廃棄物日誌 LOG:13

廃棄物13号@カクヨム連載中 @eibis_splicer

「しかし、これ以上は難しくなるわよ。アンタの言う通りもし私達の鹵獲が目的なら、次は全力で来るでしょうから」 「エンターは一人で撃退できるとしても、ウチらはそうもいかないからッスね」 「そこでローザ、私にいい案があるのよ」「それは何スか」 #廃棄物日誌

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「…で、ウチら中枢艦隊はここに鹵獲されることになったッス」 「意味不明すぎるわよ」 佐世保鎮守府13031番地。通称処理場。 そこに、第一巡洋艦隊中枢がいた。 #廃棄物日誌

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続く #廃棄物日誌

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目覚めたら、深海棲艦がラウンジでゲームしている光景を目にした時、どんな行動を取ればいいのか分からない。 第72機動艦隊から自分の身を守る為にこの深海生物達は、自分からここに鹵獲されにきたのだ。 #廃棄物日誌

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見返りとして新しい作戦に対する情報を提供すると泊地が言ったそうで、長門と山城、そして赤城が責任を持つことになった。 早速聞いてみると「まだない」と返ってきたのでヘッドバットを喰らわした。 #廃棄物日誌

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泊地に特別作戦の対抗作戦は良いから通常海域の防衛状況を話せと 獣狩りの銃を突き付けて問い詰めた所「5-1海域は駆逐2重巡航巡合計2で完全固定できるはずだろう、お前らの先駆者が見つけたルートだ」と吐いたのでその通りに進撃。 初っ端から戦艦。泊地に腹パン。 #廃棄物日誌

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その後二度ほど彼女の鳩尾に私の拳が叩き込まれることになったが、 夜戦にて愛宕が敵のヲ級を榴弾で怯ませてからの内臓抉りで決着が着いた。 色々と任務があるようだが、今は考えなくていいだろう。 #廃棄物日誌

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それと、榛名が改二になった。 かつて提督を想う余りコンドームに穴を開けたりとその手の工作を行ったとかで 元いた鎮守府を追放されたとかと聞いたが、たまに食事に強制排卵剤を混入することを除けばいい子だ。 所で私に盛ったとして、誰の子を身籠る事になるんだろうか。 #廃棄物日誌

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既に私の中には… #廃棄物日誌

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………コラボ本編 #廃棄物日誌

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超弩級潜水戦艦・ナガトワンダーIIの主砲に降り立つ異形の兵器。 一見すると、全身を鎧で覆った漆黒の竜騎士にも見える。 詩藤志津江専用の対AC機動兵器、アスフィクシアXIIIである。 頭部が動き、胴体のハッチが開いた。 #廃棄物日誌

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中から愛宕をお嬢様抱っこした処理場提督、詩藤志津江と生体人形のエイプリルが降りてきた。 彼女は甲板に開いた穴や所々真新しくなったナガトの船体を見て、何かがあったと察する。 「やっと帰ってきたかにゃん提督、お前がいなかった間かなりヤバかったにゃん」 #廃棄物日誌

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上から山城が声をかける。 「深海棲艦の攻撃を数回受けました。また、ネクストにも攻撃を」 いつの間にか甲板にいたラケルが説明する。空母水鬼を取り逃したことも。 「そう、ナガトや皆が無事なら問題ないわ。それで、そのネクストは？」 「敵ネクストを撃破した後に、離れました」 #廃棄物日誌

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彼女は紫に愛宕を預けると、再びアスフィクシアに乗り込む。 ハッチが閉じ、頭部が元の位置に戻り、竜騎士の口から光が漏れる。 「お母様！一体何処へ！？」エイプリルが叫ぶと、すぐに答えが返ってきた。 ≪Dの戦争バカに今回の事を全て聞き出す。そして戦闘を中止させる≫ #廃棄物日誌

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「ニーナ、ギガベースのネクストのルートを送信します。そこにいけば、彼に逢えるでしょう」 ナガトからのデータを受け取ったアスフィクシアが後ろを向き、そしてOBに似たブースト機動でギガベースへと飛んでいった。 #廃棄物日誌

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「何て速度だ。重量逆関節とは思えないな」 ギガベースの那智が言う。ナガトでの治療により、歩けるまでは回復した。 「アレがアスフィクシアにゃん。高機動に重武装による大火力、そして重装甲を全て実現した、提督専用の機動兵器」 山城が飛んでいく機体を見て言った。 #廃棄物日誌

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「アレほどまでの機体ならもしかしたら提督も…どうした大淀、何だって！？」 大淀からの通信を受けた那智が叫ぶ。 「どうしたにゃん」「金と赤のオッドアイの空母ヲ級がギガベースを襲撃してるらしい」 その言葉を聞いた山城が険しい顔をする。 「知っているんだな」 #廃棄物日誌

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那智の言葉に山城は答えず、飛んでいった方向を見続けるラケルに向けて口を開く。 「知ってたにゃんね、ラケルママ。提督を追って奴が必ず来ると」 「ええ、ニーナと彼女は、ある種の複合生命体なのですから」 山城の方を見ずに彼女は答える。 #廃棄物日誌

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「複合生命体は関係ないわ、ならどうして、一直線に来なかった」 「偶然か、あるいは命令でギガベースに向かったのでしょう。または彼が彼女の友達だと、何となく気づいたのかもしれませんね」 「待て、何の話をしている？そのヲ級は何者なんだ？」 #廃棄物日誌

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山城の代わりに長門が答えた。 「空母ヲ級改Flagship“エンタープライズ01”」 続けて赤城が言う。 「私達が知る限りで、最も危険で、強い、深海棲艦です」 #廃棄物日誌

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「にぃいなぁあ…っ！」「ヲ級うぅぅぅっ！！」 今まで全く表情を変えなかったヲ級、エンタープライズの口が歪む。 そこから覗いた歯は、まるで彼女への殺意を表すようだった。 それに呼応して、ニル・アドミラリが動き出す。 #廃棄物日誌

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「再起動しやがった！？あいつ以外にありえるってのか…」 その様を見たギガベース提督が、微かに残るあるネクストの記憶を思い起こしながら忌々しそうに呟いた。 不知火と自分がアレほどまでにダメージを与えたのに、まるで通じていないようだったからだ。 #廃棄物日誌

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「コンゴウぉぉぉおっ！！！」アドミラリの中にいる者の名を絶叫するヲ級。 ネクストの超高速突進を受けた筈の機体はアスフィクシアに体当たりし、彼女をコックピットに収容する。 即座に体勢を戻した目の前の獣に対し、霧のACはアサルトライフルとマシンガンを乱射する。 #廃棄物日誌

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ACどころか、下手な大型兵器でも耐えられないような熾烈な弾幕をアスフィクシアは潜り抜け、損傷した胴体に跳び蹴りを放つ。 同時に左脇を通って飛び出したバズーカ砲を構え、胴体に連射。 ACの特殊装甲を貫くことも可能な高速徹甲弾が次々とアドミラリに命中する。 #廃棄物日誌