心の輝きは空よりも眩(まぶ)しく、心の闇は海よりも深い 名作ゲーム・タクティクスオウガで遊んだ世代が歴史研究をする時代に

壮大な歴史の流れを説明しつつ、人間世界の葛藤を描きたい。
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巫俊(ふしゅん) @fushunia

@baisetusai 島の北東の岬にある首都ハイムは、貿易主体の港市なのだと思います。それに対して、一番肥沃なゾード川流域で農耕(西海岸で海上貿易も)しているのが、最大人口のガルガスタン人。ウォルスタ人は東南部。

2016-03-17 15:42:21
Hoehoe @baisetusai

@fushunia ガルガスタン=寒い、というイメージが強いので彼らの農業力は疑問なんですよねw設定上は多分農業地帯のはずだと思います

2016-03-17 15:44:13
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@baisetusai 地名のオンラインヘルプに「コリタニ地方は島内でもっとも肥沃なところ」「ゾード川が作った肥沃な湿地」とあります。寒いのは、隣の高地地方のブリガンテス地方だと

2016-03-17 15:50:40
Hoehoe @baisetusai

@fushunia コリタニは湿地帯と密林で、ブリガンテスは雪原でしたねえ。案外南アジアみたいなイメージなのでしょうか

2016-03-17 15:52:44
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@baisetusai 現代アフガニスタンと似ている気がしますね。首都カブールは北部に隣接しているので、北部同盟のタジク人が多いけど、南部の田舎には最大人口のパシュトゥーン人が多いし、中央部にハザラ人という1割の民族もいる。構成がタクティクスオウガの世界とよくにている気がします。

2016-03-17 15:47:42
Hoehoe @baisetusai

@fushunia タジクの若き英雄がゼノビアの秘密情報機関に支援されて、暗黒騎士団パキスタンに暗殺されるんですよね(混ざってる

2016-03-17 15:49:36
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@baisetusai デニムやカチュアは差別感情とか持ってないけど、政権運営という上では、貴族院とかに配慮しないといけないですからね。エンディングに「貴族院代表」という名前のソードマスター出てくるじゃないですか。首都の人口はバクラム人主体なので、

2016-03-17 15:39:49
Hoehoe @baisetusai

@fushunia カチュアはドロドロした感情が先にたって目立ちませんが底には何かはあったと思うし、デニム君は差別主義者ではありませんがオリビアとの再会シーンではウォルスタへの強い帰属意識が出ていたと感じました

2016-03-17 15:42:50
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@baisetusai ブリガンテスには、ウォルスタ人も少なからずいるようです。バスク教(竜使いの女の子はガルガスタン人ですが)が関係していそうですね。

2016-03-17 15:51:51
Hoehoe @baisetusai

@fushunia 信仰で結ばれている集団では迫害は少なかったりしたんでしょうね

2016-03-17 15:54:08
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@baisetusai フィラーハ教からバスク教への迫害はあったみたいですね。小勢力間の利害対立や争いはつねに「民族」単位で行われる訳ではない、はアフガニスタン紛争の本にも出てきますね。島単位の大きな利害調整が3民族の構成を人為的につくった感じでしょうか

2016-03-17 15:57:52
巫俊(ふしゅん) @fushunia

壬申の乱で重要なのは、大倭(やまと)での戦いですね。関ケ原に根拠地を置いた大海人皇子は、数万の東国軍を2手にわけて、近江路と伊賀路に派遣しました。

2016-03-17 14:31:40
巫俊(ふしゅん) @fushunia

伊賀路から大倭(やまと)に向かった大倭派遣軍が、敵の本拠地の近江京の後ろの山前(明智光秀のあの山崎)に回り込む展開が、実は一番重要だったんじゃないかと思っています。

2016-03-17 14:35:21
巫俊(ふしゅん) @fushunia

近江京を捨てて西国に脱出しようとした大友皇子は、山前で捕捉されて、自殺しています。

2016-03-17 14:36:16
巫俊(ふしゅん) @fushunia

そんな訳で、私は日本古代史とかのエッセイもちょっと書いてるんですけど、ひそかにオウガっぽい記述にするのが、自分のささやかな楽しみです。

2016-03-17 14:37:58
巫俊(ふしゅん) @fushunia

寄生植物のヤドリギの民俗史的研究とか、そういうのに興味を持ったのも、伝説のオウガバトルのアイテム「おうごんのえだ」とか「ヤドリギのは」からでした。

2016-03-17 14:40:51
巫俊(ふしゅん) @fushunia

壮大な歴史の流れを説明しつつ、人間世界の葛藤を描きたい。私の研究テーマはオウガそのものなんです(笑)

2016-03-17 14:46:37
巫俊(ふしゅん) @fushunia

牛鬼渕(うしおにふち)の地名と伝説を見つけたときも、ファイナルファンタジータクティクスの牛鬼(ぎゅうき)を思い出して、わくわくしました。

2016-03-17 14:52:56
巫俊(ふしゅん) @fushunia

南方熊楠が指摘しているんですが、西欧のシンデレラ物語と同じ話が、あれは唐代でしたっけ、その当時の中国の少数民族の伝説物語に出てくるという話を書いていました。中沢新一さんのカイエソバージュという講談社選書メチエシリーズに出てきます。

2016-03-17 00:29:30
巫俊(ふしゅん) @fushunia

中沢さんは、新石器時代の1万年以上前にさかのぼる物語が「シンデレラ」だと言ってるんですが、そこまで言い切れるかどうかはわかりません。

2016-03-17 00:30:23
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ただ、1万年以上前からの東西交流というか、広域の移動があるということが、石器とかそういうのだけじゃなくて、「文化」や「言葉」に見いだせるとしたら、それは一番興味があることなんです。

2016-03-17 00:31:39
巫俊(ふしゅん) @fushunia

中沢さんのカイエソバージュシリーズ(人類学の本)を大学生のころに読みまして、実証主義的な部分とは別として、おおいに哲学的精神を刺激されたわけです。

2016-03-17 00:32:52
巫俊(ふしゅん) @fushunia

当時は、ネットの歴史掲示板に「南半球の歴史について」のスレを立てたら、「南半球に歴史なんてありませんよ」って言われる時代だったんです

2016-03-17 00:33:59
巫俊(ふしゅん) @fushunia

まもなく、講談社現代新書『新書アフリカ史』とかが出てきて、そんなこと言われる時代でもなくなったんですけど

2016-03-17 00:34:42
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@baisetusai 馬車とか、特定のアイテムについては、そんなに古いものじゃなかったと思います。シンデレラ物語の基本は「灰かぶり姫」で、その部分が中国唐代の説話と類似していたはず。中国のは、魚の骨を祭った少女がシンデレラ的出世をとげるはず

2016-03-17 00:51:07