個人的まとめ4

段々増えてきているけどどこまで伸びるの
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戚泰継 @isyutamu

目が最大の武器でもある弓の人(構造解析とか狙撃とか目が見えないとどうにもならん)があえて目の見えない状況にいるのってすっごい萌える。 完全にほど近い無力化をされている状態で、弓の人が一体何をするのか興味がある。

2016-04-30 18:20:34
戚泰継 @isyutamu

そう言えば、魔眼の一種として見鬼ってのもあるな。パッと見て、人間じゃないもの、鬼などを見分けてそれとわかってしまう人の能力。もちろん見られた側にもそれは伝わるから、相手が身を隠している場合は目撃者を殺そうとしてくるので必死に逃げたり守られたりしないといけない

2016-04-30 18:29:36
戚泰継 @isyutamu

エミヤもこの見鬼の一種なんじゃなかろうかもともと。結界の違和感に気づいたり、構造物を解析したりするし。

2016-04-30 18:41:36
戚泰継 @isyutamu

衛宮切嗣が長じて衛宮士郎を得られずに放浪し「」と契約した可能性の世界が一つだけ存在して、それを引っ張り寄せた聖杯の寵愛によって外殻の8割くらいにエミヤを使用して核の部分だけ可能性の切嗣をぶち込んで人形を作ったみたいな感じなんだろうかにゃー

2016-04-30 19:18:20
戚泰継 @isyutamu

サーヴァントにサーヴァントもどきを憑依させたデミデミサーヴァント切嗣くんみたいな。エミヤも別に自分の外殻使われるのは慣れてるし(※アンリのせい)それで切嗣でさえなければなー切嗣でさえなければもう少し心穏やかに受け入れて甘やかすのになーーーって思ってればいい

2016-04-30 19:22:05
戚泰継 @isyutamu

寧ろ聖杯の寵愛ならエミヤのほうがあるべきだろ。イリヤ聖杯と桜黒聖杯に愛されまくりだぞ。

2016-04-30 19:31:28
戚泰継 @isyutamu

呪われよ。掌を当てた鏡に向かって、静かに静かに繰り返す。 お前はできそこない。失敗作。贋作の、それでも歩き続けるしかない愚か者だ。 ひんやりとした冷たい感触が、徐々に体温を移してぬるんでいく。 その温度を重ねるように白い手が上から被さった。 「その呪い、オレにもくれよ」 #槍弓

2016-04-30 23:02:24
戚泰継 @isyutamu

「君もエミヤというのか」 ややこしいな、と冷えた目で見てくる姿に息が止まった。 「僕の方が後から来たなら、呼び名を変えるべきか」 「いいや」 凍り付いていた喉が引き攣れるように痛む。 「それは、貴方が使うべきだ」 「ならお前はアーチャーだな」 白い手が背後から肩を #切弓 #槍弓

2016-04-30 23:25:33
戚泰継 @isyutamu

「必要なのは言い訳だよ」 唇を指先でなぞりながら、男は言う。 「愛する理由、愛される理由。愛する自分を許す理由、愛される自分を許す理由」 必要なのは限定された言い訳なんだと言いながら、男は彼の膝に乗る。 「限定的状況下なら、多少の融通は利かせるべきだろう?どうせ死ぬんだ」 #槍弓

2016-04-30 23:14:29
戚泰継 @isyutamu

「言い訳をくれないか」 そっと両手を取り、指先に口付ける。 「私は行き過ぎるものだ。けしてここに留まることのない、旅人に過ぎない」 それでも、と男は地面に膝をついて跪く。 「ほんのわずかな時間を、どうか私と一緒に過ごしてほしい。藤村さん、貴方の人生のひとかけらを、私に」 #弓藤

2016-04-30 23:17:23
戚泰継 @isyutamu

「必要なのは言い訳だ」 自分よりも細い肩を抱きながら、そっと頭の天辺へ顎を乗せる。 「ここに残るのも、お前といるのも、お前を愛すのも」 「全部全部、理由がないと怖いのか」 肉を通して響く音に、空いた手で心臓を突いた。 「お前だってそうだろう。怖くて怖くて仕方ない癖に」 #士弓

2016-04-30 23:30:47
戚泰継 @isyutamu

「君は僕の縁者か」 ひんやりとした問いかけに、正とも否とも答えられずに口を噤む。 「おいおい、あんまり追い詰めるなよ」 言えない事情もわかるだろ? 背後から抱き着かれ代わりに応えた男に、ほっと息をつく。 「クーフーリン」 「へえ、君はそんな大英雄と縁があるのか」 #槍弓 #切弓

2016-04-30 23:34:59
戚泰継 @isyutamu

大英雄とじゃれ合う自分とよく似た色格好をした男に、何故か神経をひっかかれているような気分になる。 あれは自分の物ではなかったか。奇妙な独占欲がじりじりと内腑を焦げ付かせた。 「知らない顔の筈なのに」 白い髪を撫でる大英雄の手が、やけに苛つく。こちらを見て笑う顔も。 #槍弓 #切弓

