シネマ

DVD映画鑑賞記録
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Saori Watanabe @wsary

【シネマ34】@NIQ_29さん推薦『父の祈りを』。傑作。アイルランド紛争系では『麦の穂を揺らす風』といい勝負。亡きポスルスウェイトいいなあ。イギリス司法史上最大の冤罪事件。昨今の検察問題連想してしまう。現実は映画より複雑だが、人が、正しさがいかに危ういか。とにかく暴力はいやだ。

2011-01-20 20:33:33
Saori Watanabe @wsary

【シネマ33】『ずっとあなたを愛してる』http://ow.ly/1rZCER 作家フィリップ・クローデルが監督。自分の息子を手にかけたある女性の、物語。失ったものを取り戻すことはできないし、傷は癒えなくとも。作家らしく世界のあらゆる要素を語りすぎかもしれないが、観てよかった。

2011-01-13 21:00:11
Saori Watanabe @wsary

【シネマ32】今更ながら『インセプション』。とてもよくできた娯楽映画。映画の内容とは全く関係ないが、謙氏がAML患者であることが以前から本当に不思議で。家族以外立ち入れない、血液疾患のクリーンルームを思い出す。あんな状態まで寛解している人を見たことがない。驚異的としか言えない。

2011-01-06 21:09:46
Saori Watanabe @wsary

【シネマ29】キム・ギドク監督『絶対の愛』→http://bit.ly/iafHE4。美容整形が一般化している韓国社会の、「外見」と「愛」の生々しい残酷さを描く。キム・ギドクが純愛映画を撮るとこうなる…。いつも観る側にすごいプレッシャーかけてくるけれど、ソン・ヒョナの狂演が圧巻。

2010-12-31 16:06:46
Saori Watanabe @wsary

【シネマ28】ソクーロフ監督『太陽』→http://bit.ly/dXMQrC日本では2館でしか上映されなかった。戦争映画ではない。昭和天皇=「神」が「人」となる数日間、人としての葛藤をユーモアと演劇的表現でもって描く。皇室の生活風景、小道具が興味深い。イッセー尾形と桃井かおり。

2010-12-25 17:12:48
Saori Watanabe @wsary

【シネマ27】イーストウッド最後の西部劇、『許されざる者』。92年の不朽の名作。暴力への暴力、悲劇への悲劇。「復讐」の劇。イーストウッドの真骨頂は、『グラン・トリノ』も同じく、本当の「人殺し」の目。人が死ぬ映画は山ほどあるが、殺すことの、死の重みを体現できる俳優はあんまりいない。

2010-12-25 14:55:53
Saori Watanabe @wsary

【シネマ26】『扉をたたく人』http://bit.ly/dB6lF8 9・11後のアメリカに翻弄されるシリア難民の若者と、"do nothing"の大学教授との出会い。アメリカの入管の拘置所の様子はほとんど日本と変わらない。刑務所の、ガラス越し。とても切ない映画。おすすめ。

2010-12-18 17:31:31
Saori Watanabe @wsary

【シネマ25】川田さんのいまの「本心」を、わたしは聞いてみたいと思った。政治の場に当事者として立って、何に直面し、何に悩んでいるのか。何を、我慢をしているのか。話をしたい、そう思った。ベルクで話したいなあ(笑。@KawadaOffice @KazuhiroSoda

2010-12-05 14:48:59
Saori Watanabe @wsary

【シネマ24】●小泉政権下の障害者自立支援法成立が、患者を蝕むさまも、さりげなく具体的に垣間見えてくる。先週末、3日の障害者自立支援法改正案成立後にこの作品を観て、川田議員@KawadaOfficeが初日の舞台挨拶に出ていらっしゃるのが、なんとも複雑な心境にさせる。

2010-12-05 14:47:45
Saori Watanabe @wsary

【シネマ23】●難病、身体障害の立場からすると、精神疾患の当事者の人びとの辛さの所在を具体的に突きつけられた。周囲から承認を得る、というプロセスは、「見えない」苦しみを負う難病患者にとってもきわめて難しいことだが、精神疾患はさらに「見えない」。こころは、見えない。苦しいね。

2010-12-05 14:45:25
Saori Watanabe @wsary

【シネマ22】想田和弘監督@KazuhiroSoda、『精神』http://bit.ly/cnopZo ●この作品を観ながら、わたしは複数の「自分」の視点、思いが捜索した。難病患者として。障害をもつものとして。抑うつ状態の苦しみを知る当事者として。そして、外部者として。(続

2010-12-05 14:43:34
Saori Watanabe @wsary

【シネマ21】数日前、今更観た『Elephant』http://bit.ly/eaxqOs。メランベルジェが、亡くなる前のフランス哲学のクラスで「観ておけ」と強烈な視線で言ってたのを思い出す。彼は寅さんも好きだった。「暴力」について非常によくできた映画。人はいとも危うい。誰しも。

2010-11-29 19:50:48
Saori Watanabe @wsary

【シネマ20】はるか遠くに感じる小泉政権時代の記憶を思い出してみよう、と想田和弘監督@KazuhiroSodaのドキュメンタリー映画『選挙』http://bit.ly/9NEv7JをDVD観賞。日本もビルマに負けてなかった(笑)。無残なまでの、「民主主義」の滑稽なすがた。ぜひ。

