精神科医の診断と投薬の一致率はいつか向上する日が来るのか?
- gestaltgeseltz
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@psychogen @tsukaplove しつこいようだけど、もう一つ。そしてレメロンが効いたときは「プラセボだ」って判断するんですか?
2011-02-10 22:04:19自己免疫性疾患に伴う形で、種々の自律神経症状を呈していた高齢の患者さん。抗うつ薬はもとより、各種抗不安薬でも、症状が全く改善しなかったケース。最終的には、かなり少量のドグマチールで自律神経症状がほぼ消失したという経験あり。少量というのがポイントだった。
2011-02-10 22:20:54(承前)それ以前に使っていた抗うつ薬や抗不安薬も、少量から使っていたのだが、本当に駄目だった。なぜ、ドグマチールが効いたのか、今思い直しても不思議。
2011-02-10 22:23:40@gestaltgeseltz 食欲低下(広義の意欲低下)の改善を目標に出します。老いではないですね。ただ加齢による消化機能の低下と精神症状による食欲低下は、高齢者では混然としていることが多いように思います。@psychogen
2011-02-10 22:36:20薬は「患者の状態像(全体的な病状)」ひいては「治療を取り巻く状況の総体」を考慮して処方します。「老い」は人生において必然的に訪れるもので病気ではありませんが、それを受容する過程で「抑うつ」が現れることもあり、薬物療法の適応もあると思います。@gestaltgeseltz
2011-02-10 22:36:23@gestaltgeseltz スルピリドはどちらがどれ位の割合でも一定の効果をみることが経験的に多いです。もちろん副作用など害が上回ったら中止します。ただ効果があった場合どれ位が薬効で、どれ位が心理的安心感からくるのか割合の判別は難しいです。@psychogen
2011-02-10 22:36:45@gestaltgeseltz 病棟では食べられないと弱っていくので、食べられるきっかけを少しでも、というニーズがあります。話を聞くことや処方も含め少しでも改善のきっかけを作りたいと利益と不利益をはかりにかけて対応を考えます。言葉足らずだったと反省しました。@psychogen
2011-02-10 22:37:06@yk_childpsy やはり受容って回復の一歩目ですね。結構、「食べなきゃいけないと頑張っているのですが」と言われたりして、食べることがプレッシャーになってしまっていることも。せん妄も確かに常に鑑別に入れないといけないですね。色々なことに目配り、これが精神科の面白みかも!
2011-02-10 23:18:28@gestaltgeseltz もちろんレメロンもドグマチールも「薬効」を期待して処方します。ただ、患者が病院で処方薬を飲むということには、家族や看護師など、様々な関係者の様々な思惑が影響します。医師にはそのあたりの人心の機微についても自覚的であることが求められます。
2011-02-10 23:18:45その機微が抑うつ疑いの老人の80%にスルピリドをチョイスする理由や薬効をプラセボと判断する理由?つながってるの? @psychogen 家族や看護師など、様々な関係者の様々な思惑が影響します。医師にはそのあたりの人心の機微についても自覚的であること
2011-02-10 23:47:36そうじゃなくて食欲低下以外の基本的な抑うつのスクリーニングがきちんとなされているかを危ぶんでるんです。ホントに食欲低下以外は無いのね? @tsukaplove @psychogen 食欲低下(広義の意欲低下)の改善を目標に出します。
2011-02-10 23:55:27老人が「食が細って元気がない」のは、必ずしも「うつ病」を意味しません。一般的には、そのような時にドグマチールが選択されることが多い、ということです。家族や看護師の「薬で良くして欲しい」という思いが、プラセボ効果につながることもあり無視できません。@gestaltgeseltz
2011-02-10 23:55:57老人が「元気がなくて食欲がない」のは、「抑うつ」による場合も、「消化器系に問題がある」場合も、「せん妄」がある場合も、「認知症」が始まっている場合も、「老衰」の場合もあり、可能性の高い順にやれる範囲で鑑別します。@gestaltgeseltz @tsukaplove
2011-02-11 00:00:55@psychogen 老人が「食が細って元気がない」のは、必ずうつ病ではありません。スルピリドが効いたとしても、それはプラセボです。むしろ漢方で十分です。と最初書いてあった風に見えた。
2011-02-11 00:07:10一応他科から回ってきてて、検査結果異常無しだから・・・とはいえね。 @psychogen @tsukaplove 「抑うつ」による場合も、「消化器系に問題がある」場合も、「せん妄」がある場合も、「認知症」が始まっている場合も、「老衰」の場合もあり
2011-02-11 00:09:12@gestaltgeseltz 確かにそのようにも読み取れましたが、@tsukaplove氏の補足を読んでわかるように、本意は別のところにあったと思います。ひとりの医療者ができることには限界があります。こうしてやり取りすることで、すこしでも医療が良い方に向かえば、と願います。
2011-02-11 00:15:06@psychogen @tsukaplove 除外していくのは医者の当然の仕事だとして、きちんとそうしてますかと訊いてるんですが?毎回MRIとって、HDSとって、HAM-Dとって・・・で毎回スルピリドに落ち着くわけ?それともいつものアレやし、いつものスルピリドを出すわけ?
2011-02-11 00:17:11@psychogen @tsukaplove できることには限りがあるし、ドグマチールは便利な薬だと私もそう思います。身体疾患は他科が除外してるから、とりあえず待合でSDSを取って、CutOff越えてたらレメロン、越えてなければドグマチールでOKって事にしとこうみたいな
2011-02-11 00:21:22てか、私が「抑うつ症状の何もかもをうつ病とみなして「抗うつ薬」を処方しろ。プラセボなんか存在しない」って主張しているように見えるの??
2011-02-11 00:29:08@gestaltgeseltz 「症状評価スケール」で得られる情報については一定の価値があると思います。ただ、個人的には、医師が患者や家族や看護師とコミュニケーションをとる中で、医師の中に立ち上がってくるイメージを大切にしたいと思います。相応の経験とスキルが要求されますが。
2011-02-11 00:33:45