試験に出ないJSTQB FL・AL

@akiyama924のとってもためになるJSTQB FLとAL(51問目~)問題と解説。 ALはこちらから:http://togetter.com/li/980107?page=10 試験に出ないと謳っていますが、これが100%理解・正解デキる人はFL合格間違いなし?! 続きを読む
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あきやま🍠 @akiyama924

それではどうすれば予算を取れるのかですが、経営者に仕事の価値を認めさせる事によって取れます。 具体的には経営の課題と自部門の課題をリンクさせてロジカルに「自部門の課題を解決することが経営課題を解決する」と、経営者に納得させることです。これが出来ないマネージャの下で働くと辛いです。

2016-08-29 22:34:56
あきやま🍠 @akiyama924

二つ目の「モチベーションを上げる力」ですが、昔は「モラールを向上させる力」という人が多くいました。最近は、モラールとモラルを混同する人がでるほどモラールは死語に近づいていますね。

2016-08-29 22:37:37
あきやま🍠 @akiyama924

モチベーションとモラールはちょっと似た感じなのですが、モチベーションが個人のやる気や仕事をする動機を指すのに対して、モラールは組織の士気に当たります。 組織変革から個人変革に対策が移って来たのです。 と、ここまでを踏まえた上で選択肢を一つずつ見ていきます。

2016-08-29 22:41:39
あきやま🍠 @akiyama924

まずは、 ①達成した仕事に対して褒める 仕事の出来栄えを褒めるべきか、それとも本人の努力やプロセス遵守や勉強している姿勢を褒めるべきか悩み、後者ではと思って選択されたのかもしれません。 でもこの選択肢は努力を褒めないとは書いていません。

2016-08-29 22:45:30
あきやま🍠 @akiyama924

仕事を始めたばかりの新入社員にベテランと同じ成果を出せというのは無理です。ですから新人は努力やプロセス遵守や学ぶ姿勢を褒めることが多いでしょう。

2016-08-29 22:48:12
あきやま🍠 @akiyama924

でも、その場合でも仕事の達成目標を正しく設定しそれを満たしたら思いっきり褒めまくりましょう。 一般的にどんなに褒めても本人が自分に行う評価を超えることが出来ません。 たとえ最高の評価を付けたとしても「あたりまえ」とおもうものだからです。

2016-08-29 22:51:31
あきやま🍠 @akiyama924

次は、 ②プロジェクトチーム内および同僚と認め合う 良くやられるのは無記名で1番チームに貢献した人を投票し、最も多くの票が集まった人を「月間MVP」と賞して全員の前で表彰する方法です。 実施前はくだらないと思いがちですが想像以上にモチベーションが上がり、やる気につながります。

2016-08-29 22:57:41
あきやま🍠 @akiyama924

そして、 ③高難度な納期のプロジェクトに懸命に取り組ます こちらは惜しい対策です。「高難度な【技術】を必要とするプロジェクトに【余裕を持った納期】を設定しじっくりと取り組ます」なら完璧なのですが、短納期開発が常態化しているなか実際に行うのは難しく短納期へのチャレンジなんてね。

2016-08-29 23:03:13
あきやま🍠 @akiyama924

ここで言いたいのは短納期へのチャレンジがビジネス上仕方ないことかもしれないけれど、続け過ぎると新しい技術へ誰もトライしなくなりモチベーションは下がり弱いチームになるということです。上部からのプレッシャーに負けずにマネージャが頑張るところです。

2016-08-29 23:06:57
あきやま🍠 @akiyama924

最後は、 ④仕事に対する適切な報酬(報奨金、自己裁量の増加等) 成果に対する適切な報酬(ボーナスとか人事評点による給与額の向上)はモチベーションアップの基本です。 ただし、会社全体の売上や利益が落ちているときには報酬で報えないこともあります。

2016-08-29 23:11:45

問題101

テストチームによるコミュニケーションのポイントでは【ないもの】を選びなさい。

あきやま🍠 @akiyama924

【試験に出ないALTM】 問題101 テストチームによるコミュニケーションのポイントでは【ないもの】を選びなさい。

2016-08-29 07:02:38
あきやま🍠 @akiyama924

問題101の答えと解説です。 正解は3の「相手によらず正確で詳細な説明を行う」です。 正答率は82%と高い結果でした。 出題の意図はTMになるために必要となるコミュニケーションスキルについて問題としたかったからです。コミュニケーションスキルにも形式知になったものがありますので。

2016-08-30 22:16:01
あきやま🍠 @akiyama924

解説です。まずは、 ①専門的、客観的、効果的なやり取りが期待される 他部門を含めて、ステークホルダーとのコミュニケーションにおいて先方は、テストや品質に関する専門性とテスト結果についての客観性について求めますので、その期待に応える必要があります。

2016-08-30 22:20:16
あきやま🍠 @akiyama924

次は、 ②テストマネージャのコミュニケーション対象は広範囲 テストマネージャは若くして他部門やステークホルダーの偉い人とのコミュニケーションする機会が多いものです。

2016-08-30 22:22:21
あきやま🍠 @akiyama924

それはテストマネージャという仕事は幾つもの商品テストの責任者として若くから位置づけられるものだからです。端的に言ってプログラマよりもずっと人数が少ないためです。 一方でプログラマは若いうちは一つの商品のそれも一部分だけを担当しますのでなかなか他部門の人と交流する機会がありません。

2016-08-30 22:26:39
あきやま🍠 @akiyama924

他部門の年長者とのコミュニケーションを若くから多く経験できることは、テストエンジニアのメリットの一つだと思います。

2016-08-30 22:28:21
あきやま🍠 @akiyama924

そして、 ③相手によらず正確で詳細な説明を行う コミュニケーションの基本は相手に伝えたいことを伝えると言うことです。 極端な話、80歳の社長に何故ハングアップするのか、その原理を正確で、かつ、事細かに説明しても意味がありません(途中で社長からストップがかかることでしょう)

2016-08-30 22:32:35
あきやま🍠 @akiyama924

相手の技量に合わせて、また、相手の忙しさに合わせて同じ欠陥であっても説明内容を変える必要があります。 正答率が高いのでみなさん出来ているのだと思います。

2016-08-30 22:34:41
あきやま🍠 @akiyama924

最後は ④品質と品質プロセスを促進するための機会として捉える 相手に合わせると言っても、コミュニケーションを取る目的は、この「品質と品質プロセスを促進するため」ということを忘れてはなりません。 議論の勝ち負けに拘る人がいますが良い商品を作ることに集中します。 解説おしまい。

2016-08-30 22:39:32
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