【第7話】魔法少女れいるたん【最終決戦! 魔法少女れいるたんエクストリーム!】
「エクストリィィィム!!」
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江田・K【小説書き】
@koudakei
「お、おう。そーいえばあのゲル、守護聖獣とか言ってたもんな。神器扱いなのかよ」「それより今度は正露丸の瘴気が世界を侵食しているわ。早くなんとかなさい」「一難去ってまた一難、か。ぶっちゃけありえねえなあ」
2011-02-06 21:27:05
江田・K【小説書き】
@koudakei
「これをあげるわ」「何だこの白いの」「お餅よ。戦いの前に食べなさい」「……ん。貰っとく」「じゃ、せいぜい頑張って。私はお餅の国に帰るから」去っていくもちこーぅの背中を見送ってれいるは大きく息を吸い込んだ、「さて、じゃあ、今夜中にケリをつけにいくとしようか!」
2011-02-06 21:30:24
江田・K【小説書き】
@koudakei
れいるは夜の道を往く。行先は佐藤の、正露丸のところだ。魔力というか瘴気というか、それらの最も濃い場所に彼らはいる。ギリギリまで歩いて行くのは、僅かな魔力さえ温存したかったからだ。
2011-02-06 21:32:20
江田・K【小説書き】
@koudakei
町の外れ、小高い丘の上に、果たして正露丸はいた。れいるたんは軽く手を挙げて「よお、大将」「来たか」「来たぜ。もしかして、待ってくれてたのか?」「…………」「止めてもらいたいのか?」「…………」「まあ、どうでもいいか。そんなことは。るる! 三錠寄越せ!」「は、はいっ!」
2011-02-06 21:34:22
江田・K【小説書き】
@koudakei
――最後の戦いに赴く直前、風邪薬は言った。「残りの錠剤は4錠だけなんです」と。「使い切ったら私はただの空箱になっちゃいますから」だから、三錠。フルバーストで今度こそ終わりにする。終わりにするしかないのだ。
2011-02-06 21:35:59
江田・K【小説書き】
@koudakei
変身が完了し、長いツインテールになった魔法少女れいるたんフルバーストはいきなり全力で正露丸の操る佐藤に打ちかかっていった。
2011-02-06 21:37:16
江田・K【小説書き】
@koudakei
ステッキを鈍器のように佐藤の頭めがけて振りおろす。それを華麗な体捌きでかわしざま、佐藤の蹴りが腹に突き刺さった。「……前と同じフォームで、勝てるとでも思ったから。気合や根性ではどうにもならんぞ」「そいつはどうかな!」
2011-02-06 21:40:14