第3回(対象年:1983年)【エア本格ミステリ大賞】選考会
- WasuiMatui2014
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@air_mys_award _sugaru_ そこですよね。<本格として~ ただ、5編共中核にある発想は紛れもなく本格のそれだなぁ、と思いました。
2016-05-15 22:12:02@air_mys_award ミステリで恋愛小説を書くというより、恋愛小説の中核にミステリで見慣れたネタをぶっこんでこんな事をやれるんだぞと表現された気分でした。
2016-05-15 22:09:54@air_mys_award ぼくの思う「本格」は、人工的な物語世界にいかに説得力を持たせるかがひとつの鍵だと思うんですが、そういう意味で『宵待草夜情』は収録5篇いずれも最高に近い水準かと。
2016-05-15 22:10:54@air_mys_award ちなみに5編の中で、みなさんのベストはどれなのでしょうか?個人的には「能師の妻」を偏愛しているのですが。
2016-05-15 22:10:18@air_mys_award 細かく本格として評価するなら「未完の盛装」がぶっちぎりでしょう。動機といいプロットといい組み合わせがすごい。これを短編で使ってしまう贅沢さ。
2016-05-15 22:10:51@air_mys_award 菅留さんのおっしゃることはとてもよく理解できて、僕も○と最後まで迷いました。本格として見ると前半の3編はちょっと足りないんですよね。「能師の妻」は真相といっても主人公の想像ですし、「野辺の露」も論理で導いたわけではない。
2016-05-15 22:12:41@air_mys_award sakaetakashi051 本格としては「未完の盛装」が一番それっぽいですよね。ただ、この連作集の中だと少し浮いているような気がしませんでした?
2016-05-15 22:13:28@air_mys_award 松井さん 基本的に「死を厭わない相手への愛」の作品のなか、「未完」だけは「生き抜くための自己愛」が強いからな気がします。
2016-05-15 22:16:30@air_mys_award 菅留さん なるほど。おっしゃるとおりですね。すると、もしかしたら、前4編を際立たせるために、敢えて掉尾に置いたのかもしれませんね。
2016-05-15 22:21:07@air_mys_award 連城の弱点というと違うんですけど、良くも悪くも論理的に物事を解決するということにそこまで執着してないんだと思いますね。その意味で言うと「花虐」はむしろちゃんと主人公が探偵してて驚きました。
2016-05-15 22:14:37@air_mys_award 「花虐」は確かに凄いんですが、完璧に過ぎて逆に可愛げがないなぁ、なんて思っていたりw「能師」みたいにやや脇が甘いほうが好きだったりしますねぇ
2016-05-15 22:15:45@air_mys_award 本格として見ると表題作なんかは変で、でも中央にあるのは本格のそれなので、結果、本格ミステリを読まされてしまったと思ってしまいました。
2016-05-15 22:15:48@air_mys_award 理不尽なこと言いますけど、同じ1983年なら「運命の八分休符」にしてほしかった!(わがまま)こっちなら迷うことなく大賞に推せたのにw
2016-05-15 22:16:45@air_mys_award まあ浅木原さんの「連城三紀彦全作品ガイド」でもこの本が読み逃されてきたのは重大な失策と言っているけれど、まさにその通りで反省するしかない。ただもっと「これはミステリなんだああああああああ!」って帯でも新規解説でもなんでもいいから推して欲しい。
2016-05-15 22:17:58@air_mys_award 表題作と「野辺」は、あんなベタなアイディアをよく物語の中に溶け込ませるなぁ、と「能師」「花虐」の奇天烈度と逆の意味で唸りました。そういう意味では、一貫した作風に見せかけて、実は作者の切り口の多彩さをみることが出来る作品集でしたよね。
2016-05-15 22:19:22@air_mys_award 「連城三紀彦全作品ガイド」では『野辺の露』が連城鬼畜両巨頭(もう一つは花緋文字)と言われてますけどどう思いました?個人的にはひどいけど主人公にもむかついたかも。
2016-05-15 22:19:51@air_mys_award 泡坂妻夫の解説もいいですね。探偵と小説の拮抗というのはこの短編集の隠れたテーマだと。
2016-05-15 22:21:41@air_mys_award イヤミスとしての精度は高いですね。主人公はうーん、翻弄されていたように読めばそこまでイラッとは<さかえさん
2016-05-15 22:22:00