【新春SS】秋津洲ラーメン二郎
- IngaSakimori
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かもちゃー!と思いつつ行列に並ぶと、私の前にいたのは麺仲間のジュンヨーさん。そのあとすぐに来たのは、おやおや、RJちゃん久しぶりかも! あれれ、HOPPOさんもキターかもー! よくみると、並んでるのは超弩級の麺ブロガーばかりだったかも! #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:18:00この店はラッキーかも~。これだけ猛者が明日のブログで宣伝してくれるかもだけど、どう転ぶかは店次第だったするのかも! 店内に入って最初にするのはカレンダーのチェックかも! これで出入の業者がわかるかも……業者はセーフ! かも! #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:18:34良かったかも、レ級やソ級じゃなくてヾ(・_・;)カモカモ #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:18:46肝心の味は、麺はアケボーノ、スープはグラーフ、野菜はリベッチオ、豚はハイ来ました超豚(アタゴン)でしたかも! 店員のオペレーションも完璧! もうこれは久々に三ツ星出すかもな? と思ったけど、秋津洲を見ても名刺をくれなかったことがマイナス。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:19:05この業界、押さえるべき人は押さえないとかも。 残念ながら星二つかも(秋津洲の星二つは、タウイタウイ泊地の甲勲章四つくらいと思ってくださいかも) #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:19:29そうそう、仲間の麺ブロガーたちと麺ケービーというグループを作りましたかも。 活動は有料ニュースグループかも。 秋津洲は主に「テレホタイムに56kモデムで快適に接続するコツ」を伝えたいと思うかも! #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:19:44以上、ヌードル亭秋津洲でしたかも。ごちかも!w #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:19:54『秋津洲と大艇ちゃんの麺ブログ』 ~ここまで~ #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:20:14一方、トラック泊地の提督の元には一本の電話が舞い込んでいた……。 「提督、テレッフォンに緊急メッセージです」 代理秘書艦の言葉に提督は走り出した。 受話器から聞こえてきたのは忘れるはずもない。毒婦の声である。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:20:37「ごきげんよう提督」 「……一体、何の用だ」 「秋津洲さんがいなくて寂しいですか? 寂しいですよねえ……日々、枕を濡らしてしまう程ですよねえ?」 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:21:00「用件はなんだ、さっさと言ってくれ」 「彼女は今、内地にいます」 息を呑む。それだけのことでも空気は動く。そして、それは受話器を通していても、伝わるのだ……伝わってしまうのだ。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:21:09「しかも、今夜……あのラーメン二郎に行くそうです」 「なっ!?」 「何が始まると思います? 大惨事ですよ? 空気を読まない秋津洲さんのこと、ギルディ大戦でも起こしてしまうかもしれないですね……」 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:21:42「っ……そ、そんなことはさせない!!」 受話器の向こうでうっとり笑っている大淀の顔が見えるようだった。 提督は余所行きの外套を羽織ると、代理秘書艦にあわてて指示を飛ばした……。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:22:10「ここがラーメン二郎かも……!!」 その夜。 盛大に道に迷った秋津洲が目的地であるラーメン二郎の本店に辿り着いたのは、午後七時を過ぎた頃だった。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:22:34「ううう……ずいぶん遅くなってしまったかも! 食べられるかも?」 営業終了の時間が迫る中、ラーメン二郎には無数の猛者達が行列をつくっている。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:22:53秋津洲が行列の最後尾に並ぶと、ほとんど同時に麺切れ終了の告知があった。 つまり、秋津洲を含めた数名が最後の客ということになるのだった。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:23:02「あっ、間に合ったかも! これは運がいいかも!」 「うふふ……どうやらファイナルロットに滑り込めたようですね、秋津洲さん」 「あっ、あなたは!?」 背中からの声。そして、秋津洲と共に最後の客となったその艦娘は見覚えのある相手だった。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:24:19「瑞穂!? 死んだはずじゃ!?」 「残念でしたね、トリックですよ。アイスランドであなたに誤射されてから、ずっと復讐を考えてきました……」 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:24:35「あっ……え、えっと、それは……あの」 わたわたと取り乱し、目を泳がせる秋津洲に構わず、水上機母艦・瑞穂(Lv2)は復讐の色に染まった瞳を光らせる。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:24:48「ようやくその機会がやってきました。このロットバトルで!」 「バ、バトル……!」 「秋津洲さんもジロリアンならご存じでしょう。 二郎のロットバトルを……」 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:26:18「と、当然知ってるかも! 秋津洲は余裕かも! タダでもやってやるかも!」 そうこう言っているうちに行列は意外なスピードで消化されていき、秋津洲たちファイナルロッターは店内の待ち椅子に腰掛ける。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:26:31「……気づきませんか?」 「な、何をかも?」 「私たちを含むファイナルロッター五人……その顔ぶれですよ!」 「か、顔ぶれ!」 秋津洲はあわてて店内を観察し、そしてマジあせった。 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:26:43「あ、あそこにいるのは自分のリズムを完全に維持し、満腹感を一切みせず完食する、佐世保の不知火ンかも!」 「右隣は、グンマー店で麺だけを食べた後、具ごとスープをビールのようにイッキした、赤城イッキです!」 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:26:58「ひ、左隣は、スープをすする時に『ジュブッ!ジュルルルル!グッポグッポ!ジュバッッ!!』と音を立てるバキューム速吸かも!」 「そして、私は……知っていると思いますが、出来の悪い機関の震動でコップの水をこぼす、ディーゼル瑞穂です」 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:27:19「私は麺をおいしそうにしゃぶるのが得意な、麺しゃぶ秋津洲かも! ぶっちゃけ、オールスター戦かも! 他の客から金とってもいいくらいのバトルだと思うかも!」 #秋津洲ラーメン二郎
2016-04-01 21:27:43