2015年度日本図書館研究会研究大会 2日目まとめ

2016年2月21日(日)~22 (月)の2日間、立命館大学 朱雀キャンパスにて開催された、日本図書館研究会第57回研究大会の2日目のツイートをまとめました。 http://www.nal-lib.jp/events/taikai/2015/invit.html
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日本図書館研究会 @nal_tweet

おはようございます。本日は研究大会の2日目です。シンポジウム「障害者差別解消法の施行と図書館」を行います。#nal57 pic.twitter.com/PuGbo1QDlr

2016-02-22 09:23:08
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最初に、研究委員長の前川が、テーマ設定の趣旨の説明を行います。#nal57

2016-02-22 09:34:38
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基調報告は、立花明彦(静岡県立大学短期大学部)「障害者差別解消法・総論:法が目指す社会,求められる図書館の姿」です。#nal57

2016-02-22 09:38:23
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立花「図書館においても差別解消法を目の前にしてどう対応したら良いかということで、色々取り組みがされている。本日お越しの方には私の話を聞いたことがある人がいるかもしれないが、違った観点から話をしたいと思う。」#nal57

2016-02-22 09:39:26
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立花「視覚障害の方もお越しいただいていますのでわかりやすいよう努力したい」#nal57

2016-02-22 09:39:56
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立花「お話したいことが5点。多くの方が何でこの時期に障害者障害者というのかという疑問について話したい。次に法律の内容について。その次に図書館との関係について。この後報告をいただくので細かく触れるつもりはないが、一般的な部分でどのような立場で対応したらよいかを話す」#nal57

2016-02-22 09:41:20
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立花「さらに図書館運営のための方策について。他のところでは2−3時間で説明するところ、本日は50分なので触れられないところも。シンポジウムで補いたい」#nal57

2016-02-22 09:42:07
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立花「その前に。新聞記事3点。各紙で取り上げられているので、みなさんに解消法を知っているかという野暮な質問はしない。どう活かしていくかに関心をもっていると思うが、世間では残念な状況」#nal57

2016-02-22 09:43:35
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立花「最初の記事は、保護者の7割が知らなかった。教員は4割が知らなかった。次の記事は1月のもの。行政として周知する必要がある中、非常に遅れがある。差別解消法に基づいて対応指針を民間企業等に示す必要があるところ、まだ全省庁が出し切っていないという状況があると」#nal57

2016-02-22 09:44:56
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立花「施行から3ヶ月切っている中、不安視される。」#nal57

2016-02-22 09:45:13
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立花「なぜ解消法か、ということで、国連の取組がある。国連の動きと密接な関係にある。国連はこれまで多くの取組をしていることを踏まえておく必要があると考える。1981年国際障害者年を設けたのが非常に大きな意味がある。大学では社会福祉学科に属していて障害者福祉を教えている」#nal57

2016-02-22 09:46:33
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立花「学生には1981年の障害者年が大きなきっかけと話している。日本ではこの前と後で発達をみることができることになっている。図書館においても本格的な障害者サービスの幕開けは、日比谷図書館での対面朗読開始の1967年とみている」#nal57

2016-02-22 09:47:32
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立花「が、私は1981年とみている。この年非常に多くのマスコミで実態が報道されるようになり、図書館でも改めて本格化する必要性があったということで、日図協で図書を出し、図問研も障害者と図書館という本を出したので見逃せない」#nal57

2016-02-22 09:48:28
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立花「1993年の障害者の機会均等化に関する標準規則も重要。障害者の差別をなくす社会を作っていこうというもの。情報アクセシビリティにも触れられている。日本社会全体みると、大きく注目されていなかった。成立したときは国連で採択されたので感激し、12月3日を障害者デーに」#nal57

2016-02-22 09:50:16
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立花「その結果、2006年の障害者の権利条約に結び付いた。規則よりも指導力をということで2001年に条約を作る動きが始まった。日本は2007年に署名したが、批准は遅れた。これが国連の動き」#nal57

2016-02-22 09:51:27
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立花「権利条約について2点。全ての障害者によるあらゆる人権及び基本的自由の完全かつ平等な享有を促進し、保護し、確保する。障害者の固有の尊厳を尊重する。というもの。」#nal57

2016-02-22 09:52:30
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立花「これらを説明すると、障害を持たない人との平等を目指すのが1つ。障害があるがゆえに障害を持たない人とは別の対応を強いられていた。中途で障害を負った人からすると、障害を持ったので楽しみがない、旅行や映画、読書ができないという思いにかられる」#nal57

2016-02-22 09:53:38
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立花「障害を持ったが故にいろんな制限が生まれるということ。障害を持つ人に特別な権利を与えるものではない。中には、法律を作った時に特別扱いするものなのかという思いをする人が結構いる。そうではなく異なる対応を強いられていたので、当たり前の権利を与えるという特徴がある」#nal57

2016-02-22 09:54:56
日本図書館研究会 @nal_tweet

立花「2点目は合理的配慮の否定を差別として位置付けていること。合理的配慮に注目していろんなところで話をするときも合理的配慮っていったい何をすればよいかを話すことだったりする。合理的配慮しないことも差別である」#nal57

2016-02-22 09:56:15
日本図書館研究会 @nal_tweet

立花「日本人は、差別という言葉に非常に敏感に反応したりする部分あり、無関心・関わらないことで差別しないと考えがち。何もしないことは差別につながるということを踏まえる必要がある。行政機関においては合理的配慮の提供が義務として規定されているので、しっかり押さえる必要が」#nal57

2016-02-22 09:57:43
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立花「次に、新しい障害者観を提供した。障害の社会モデルというものである。今日の障害者サービスの捉え方は、図書館が障害を持っているので、それを取り除くというもの。従来の障害者への対応は、障害は個人に帰属していて、それを取り除いてあげれば他の人と同じ生活ができると」#nal57

2016-02-22 09:59:01
日本図書館研究会 @nal_tweet

立花「治療は障害の医学モデルとして行われていた。視覚障害者には目の手術をする、脳性麻痺の人には訓練をするなど。これまではこういう医学モデルで施策が行われてきた。視点を変えると、障害は社会との関係で発生するので、社会が取り除くことで、障害を持つ人たちは障害が軽減できる」#nal57

2016-02-22 10:00:30
日本図書館研究会 @nal_tweet

立花「従来は障害の医学モデル、個人モデルにおいては、障害を持った人にとって、大きな罪悪感が生まれてくる。障害を持ったことに責めを負わされていたが、社会モデルは個人に言及するものではないから、社会が障害を持っているという立場に立てば、自分を責める必要性がなくなる」#nal57

2016-02-22 10:01:37
日本図書館研究会 @nal_tweet

立花「これは非常に大きな考え方の転換なので、障害者からは歓迎され、今後の施策はこのモデルで行われるということを意味する」#nal57

2016-02-22 10:02:07
日本図書館研究会 @nal_tweet

立花「解消法の説明に入る。障害者差別禁止法を持つ国々の説明。他国に目を転じると、けっこうある。2016年に日本は施行するが、早い取組ではないといえる。世界で初めてなのは1990年、米のADA。雇用と交通機関へのアクセス等を保障する内容。」#nal57

2016-02-22 10:04:01
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