主にアメリカとかイギリスの大学のPC問題に関する英語記事の抜粋の雑多なまとめ（セルフまとめ）

21世紀の道徳 @RiceDavit

Academic Freedom in an Age of Conformity　quillette.com/2016/04/24/aca… 『服従の時代における学問の自由』という本がイギリスで出版されて、それの著者インタビュー。PCのせいで大学で教えられることが狭まっているのを批判する的な

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「ある問題について、それを大学で議論してはいけないと位置付けるのは非常に奇妙であるように思えます。大学は、自由で健全な議論を行うのに最も適した場所であるわけですから。全ての概念が等しく価値があって大学のカリキュラムでも同等に扱われるべきだ、と考えているわけではありません。…

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…しかし、学生たちが挑戦的だと見なすであろう知識や考え方、あるいは学生たちを不快にさえしてしまうかもしれない知識や考え方を学生たちに提起することは、大学人の義務であると考えています。」

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「批判理論（クリティカル・セオリー）の問題点は、私たちが今日見るようなアイデンティティ・ポリティックスを支持してしまい、検閲を行うことに知的な正当化を与えてしまうという政治的動向をもたらすことです。…

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…批判理論は、全ての知識は本質的に政治的であり権力関係に還元することができる、と教えます。そうすると、学生たちとっては、自分自身のアイデンティティ・グループの外からもたらされる知識を学ぶ意味は非常に少なくなります。…

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…批判理論は、言葉とイメージは現実を構築することに全権を持っている、と教えます。そして、言葉とイメージを変えることが、世界の有り様にも影響を与えると教えます。…

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…そのために、学生たちは、ある特定の言葉や画像を禁止することで世の中を良くすることができる、という反民主主義的で非現実的な考えを学ぶことになります。」

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この場合の「批判理論」がどういうものかイメージしづらいな。アイデンティティ・ポリティックスと絡んでいるから、ジェンダー・スタディーズとかポスコロとかエスニック・スタディーズとかに関係していそう。

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New book critiques campus censorship movement and pushes for marketplace of ideas ihenow.com/1ZuTZbx もっと長めのインタビュー

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A Confession of Liberal Intolerance nyti.ms/1rDfPP7　ニューヨーク・タイムス紙のニコラス・クリストフによる「自分はリベラルだけど大学はリベラルに偏り過ぎだし保守派の立場が悪過ぎると思うよ」的な内容の記事。

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記事中には黒人で福音主義キリスト教徒でもある社会学者のジョージー・ヤンシーという人の発言も載っていて、「大学の外では私は自分が黒人であるために問題に遭遇するが、それよりも遥かに多く、大学の内では私は自分がキリスト教徒であるために問題に遭遇する」と言っている。

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政治的に未熟である・教育を欠けている・感情的だ、など、黒人に対する差別発言として典型的な言葉が大学の内部では福音主義キリスト教徒に対して投げかけられている、とのこと。「保守派から学べることなんて何もない」と考えている教授が多くいたり、保守派やキリスト教徒は教職を得るのも不利だとか

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Social Work needs heterodoxy heterodoxacademy.org/?p=1139 パットナムの本を読んでいて思い出した記事。「ソーシャル・ワークにも多様性が必要だ」というタイトルで、ソーシャル・ワークの研究は左派のイデオロギーに影響されている、と訴える記事

21世紀の道徳 @RiceDavit

「私の同級生たちは、人種・ジェンダー・性的指向・ジェンダーアイデンティティに関してなら、１日中話し続けることができた。だが、社会的階級（または、社会-経済的地位と私たちが呼ぶもの）というトピックが話題に挙がると、同級生たちはためらいがちになって黙ってしまったものだ。…

21世紀の道徳 @RiceDavit

…おそらく、同級生たちの大半は中産階級か上流階級出身だったからだろう。ソーシャル・ワーク政策の授業を教える教授たちは、果敢にも学生たちを経済的不平等関心を持つように促していた。…

21世紀の道徳 @RiceDavit

@RiceDavit 学生たちを経済的不平等関心を持つように　→　学生達が経済的不平等に関心を持つように

21世紀の道徳 @RiceDavit

…経済的不平等はアメリカが直面するなかでも最も緊急の問題の一つなのだが、学生たちは、議論を人種・ジェンダー・セクシュアリティについてに戻すことで、常に気を楽にしていた。…

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…ある教授が医療保険改革政策について話していた時に、一人の学生が、その政策は同性婚のカップルに対してどのように関わるか、という質問をきつく投げかけ続けた。教授は学生の質問に答えて、話を続けようとしたが、学生はその教授がゲイやレズビアンを無視しているとして非難し続けた。…

21世紀の道徳 @RiceDavit

…授業をあまりにも妨害され続けた末に、ついに教授は言った。「この場では、私たちはその問題について話しているわけじゃないんだ。私たちは医療保険政策について話をしているんだ」。学生は席から飛び立って教室から走り去り、私がその学生がその授業に再び出席するところを見ることはなかった。」

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他にも、肥満が健康にもたらす影響について議論をしようとしたら「社会における体重過多の人に対する差別」に反対する学生が「肥満による健康被害はソーシャル・ワークとは無関係だ」と言い出して、授業が妨害されたエピソードとか。

21世紀の道徳 @RiceDavit

学校にとどまる問題ではなく、卒業した学生が病院や施設などで働く際に、彼らが「肥満は健康や出産に影響を与えない」「男性のDV被害者は存在しない」などの特定にイデオロギーに影響された事実とは反する見解を抱いているとなると、仕事の対象となる人にも悪影響を与えることになる…という話。