『赤い靴クロニクル』つぶやきまとめ読み用
桂「だから彼らにはパックツアーみたいなことはできないんじゃないか。ツアーパフォーマンスということを考えるときにそういうことが浮かんできた」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:24:54高山「演劇としての話でも重い演劇論もあるが、それは置いておき、ヨーロッパの図書館や博物館、メディアセンターみたいなものについて。桂さんが専門だが、超適当なそういうものをつくれないかなと」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:25:53高山「個室都市の時のtwitterのように、要するにちゃんとした舞台や客席があってということではなくて、広場か、よくわからないけれど、ツアーを体験した人が集まる装置のようなもの」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:26:52高山「今回もそれを考えていたけどだめだった」桂「カイロにエジプト考古学博物館という非常に有名な博物館があるんだけど、ここのナビゲーションがひどくて、入っても全然由来がわからない棺桶が並んでる」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:27:59桂「キャプションもどこを指しているか分からない上に、ツタンカーメンを見ようとすると別料金。そんなところだけど、よくよく見ると、紀元前何千年前と書いていて、ずれてたり」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:29:23桂「そうやってみていると、全てがウソに見えてくる。エジプト人も嘘つきだし(笑)ピラミッドさえ、実は50年前じゃないかとか。そこまでいくとすごくフラットになり、千年二千年どうでもよくなる」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:30:28桂「あれを見ていると、近代のミュージアムというものが信頼できなくなる。大英博物館にいけばそれらしく書いてあるが」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:31:19桂「公立図書館の十進分類は、万国博覧会の展示の時にメルヴィル・◯◯によって作られた。人(観客)を動かすための分類である。この話をメディアテークを作るときに伊東豊雄にした」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:32:40桂「機能的な図書館がいいんではなくて、ゼロから9までの十進分類ではなく、パッと見、そこにいる人がいい感じに見える図書館がいい、と言った。建築の人たちは普通そういうことを考えない」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:33:41桂「動線とかではなく、人の過ごし方がいい図書館というのが、ゼロから9までという分類の図書館というシステムをとっている場である以上、いいやり方だと考えた」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:34:34桂「大英博物館はきっちりナビゲーションされる。エジプト博物館は、一応時代別になってるけど、さっきまで二千年前だったのが五千年前になってる。そこまでいくと面白いけど」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:35:23桂「ある種のメディアセンターをつくると言うときに、ナビゲーションのことまでは考えてなかったけど、昔黒い森というところの側に住んでいて、近くに有名な修道院があって、無言行をしている修道士がいると」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:36:35高山「一生無言なんだけど、たまに集まってゲームをする。言葉をしゃべっていいお坊さんがチームを2つに分けて、Aチームには「野菜を描け」とか問題を出す。しゃべっちゃいけないからひたすら描く」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:37:39高山「もう一つのチームはそれをただ見ていて、何を書いていたか当てる。それを次に都市の名前で交互にやる。それだけが彼らに許された唯一のゲーム。それを見たとき演劇だと衝撃を受けた」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:39:05高山「ツアーから個室のゲームということにつながってくる。何週間後かに集まるというゲームを考えたい」桂「個室のところだけゲームにして、あとはネットでできるかも。体験の集合がパフォーマンスになると」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:40:58高山「今回は考えたけどそこまでできなかった」桂「メディアを使うことも危うさ、メディアは手続き的だから。高山さんはメディアに依存しちゃうところもある。どこまで自分の手元においておけるか」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:42:17RT @mitsuiaguri: 高山明×桂英史トーク。無言行という信仰、なんだけどそれ自体ゲーム、という話が面白い。 (#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:42:23高山「地図ということも」桂「IT系のベンチャーが今やっているのは顔と地図。顔と地図があれば、もっと世界をコントロールできると思っている。今だってiPhoneをかざすだけで出席取れる」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:43:49桂「ここでなんかやれば儲かると言うことはわかってるけど自分はやらない。googleマップとか、今なんて当たり前だけど、IT革命の中でもあれはすごいジャンプ。地図が人々の生活の中の旗になってくる」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:44:50桂「みんな頼まれもしないのにどんどん貼り込んで行く。いかにみんな痕跡を残したいか。顔が持っている「個」、シンボルとしての顔というのもあるし」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:46:04桂「今まで演劇では表情とか、固有性を求めていた。一方で記号としての顔というのもパフォーマンスとして今後使えなくはない、地図のように。そこに時間的な要素が入ろうもんなら大変な(面白い)ことになる」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:47:07桂「唯一無二の記号としての顔が今後、なんかのマッピングに使われるだろう。(技術的には)もう実現していると思う。マッピング、地図はずっとあるから、それをメディエーション、媒介ということに結びつける」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:49:06桂「今だって検索はナビゲーション。並ぶ順番にしても、出た結果に納得している。だからこそGoogleはひとり勝ち」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:50:12桂「話を戻すと、今おもしろいのは、どうやって人の自分を奪うかということ。人々はみんな好き勝手やっていて、みんなクリシェに見えて、アーティストも時間を奪えなくなって苦労している」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:51:11桂「そこで、本当に時間を奪われた、やられたという感じにさせるということ。映画を見ても難しくなってきている。映画も演劇も上演時間を知ってみている。いかに人の時間を奪うのが難しいか」(#akai_kutsu live at http://ustre.am/dG7D)
2010-03-08 20:52:07