2010-11-19 21:23:43
Saori Watanabe @wsary

【シネマ19】幻想という気もする、と言っていた。鉄朗は、映画の中で、最期は優しいNPOや仲間や、吉永小百合というきわめつけの良心にみとられる。けれど、現実は映画とは違う、『家族』の成立はもはや血縁や他人かどうかではなく、知的な努力の上に成り立つ面倒な関係性だ、と山田洋二が言う。

2010-09-30 17:59:36
Saori Watanabe @wsary

【シネマ18】ティッシュを手にしくしく泣く。いいんだ、だってサカモト教授も、NYで1人で寅さん観て泣いたりしてるって、前言っていた。福岡伸一氏も、寅さんは『分際』をわきまえた生物学的にも魅力的な人間だって言ってた。9月の朝日の紙面で、山田監督が、「家族」がいいものとはしょせん、

2010-09-30 17:51:41
Saori Watanabe @wsary

【シネマ17】ナボールは鎮痛剤としては役立たずであったが、解熱剤としてはある程度抑制作用があったらしい。痛みのレベルは変化ないが、昼前から発熱レベル微妙に上昇、37.5まできたのでベッドに沈む。山田洋二『おとうと』観賞。23歳までに寅さん全48作を2周は観ているわたしとしては、

2010-09-30 17:48:57
Saori Watanabe @wsary

【シネマ16】キューバの亡命作家、イナルド・アレナスの同名自伝が原作。これこそまさに、ドラマのような人生。シュナベール作品は、重いテーマでもうまくユーモアと幻想を駆使して、観る側を疲れさせない。しかし、直腸で「運び屋」してもらって原稿を刑務所の外に出すのには、オドロイタよ、、、。

2010-09-09 23:17:43
Saori Watanabe @wsary

【シネマ15】昨日怒涛の外来ですっかり消耗し、今日はぐったりと動けず。思考や悩ましい物事は横に置いて、身体を休める。ひとには、休息が必要だ、無理の過剰は破綻を呼ぶ。どんな状況でも。『潜水服は蝶の夢を見る』でシュナーベル作品を更に観たくなり、ツタヤディスカスで『夜になるまえに』を。

2010-09-09 23:10:32
Saori Watanabe @wsary

【シネマ14】ひとは、身動きもできず、よだれを垂らし、「異形」のすがたになったときにこそ、気づく。老いや死を避けられる人はいない。病や災厄に、必然性や理由を求めても、どこにも、ない。「不条理」にどう向き合うか。社会がどう受け止めるか。社会の懐は、その中を生きるひとびとの懐。

2010-09-05 00:26:01
Saori Watanabe @wsary

【シネマ13】まったく正気なのに、言葉を話すこともできず、自力では動くこともできないという体験は、ステロイド投与のショック状態の時を思い出させる。とてもじゃないが、気が狂いそうだった。ある日突然、自分が、全く変質する。でも、徐々に、ほんとうは、何も変わっていないことが、わかる。

2010-09-05 00:14:37
Saori Watanabe @wsary

【シネマ12】彼は、言語療法士と協力して、左目の瞬きだけでコミュニケーションを取る訓練をし、本を書く。映画は彼が覚醒し、目覚めるシーンから始まるが、彼の目線からの光景やモノローグのリアリティに、わたしも既視感や記憶のフラッシュバックが起きてくらくらした。

2010-09-05 00:08:33
Saori Watanabe @wsary

【シネマ11】ここしばらく、DVDを観る余裕も全くなかった。「潜水服は蝶の夢を見る」観了。すごくいい映画。ELLEの編集長として謳歌していたジャン=ドミニクが、40代にして脳幹出血で左目以外の全身が麻痺し、声を出すことすらできなくなる「閉じ込め症候群」に陥った実話に基づいている。

2010-09-05 00:02:06
Saori Watanabe @wsary

【シネマ10】次に対極のようなケン・ローチ、「SWEET SIXTEEN」を。わたしは、人間観としてはこちらのほうに、近さを感じる。イーストウッドが人の強さ、意志に裏打ちされるなら、ケンは弱く、悲劇的だが、矛盾の中で這いずって生きようとする底辺の人々を描き続ける。ジイサマ頑張れ。

2010-08-17 19:48:27
Saori Watanabe @wsary

【シネマ9】イーストウッドらしい、古き良き、健全な精神。この時代、普通に直球で感動する映画を撮り続けるジイサマには相変わらず脱帽する。「グラン・トリノ」の打ちのめされ感はないが、マンデラの言葉が、イーストウッドの人間の意志、強さへの信頼が、素直に伝わってくる。

2010-08-17 19:41:25
Saori Watanabe @wsary

【シネマ8】最近、病態が抑えきれない傾向が強まり、日中活動できる時間が短くなった。最早意志の力どうこうの問題ではなく、休まないと耐えきれぬうえ更なる悪化を招く。書類、手続き、調べ物、今日は諦める。アイスパックをあてながら、イーストウッド「インビクタス 負けざる者たち」観了。

2010-08-17 19:33:18