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2015年度日本図書館研究会研究大会 1日目まとめ
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問「現役の館長とかは今の発表みて「う〜ん」と思っていると思う。補助金はなくなったが今交付税措置で地方がアイデア出せといっている。地方創生交付金とかアイデア出せる自治体は色々交付金受けているが出せないところは受けられない。このあたりを踏まえて研究いただければ」#nal57
2016-02-21 15:53:58![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
問「日本の状況改善のためには財政的裏付けを得るためのコミュニティへの働き掛けについて。図書館コミュニティなのか地域コミュニティなのか。」答「私が意図するのは地域の方。地方自治プロセスにもつなげなければと。米もそうはいうものの認知進まず予算カットの例もある。」#nal57
2016-02-21 15:55:44![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
問「韓国の事例で国家予算ついてうらやましいが、政府財政は日本よりもよいわけではない。なぜ韓国でそれだけ手厚いのか。具体的な背景、日本との異同について」答「(孫さん)バラ色のように見えるだろうが、図書館の数が少ない時代が長かった。」#nal57
2016-02-21 15:57:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
答「(孫さん)図書館学の歴史は長かったが、文化政策として出てくるのに時間が掛かった。国民の文化的基盤が満たされていないのが問題なので、図書館を前に出して文化政策をする必要があるという声があり、KBSが番組作り、金大統領が事情を知った」#nal57
2016-02-21 15:58:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
答「図書館ちゃんとしないと、と大統領が言ったので、下が動き始めた。勉強を始めて施策を行い、やっと10年。政権変わったときに委員会潰される危機あったが、やっと軌道に乗った中で潰してはいけないと反対したので維持された。それで予算付けて数を増やす。」#nal57
2016-02-21 16:00:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
村上「「大学のガバナンス改革の推進について」が2006年に出た。学長のリーダーシップ確立等が内容だが、高度専門職の安定的な採用・育成というものが謳われていた。リサーチアドミニストレーター、産官学コミュニケーター等が挙げられていた。」#nal57
2016-02-21 16:03:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
村上「昨年度から中教審で審議が続けられていた。当初は大学設置基準の改正を念頭に置いていたが、専門的職員・高度専門職について、委員からいろんな定義が出てきて混乱し、後に「見直し」「設置基準等の見直し」となり、その後は議論がされていない状況に」#nal57
2016-02-21 16:04:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
村上「現行設置基準38条3項に、専門的職員等の配置が規定。現行の法令上で定義したものはこれだけ。これを伝統的な専門職員と呼んでいる。今は現代的な専門職員についての議論がされている」#nal57
2016-02-21 16:05:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
村上「伝統的な専門的職員の登場は1990年の大学審の議論。司書等の専門的職員云々を設けるという規定あり。平成3年の答申では、司書のほか、専門職員を、という答申文が出た。これに伴い、設置基準では「専門的職員」という文言になった」#nal57
2016-02-21 16:07:23![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
村上「かなり前の昭和40年に遡る「改善要綱」に、名称がよく似ていることに気付いた。大学図書館設置基準要項が昭和40年に作られた。それらに基づき改善等についての答申がなされ、大学設置基準に準じて大学図書館設置基準要項が作られた」#nal57
2016-02-21 16:09:53![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
村上「昭和46年に設置基準が改正されたが、大きな改正は平成3年の大綱化まで待たねばならなかった。変更により、定量的な基準を定性的なものに変更した。大学設置審査内規も、新基準では数的目安を設けないとされている。」#nal57
2016-02-21 16:12:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
村上「その後については、1/18に実態調査結果が出された。新しい職種が増えている。大学執行部側が期待しているのは新しい方と思われる。当面は設置基準の改正がないことは明白」#nal57
2016-02-21 16:16:07![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
村上「基準協会の新基準の説明の中では、司書系職員のほか、スペシャリストとしてビブリオグラファー等が置かれている」#nal57
2016-02-21 16:18:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
村上「設置基準38条には図書館のみ専門的職員という名称があるが、今後どうなるのか、カテゴリはどうなるのかについては、議論の動向を見据える必要がある」#nal57
2016-02-21 16:19:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
問「今後の展望と大づかみな背景は同意できるが、ご報告として制度や基準の変遷は整理いただいて理解深まったが、一つ一つの制度の基準やドキュメントの位置付けがわかりにくい。そのあたり深められないと、年表としてはありがたいが、研究の方向性をお聞かせいただきたい」#nal57
2016-02-21 16:22:47![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
答「歴史的事実を追うことを主眼としており、25年の間隔を経て出てきたことを指摘した。図書館界が一体となって近代化運動を展開していた図書館界の意見や政策への関与について検証していきたい」#nal57
2016-02-21 16:24:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
問「大学図書館における専門職の位置付けがどうなっているのか。国立と市立で大きく違っていると思うが、それがどうなるのかというところを教えていただきたい」答「予稿集p.97にも似たことを書いているが、中教審大学教育部会での発言で、私大は専門職と位置付けてないとの指摘が」#nal57
2016-02-21 16:26:11![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
答「私立大の多くは業務の委託化・外注化が進み、専門的職員の位置付けがゆらいでいるのが現状ではないかと考える」#nal57
2016-02-21 16:26:53