АКС-74Уの愛称(スラング)メモ

備忘録 ぼくは寝たら忘れるんだ
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ておどら @TDItheod

1990年代の国内治安機関(内務省や税警など)ではコンパクトでボディアーマーを着た犯罪者に対して高い貫通力を持ったAKS-74Uが好んで使用されたが、2000年代になって7N21など拳銃徹甲弾を使う短機関銃が発表されると瞬く間に置き換えられていったのだ

2016-04-09 10:04:20
ておどら @TDItheod

AKS-74Uはまずコンパクトかつ精度の高いAK-104/105によって隅へ追いやられ、さらに近接戦闘において同等の貫通力を有するSR-2や、最近では特にPP-19-01短機関銃によってほぼ駆逐されてしまったのである

2016-04-09 10:08:27
ておどら @TDItheod

これは何度でも言うけど、ロシア国内でのAKS-74Uの愛称には、銃口のガスチャンバー形状からタバコの吸殻を意味する「okulok(オクロク)」と、女性名クセーニヤの愛称形のひとつである「Ksyukha(クスューハ)」があるぞ

2016-04-09 16:37:05
ておどら @TDItheod

クリンコフってのは個人的な意見だけど、ロシア銃器が自由市場に参入してきた時に輸入業者が勝手に付けたんじゃないかな フルサイズは普通にAKだカラシニコフだで通じるけど、74Uを単純にAKカービンって呼ぶよりは「商品」らしいと思う

2016-04-09 16:41:11
ておどら @TDItheod

そもそもネット上でKrinkovって英語表記は見てもロシア語で書かれているのは見たことない

2016-04-09 16:44:54
ておどら @TDItheod

でもなんでクセーニヤなんだろうな カチューシャみたいに「K」だったから?

2016-04-09 16:46:39
ておどら @TDItheod

AKS-74Uの愛称、というかスラング的な名前で「сучкой(雌犬 恐らく”尻軽女”と同じニュアンス)」というものがあり、これはアフガン駐留部隊のヘリパイロットが携行具に納めていた「銃床を取り外した74U」を指すそうな pic.twitter.com/mSYFiIGPuf

2016-04-09 21:18:59
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ておどら @TDItheod

AKS-74Uには「Ксюха」という女性名から取られた愛称があるけど、どうもAKMなんかのフルサイズのAKを指す「Акулина(アクリーナ)」というスラングがあるっぽい これも女性名

2016-04-09 21:24:25
ておどら @TDItheod

AKS-74Uを指すスラングとして他にも「обрубок (切り株)」(要するに切り落とされて寸詰まり)とか、昼間に話した「окурок(吸い殻)」とかがある

2016-04-09 21:29:54
ておどら @TDItheod

AKS-74Uが開発されたのはМодернっていう計画なんだけど、アバカンとかグラッチみたいに計画名が愛称になったりはしてないんだよな

2016-04-09 21:36:04
ておどら @TDItheod

guns.allzip.org/topic/51/61764… thehighroad.org/archive/index.… 読んだ限りだと「クリンコフ」という愛称はやはりアメリカに短縮AKを持ち込んだ業者がつけた名前っぽいな

2016-04-09 21:51:27
ておどら @TDItheod

しかも「クリンコフ」がアメリカに持ち込まれた当時はロシア製AKS-74Uは輸出されておらず(大部分が国内軍などに引き取られた他元々製造数はそんなに多くなかったはず)、アメリカに入った多くは中国製やルーマニア製だったと

2016-04-09 21:53:35
ておどら @TDItheod

アフガン戦争時にソ連軍からAKSUを鹵獲したムジャヒディンが「水差し」と呼んでいて、それを商人が聞いたって記述があるんだけど、「水差し(粘土製の容器 水瓶が近い)」はロシア語で「крынка/кринка」であり、ここからкринка→Krinka→Krinkovとなったのでは?

2016-04-09 22:00:46
ておどら @TDItheod

ムジャヒディンが鹵獲したAKS-74Uを「水差し」と呼び、それを聞いた商人が「水差し」を短縮AK(ソ連製ではない)のある種商標としたのなら、水差しを指すロシア語「кринка」と、設計者の名前であり実質AKを指す「Калашников」を組み合わせた可能性は大いにあると思う

2016-04-09 22:04:13
ておどら @TDItheod

例えば KRINKa + kalashnikOV といった具合に

2016-04-09 22:06:17
ておどら @TDItheod

とりあえずロシア語では「Krinkov」は語として成立しない(苗字だとしても「水瓶の人」は意味が解らない)と思うので、ソ連軍内で湧いた言葉ではないのは間違いないと思う

2016-04-09 22:13:43

2018.05.12追記

ておどら @TDItheod

インターネッヨで見つけた「クリンコフ」という愛称に関する仮説(1)(信憑性の低いもの) ・アフガンで捕縛されたAKSUを持つ将校の姓から取られた(実際にはそんな名前の将校は居なかったらしいが) ・武器商人を指すスラングKrinkから取られた(AKSUのみを指すようになった理由がない)

2018-05-12 11:45:58
ておどら @TDItheod

(2)(短縮AKのマーケティングに付けられた説) ・ムジャヒディンがAKSUをKrinkと呼び、ソ連製以外の短縮AKを販売した業者が名付けた ・フロリダ州のKRINK社が製造した短縮AKの愛称が初出

2018-05-12 11:53:25
ておどら @TDItheod

クリンコフという名字、実在しないと思ってたけどどうも居るらしい ロシアというよりは旧ソ連の衛星国って感じだが ウクライナで指名手配されてるモルドバ人のテロリストは見つけた

2018-05-12 11:55:30
ておどら @TDItheod

「ムジャヒディンがAKSUをKrinkと呼んだ」とあるが、そもそも何語だ? ロシア語でも通じるが

2018-05-12 12:02:26
ておどら @TDItheod

パシュトー語で「カラシニコフ」が短縮され「カラコフ」「クリンコフ」に変化したという説が述べられてるようだけど、パシュトー語なんかわかりません!!!!!!!!!!!!

2018-05-12 12:13:06
ておどら @TDItheod

英語がよくわからんのでアレだけど、TFBの記事では1984年のSOFの記事が引用されていて、西側の人間がムジャヒディンからAKSUと「クリンコフ」の名を教えられたとかそんな感じらしい ムジャヒディンが「クリンコフ」と呼び始めたということか

2018-05-12 12:18:19
ておどら @TDItheod

パシュトー語でカラシニコフ(Kalashnikof)がカラコフ(Kalakof)と変化したように、アフガン東部(タジク語か?)でクラシニコフ(Krashnikof)がクリンコフ(Krinkof)と変化したことは十分考えられる、とTFBの記事では結論付けているようだけど、言語の話になると確かめようがないぞ

2018-05-12 12:25:01