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2016年5月9日

『女王陛下のユリシーズ号』は「海洋冒険小説の傑作」と日本ではされているが、その正否は。

まとめました。
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えいち・えむ・えす・ゆりしーず @hms_ulysses

ひかすけ氏がRTしてる「村上博基訳あっての『女王陛下のユリシーズ号』では」という話、僕はなにかいえるほど英文で小説を読んだことがないのだけれど、翻訳家の故山岡洋一氏がユリシーズ号についてこう評しているのを紹介しておきたくなった honyaku-tsushin.net/hihyo/bn/ulyss…

2014-08-17 21:18:41
えいち・えむ・えす・ゆりしーず @hms_ulysses

なお山岡氏の『女王陛下のユリシーズ号』翻訳評に関しては、「この訳書が出版されたのは1967年だ (文庫版はその5年後の1972年に出版された) 。村上博基は1936年生まれだから、30歳か31歳のときの翻訳なのだ」というとこがもう honyaku-tsushin.net/hihyo/bn/ulyss…

2014-08-17 21:23:23
かっしー@けやき通りのかっちむ家@10/17エア月華新刊 @kassi_ma

山岡洋一という翻訳家さんが評論で『女王陛下のユリシーズ号』は版元が分類するような「海洋冒険小説」などではなく、似ているものをあえて挙げるならメルヴィルの『白鯨』か吉田満の『戦艦大和ノ最期』だと力説しておられたのだけど、本当にその通りだと思う。

2015-02-11 09:42:45
WARE_bluefield @WARE_bluefield

「「海洋冒険小説」の代表作とされていることだ。(略)これを「冒険」などと呼ぶものがいるだろうか。だったら、『女王陛下のユリシーズ号』も「海洋冒険小説」ではありえないのではないだろうか」 honyaku-tsushin.net/hihyo/bn/ulyss…

2016-05-06 23:50:58
WARE_bluefield @WARE_bluefield

たしか北上次郎が『銀河英雄伝説』の文庫版の解説で「冒険小説の傑作」みたいに形容して褒めてたんだけど、日本のエンタメ小説の冒険小説のジャンル分けってなぜこんな変なことになってるのだろう?

2016-05-06 23:52:46
こかだじぇい @kokada_jnet

<「おもむろに、もったいぶって」だけでもうぞくぞくするような訳文だ。原文がSlowly, deliberatelyであるのをみると、村上博基の筆の冴えは信じがたいほどだと思えてくる。>honyaku-tsushin.net/hihyo/bn/ulyss… 名訳『女王陛下のユリシーズ号』(山岡洋一)

2016-05-07 00:20:40
こかだじぇい @kokada_jnet

<『女王陛下のユリシーズ号』が冒険小説か?>問題。英語版Wikipediaでは、並び称される作品として、ハーマン・ウォーク『ケイン号の叛乱』、ニコラス・モンサラット『非情の海』があげられている。「冒険小説」というより「非情な戦争物」という認識。

2016-05-07 00:35:20
Studio BiSHOP @StudioBiSHOP

@shinkai35 肉体、精神ともにタフな男達が軍事や諜報といった社会性のある難事に挑む、つまり『鷲は舞い降りた』や『深夜プラス1』が含まれて、『海底二万里』や『トム・ソーヤー』が含まれない冒険小説の提唱者……内藤陳?

2016-05-08 00:32:22
WARE_bluefield @WARE_bluefield

内藤氏の『読まずに死ねるか!―冒険小説・面白本のおススメ・ガイド・エッセイ』が出たのが1983年なのね。 amazon.co.jp/dp/4087800393/

2016-05-08 00:50:08
WARE_bluefield @WARE_bluefield

早川書房から『冒険・スパイ小説ハンドブック』1992年ですけ。しかし、スパイ物やポリティカルフィクションが冒険小説と言われるようになった事情って本当になんだろうね? amazon.co.jp/dp/415040674X/

2016-05-08 00:51:50
こかだじぇい @kokada_jnet

.@WARE_bluefield 日本における「冒険小説」は文学運動ですからね。日本SFの勃興期に似ていますね。自分たちの好きな物はなんでも「SF」にしたように、好きなものはなんでも「冒険小説」にしてしまった。

2016-05-08 01:00:39
こかだじぇい @kokada_jnet

.@WARE_bluefield そしてユリシーズ号の英語版Wikipediaでは、並び称される作品として、ハーマン・ウォーク『ケイン号の叛乱』、ニコラス・モンサラット『非情の海』があげられていますね。海戦物というくくりですね。