2016-04-30 23:39:18
戚泰継 @isyutamu

「クーフーリン」 「駄目だ」 抱きしめた体を力づくで引き留める。 「だって、エミヤは爺さんのものなんだ」 「だからってお前の存在を引き渡す理由にはならん」 「爺さんの名前を食い潰したのは俺だ!」 「それでも」 今度はお前を食い潰すことを、お前の義父が望むというのか #槍弓 #切弓

2016-04-30 23:54:44
戚泰継 @isyutamu

あっ気づいたけど、アサミヤさんご飯食べない。一流の暗殺者だけど現代暗殺者だから毒への神耐性とかないから、エミヤさんの手料理も最初は食べたふりして捨てたり、素材そのままなのをちょろまかす程度で食べない。

2016-04-30 23:41:16
戚泰継 @isyutamu

私が書くエミヤは「エミヤ」という存在を切嗣から受け継いだつもりが、いつしか切嗣を塗りつぶして自分が食い潰してしまったという負い目がある。 ので、切嗣と相対すると凄い事になる。すごい事になる(二回目)

2016-05-01 00:01:52
戚泰継 @isyutamu

懐かしい面影の男が来た。 「新しいアサシン、エミヤって言うんだって」 一斉に皆が既にいるエミヤを見た。だが彼は穏やかに笑って人差し指を一本、唇に当てた。 (私の事は、彼に言わないで) 特殊な成り立ちだというこの英霊の意思表示に、周囲は黙って従った。胃袋を掴まれていたので。 #切弓

2016-05-01 00:09:27
戚泰継 @isyutamu

ひっそりと日常は始まった。エミヤは名を呼ばれない事を望み、彼の名前は新しいアサシンに用いられるようになった。 おい、とか、あの、とか、名前がなくても大体どうにかなるものだなあと苦笑する。 稀に文句を言ってくる面々もいたが、その日の晩飯に嫌いなものを出せば二度と言わなかった #切弓

2016-05-01 00:13:59
戚泰継 @isyutamu

そんなある日、当人同士がばったりと鉢合わせた。 これは困ったなと首を傾げて笑う彼に、新しいエミヤはじっと目を眇める。 「君の名前は、何という」 「さて、名前はないんだ」 適当に呼んでくれと肩を竦める彼に、男は不審げに顔を顰める。 「名前のない英霊などいないだろう」 #切弓

2016-05-01 00:17:55
戚泰継 @isyutamu

お前は誰だと問う声に、ああ貴方は知らないんだなあと勝手に心臓が痛くなった。 「名前のない英霊、名のある英霊の群体のうち一人、というのは珍しくない」 「だとしても群体としての名前がある筈だろう」 あのロビンフッドや、ハサン達のように。 彼の追及を躱すことは難しい様だ。 #切弓

2016-05-01 00:20:28
戚泰継 @isyutamu

「知ってどうする?」 「名がなければ不便だ」 「名無しとでも呼べばいい」 幸い、その名を使う輩はこのカルデアにまだいない。 頑なに名を教える事を拒む彼を、男は苛立たし気に睨む。 「僕の敵だからか」 「……その発想はなかったな」 成程この警戒心はそこからか。彼はふっと笑う。 #切弓

2016-05-01 00:23:55
戚泰継 @isyutamu

「心配しなくてもいい。私は貴方の敵にはならない」 「信じられるとでも?」 「ギアスでもゲッシュでも構わんが、貴方は信じないだろうなあ」 多分私も同じ立場だったら信じない。 そう苦笑して言う彼に、ますます男は不快そうに顔を歪ませる。 「だが他に言える事など無いんだ」 エミヤ #切弓

2016-05-01 00:26:51
戚泰継 @isyutamu

「私の名前は元々借り物でね、最近ようやく持ち主に会えたから、返したんだ」 だから今の私は名無しだよと踵を返す。 「名を、返す?」 「端から名無しだったんだ。最初に戻っただけさ」 ではなと手を振る背中に、彼の視線が突き刺さる。 嘘ではない。でも、本当の事でもなさそうだった。 #切弓

2016-05-01 00:31:40
戚泰継 @isyutamu

「いいのかよ」 「聞いてたのか」 角を曲がった先で、青い髪の男が彼を待っていた。 「大事な人なんだろう?」 「大事だという事と、受け入れるかどうかは別だよクーフーリン」 「それでもお前のだろうエミヤシロウ」 淡々と問い質す男に、彼は笑む。 「君達が知ってればいい」 #切弓 #槍弓

2016-05-01 00:34:59
戚泰継 @isyutamu

あの第5次聖杯戦争。そこに集うイレギュラーを含めた9人の英霊。 アルトリア、クーフーリン、ギルガメッシュ、メディア、ヘラクレス、メドゥーサ、佐々木小次郎、ハサン、アンリマユ。 「お前達が知っていればそれでいい。それ以上を望まない」 彼は笑う。この上なく幸せそうに。 #切弓 #槍弓

2016-05-01 00:38:09
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