです。

2016-03-13 16:51:03
misuzu sakurai @misuzusakurai1

これら六つの条件の中で、ウォルツァーは第一の条件である「正しい原因」を最も重視します。ウォルツァーは純粋に正しい戦争と言えるのは、「自衛戦争のみ」であると結論に至ります。

2016-03-13 16:51:28
misuzu sakurai @misuzusakurai1

今、憲法が最高権力者によって公然と無視されようとしています。麻生氏が、かつて「ナチスの手口を学べ」と言ったことがあります。ナチスは法律で憲法を無視しました。それを、いま安倍総理がやっています。だから、いまが日本国憲法の最大の危機なのです。

2016-03-13 16:54:35
misuzu sakurai @misuzusakurai1

集団的自衛権の本質は、同盟国が協力を求めてきたときに軍事行動をするかどうかという問題です。では、誰がそれを行使するのか。それは、「傲慢症候群」と名付けられた一種の“権力中毒”に陥っているのではないか、と言われてる安倍総理大臣です。

2016-03-13 16:55:37
misuzu sakurai @misuzusakurai1

フロイトは1933年に、どうすれば戦争を廃止できるかというアインシュタインの問いに答えて、戦争を廃止するためには、各国の主権を制限する国際連邦を形成するだけでなく、人々が戦争行為に嫌悪を感じるような文明化(文化)が不可欠である、と述べました。

2016-03-13 16:57:38
misuzu sakurai @misuzusakurai1

戦争への拒絶は、単なる知性レベルでの拒否、単なる感情レベルでの拒否ではないと思われるのです。少なくとも平和主義者なら拒否反応は体と心の奥底からわき上がってくるはずなのです。

2016-03-13 16:58:08
misuzu sakurai @misuzusakurai1

戦争への拒絶、それは平和主義者の体と心の奥底にあるものが激しい形で外にあらわれたものなのです。私はこう考えます。このような意識のあり方が戦争の残虐さそのものに劣らぬほど戦争への嫌悪感を生み出す原因となっている、と。「ヒトはなぜ戦争をするのか-アインシュタインとフロイトの往復書簡」

2016-03-13 16:59:06