2016-05-08 01:02:50
樫原辰郎 @tatsurokashi

@kokada_jnet @shinkai35 @WARE_bluefield 70年代後半に谷恒生、船戸与一が出てきて、北方謙三が再デビュー、そこに内藤陳と北上次郎の批評が乗っかったという印象があります。

2016-05-08 03:44:52
樫原辰郎 @tatsurokashi

@kokada_jnet @shinkai35 @WARE_bluefield 内藤陳の連載が、月刊プレイボーイで面白本の紹介コラムとして人気があったんですね。冒険小説協会や作家クラブが内藤を中心に出来たのも、彼と彼の店が冒険小説の業界に大変な貢献をしていたからだと思います。

2016-05-08 04:37:39
樫原辰郎 @tatsurokashi

@kokada_jnet @shinkai35 @WARE_bluefield しつこくすみません。その辺の時期に勃興した冒険小説枠に、SF作家たちも参加するんですよ。川又千秋、田中光二、高千穂遥とか。山田正紀はそれ以前から冒険小説的な作品があったし、SFとの親和性が高かった。

2016-05-08 04:59:13
樫原辰郎 @tatsurokashi

北上次郎は、生島治郎の『黄土の奔流』などを引っ張ってきて、これぞ日本の冒険小説の先駆!みたいな煽り方をしていたな。

2016-05-08 05:00:31
樫原辰郎 @tatsurokashi

80年代のうちに冒険小説は読まなくなったなぁ。一時は全く読めなくなってたし。80年代の後半からはずっとヌーヴォーロマンですよ。

2016-05-08 05:21:36
こかだじぇい @kokada_jnet

.@tatsurokashi @WARE_bluefield ご指摘のとおりですね。協会もクラブも、後に解散したのは諸行無常といいますか。なお、Wikipedia「日本冒険作家クラブ」は、私が作成・編集しております。ご参考までに。ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5…

2016-05-08 16:28:50
石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

@tatsurokashi 1975年に星新一が矢野徹『カムイの剣』の文庫解説で「日本の冒険小説でベスト5に入る名作」とヨイショ書いた時に「日本の冒険小説」というカテゴリーが出来たんですよ。あと4作は何だったんだろう?

2016-05-08 21:10:16
樫原辰郎 @tatsurokashi

@ishikawasei1 あったあった!よく覚えてましたね。あとの4つには斎藤惇夫は入れるべきだなぁ。それか、檀一雄『夕陽と拳銃』とか?

2016-05-08 21:13:33
石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

@tatsurokashi 『黄土の奔流』も講談社文庫解説は星新一なので、それも頭にはあったはずですね。あと3つか。

2016-05-08 21:20:04
樫原辰郎 @tatsurokashi

@ishikawasei1 講談社文庫版は持ってなかったので知りませんでしたわ。星新一がジャンルを決める!

2016-05-08 21:23:20
樫原辰郎 @tatsurokashi

80年代初頭の冒険小説ブームはやはり北上次郎が扇動した「男が立ち上がる冒険小説」ブームだったということか。

2016-05-08 21:25:01

コメント

空家の恵比寿様1968 @ebcdic_ascii 2016年5月9日
まとめの中でも言及されていますけど、そもそも「冒険小説」の定義が曖昧というか、かなり広い範囲の小説が含まれますからね。「似ているものをあえて挙げるならメルヴィルの『白鯨』か吉田満の『戦艦大和ノ最期』だと力説しておられたのだけど、本当にその通りだと思う」というツイートがありますが、なぜ「本当にその通り」なら女王陛下のユリシーズ号は海洋冒険小説と呼ぶのにふさわしくないのか。
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CD @cleardice 2016年5月9日
白鯨って普通に海洋冒険小説カテゴリだったような
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永沢壱朗 @Nichilaw 2016年5月9日
「海を舞台に危険を冒す」んだから、その背景が狩猟でも漂流でも、軍事でも交易でも、全部ひっくるめて海洋冒険小説でいいじゃない。
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水面計@学習アプリを作成中 @W_L_G 2016年5月9日
ぼう‐けん【冒険】[名](スル)危険な状態になることを承知の上で、あえて行うこと。成功するかどうか成否が確かでないことを、あえてやってみること。(出典:デジタル大辞泉) つまり恋愛もの含めて山あり谷ありの物語は広義には冒険物語、冒険物でないのはゆるふわ日常系くらいだったのだ!(暴論だけど、議論するならまず定義をしっかりと決めようぜ)
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Simon_Sin @Simon_Sin 2016年5月9日
「○○(作品名)は××(ジャンル名)じゃない!」という排他的主張はジャンルを痩せさせるだけなのでむしろ少しでも関連があったら「それも××の一形態なのだ」と言ってしまうほうがいい。一行でも海の描写があったなら海洋冒険小説なのだ。
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