ちなみになぜ「それを実践できないか」の答えは簡単で、例えば仏教なら「この世のあらゆる事象には特に意味がない」と得心できることと、「その得心に基づいてすべてを捨てて解脱を得る」ことの間にはかなりの隔たりがあるからだ。その二つの間には紙一重の差しかないと思うようなら既に凡人ではない。
2016-04-04 22:46:16ではなぜそれが難しいかというと、生命活動というものがそもそも解脱とは相反するようにできているからで、乱暴に言えば解脱できるような個体は子孫を残さない。煩悩の多いほど経済的繁栄や繁殖に力を注ぐから、どうしても時代が進むほどに煩悩の多い個体ばかりが蔓延ることになる。
2016-04-04 22:48:18だから昔の人は、「真に悟りを得るのは一度死んだ目に遭ったような人だけだ」と喝破したのですよ。思えばゴータマもナザレ人の大工も最後の預言者も、皆死ぬような目に遭い、そして真理を得たのだ
2016-04-04 22:50:17個体が死ぬことに基本的には何の意味もない、とその個体の脳が認識するのは自由だが、その個体の身体がそれを許さねえんだよなあ
2016-04-04 22:53:23そういう意味じゃあ、現代人なら村木次官や佐藤優、高橋洋一など一度は社会的に抹殺された人たちってのは真理に近づく条件を備えている。総理大臣からの下野を経験した安倍晋三も然り。(唐突に昨日の続き)
2016-04-05 18:09:44若い頃から挫折を知らず、順調に進んできた人ってのはそれなりに解ってることも沢山あるが、それを捨ててもいいとはなかなか思えないもんなのだ
2016-04-05 18:11:13例えば社会的に捨ててはならないもの、歴史的に価値のあるもの、後代へと伝えなくてはならない智慧と技術、そういったものの価値は認めるが、だからと言ってそれらに絶対の意味があるわけでもない
2016-04-05 18:13:16かと言って「それらを擲ってでも得た悟り」に何か価値があるわけでもない。この両面のバランスを取るのが難しい。凡俗はすぐに野狐に陥る
2016-04-05 18:14:09悟っても悟らなくても良い、今死んでも良いし生き続けても良い、ただ遊び暮らすのも勤勉に働くのも同じこと、そういう意識すら表面には登らせず淡々と過ごしていきたい
2016-04-05 18:15:22働きたくないエリートの話
@jus_22 大樹将軍とか箕子の故事なんかもあるから、いくら謙譲したり狂ったフリをしても、仕事からは逃げられないのだよ
2016-04-05 08:47:06仕事を選ばず突っ込んでしまう話
母親について。毒親診断は10個中8個当てはまりました
なんだかんだ言って母親の有難さはなあ。何と言ってもなあ。息子を殺そうとするのも母親なら、死にかけた息子を必死に介抱するのも同じ女だからなあ
2016-04-04 18:31:53軍隊について。
人倫に悖る、と個々の兵士が判断して抗命していいんだ、ってのはかなり画期的なことであったんじゃないかなあ。ネガティブな意味で。つまりこれは軍隊における善悪の知識の木の実ですよ。上官の命令を個人的信条に基づいて拒否できるようならそれはもう軍隊ではない。
2016-04-05 13:06:23戦乱について