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61式P：令和
@61shikiP
イラク陸軍第48歩兵師団配属の砲兵チームは155mm長距離重砲1コ大隊、130mm野砲1コ大隊、122mm榴弾砲3コ大隊計100もの火砲を有する強力な部隊であった。彼らの士気は高く39日間にも及ぶ航空攻撃に対してダミーや深く掘った壕に身を潜め17門の砲を失ったに過ぎなかった
2016-04-26 15:47:45
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@61shikiP
彼らは米軍の攻撃を受ける歩兵部隊を支援のため砲撃指示が下り1個中隊が砲撃を実施する。中隊指揮官であったアディトン中尉が砲撃を命じると中隊の６門の野砲が一斉に火を吹いた。腰まで塵と靄が立ち込めた。その斉射の2〜3分後のことだった
2016-04-26 16:00:14
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@61shikiP
中尉と部下たちは水平線方向から白い閃光が弧を描くように向かってくるのを見た。それから頭上の空で2-3秒間隔の連続した炸裂音が聞こえ、数秒間不吉な静寂が訪れた。 pic.twitter.com/b0TOIASgRD
2016-04-26 16:54:17
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@61shikiP
直後何千もの銀色に輝く金属缶が雹のように落下し、砲座.燃料タンク.弾薬集積所.車両.蛸壺の上で炸裂し野砲陣地は一瞬にして地獄絵図となった。数分と経たずに小爆弾の雨が再度降り注ぎ中隊は文字通り壊滅した。(画像は航空機投下型クラスター) pic.twitter.com/ejnkKJK7ko
2016-04-26 17:08:38
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@61shikiP
中尉と一部の部下は奇跡的に生き残ったものの、ショックで戦意を砕かれ視界に入った家の方向に向かって歩きその後米軍の捕虜となる。この2/24日午後に行われた30分間の砲撃で83門の火砲を有していたイラク48歩兵師団砲兵チームは1門も残らず全滅。師団長は「大地が大揺れした」と話している
2016-04-26 17:20:06
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@61shikiP
この攻撃は地上戦が迫った2/20-2/24までの間に行われたもので第7軍の侵攻に合わせて行われた。砲兵グループは群団砲兵の米第42.75.142野戦砲兵旅団3個を中心に米第1歩兵の師団砲兵、英第1機甲師団の師団砲兵MLRS中隊10個が参加した壮大な大砲撃であった。
2016-04-26 17:28:46
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@61shikiP
30分間に発射された弾薬は砲弾1万1千発と414発のM26ロケット弾が発射された。M26ロケットは約60万発の小爆弾を20×40kmの戦場にばら撒いた。この大砲撃の砲兵密度は投入された自走砲が350両以上にもなり1km当たり22両の自走砲が火を吹いたこととなる。
2016-04-26 17:34:04
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@61shikiP
この30分の大砲撃によってイラク軍砲兵の組織的な抵抗を完全に封じ込め、その苛烈な砲撃を目の当たりにしたイラク守備兵の多くは戦意を失い戦うこともなく降伏することとなる。彼らはこのロケット攻撃を「スチールレイン」と呼び恐れていた。
2016-04-26 17:44:49