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HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種後の有害事象の頻度は低い 〜 カナダでの研究から 〜(付記:カナダ大手新聞の自浄作用)

HPVワクチン接種後の有害事象頻度に関するカナダでの研究について、Miyakawa先生による分かりやすい解説。大手新聞The Star紙に対する研究者の反論と、The Starの謝罪記事も合わせて。
健康 医療 カナダ ワクチン HPV 子宮頸がん
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関連の最初のまとめです。

ツイートまとめ HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)に関する誤解について Miyakawa先生 @tsuyomiyakawa による簡潔で分かりやすい解説。子宮頸がんワクチンを怖がる前に、また怖がっている人も、是非ご一読を。 追記:2016年4月22日にMiyakawa先生 @tsuyomiyakawaによる充実のコメントが加わりました。是非コメント欄もご覧ください。(まとめ人が未熟なため宮川先生のコメントを別にまとめることができませんでした。お詫びいたします) 追記2:なぜ心理学.. 29528 pv 576 39 users 95

関連のまとめ、2つ目。

ツイートまとめ Miyakawa先生 による慢性疲労症候群とHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)についてツイートまとめ 慢性疲労症候群(あるいはこれと似た関連疾患)の多数のリスク要因の1つがHPVワクチン接種なのかもしれません。Miyakawa先生@tsuyomiyakawaによるためになる解説。 3802 pv 56 1 user 2

Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
連絡会事務局長の池田市議がこのツイート twitter.com/toshi2133/stat… でご紹介されていたサイトで、カナダのアルバータ州で「ワクチン接種後42日以内に、ERを訪問した数 10人に1人」であり、これが「異常」であるとされてました。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
しかし言及されている論文を見ると、その論文での結論は逆に「アルバータ州で報告されている有害事象の頻度は低く、他(アメリカ等)での報告と同等かそれ以下である」。そこで、その元論文 sciencedirect.com/science/articl… の責任著者に聞いてみました。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
するとカナダで早朝・夜間・週末の時間外外来を受け付けるのは主にEmergence Department (ED)。つまり時間外で医師に見てもらおうとすればEDにいくことに。ED訪問のトップ3の理由に腹痛、かぜ様症状、喉の痛み等が。であるので、診察待ち時間は2時間とかはざら。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
アルバータでは、10-14歳の人の総数11万人中、37-43%の人が年間に一度はEDを訪れている。このうち一部は多数回訪問者。接種から42日間で1回訪問する人がその程度いるのは全く不思議ではないとのこと。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
今回の件で、その論文の責任著者のマーガレット・ラッセル博士は「論文に数値を書くときには今後は慎重に書くことにします。Lesson learned!」と。加えて、カナダの最大手の新聞の一つでのHPVワクチンに関しての最近のエピソードを教えてくれました。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
カナダの大手新聞The Starが、昨年、HPVワクチンを受けたあとに重篤な有害事象が生じた患者さんの症例を「素晴らしい薬のダークサイド」としてセンセーショナルに一面で報道。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
それに対して、研究者のグループが、「HPVワクチンにダークサイドはないことは科学が証明している」とする反論をThe Starに投稿。 thestar.com/opinion/commen…
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
その反論では、「何百万人も接種を受けていれば、その後に接種とは無関係に、深刻な病気になったり、亡くなったりする人がたくさん出るのは当然であり、それらを接種と因果関係で結びつけるには科学的なエビデンスが必要。これまでのたくさんの研究でそのような証拠は全く得られていない。」
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
「(マスメディアのような)他の人々に影響を与えるようなポジションにいるものは、健康関連の問題については、最高のエビデンスを提供する義務がある。」と。 そういう主旨の声明が、そのThe Star紙上に掲載された。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
そして、The Star紙は、この声明を深刻に受け止め、記事が不適切であったことを認め、読者に謝罪。そして、その記事のネット版を削除。 thestar.com/opinion/public…
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
このStar紙の記事では、「The Starは、読者に健康情報を伝える際に必要な、エビデンス・ベースの科学ジャーナリズムに期待される責任の水準に達していなかった。」と。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
掲載した記事が不適切であることがわかったときは、後からこのようにきちんと認めることはたいへん重要なことで、その意味ではカナダの最大手新聞の一つであるThe Star紙はきちんと責任をとってますね。こういうことは日本のマスメディアにもぜひ見習っていただきたいです。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa
一昨日、NHKのハートネットTVで、子宮頸がんワクチンの話がでており、その「副反応」の患者さんの症状の映像がまたセンセーショナルに放映されてました。こういうのは、科学的背景もきちんと紹介した上で放映しないと極めてまずいことにマスメディアの方々には気づいていただきたいです。

コメント

飯島明子 @a_iijimaa1 2016年5月8日
まとめを更新しました。
飯島明子 @a_iijimaa1 2016年5月8日
まとめを更新しました。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa 2016年5月9日
まとめ有難うございます。アルバータ州のED訪問数の統計やED訪問理由の出典については、こちらのコメント欄 http://togetter.com/li/959517 に記しておきましたので興味の有る方はどうぞ。
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa 2016年5月9日
The Star紙の件については、カナダの研究者グループによる対応についても学ぶところがありそうです。これについては時間のとれるときによく考えてみたいところ。
宮原篤 / 書籍「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」@9月21日発売 @atsushimiyahara 2016年5月10日
その一方、東京新聞はデマ記事を書いても、訂正なし。/「東京新聞こちら特報部」のHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)に関する記事(2013年5月12日)http://togetter.com/li/503077
なみへい @namihei_twit 2016年5月10日
デマや間違いは繰り返し垂れ流すくせに、謝罪訂正はひっそり一度だけ。(そもそもしないことも。) 「信用ならないメディアは支持購入しない!」って声がもっと大きくなって関係者に届きますように。
飯島明子 @a_iijimaa1 2016年6月24日
まとめを更新しました。タイトルに「子宮頸がんワクチン」を加えました。
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