@rocketeerdecal 動画を拝見いたしましたがイラストでのご説明にあります、着弾した弾体が打ちあがる映像は確認できませんでした。地上試験と空中投下のシーンから、子弾からは火のついたゲルを延期秒時間が設定された遅延信管で打ち出しているように見えます。
2016-07-08 19:44:40@hino_katuhiko @rocketeerdecal 横からですが、当該部分のより高画質なものです。飛び跳ねているのはナパーム剤の塊で本体ではないようですが。youtube.com/watch?v=uPteVZ…
2016-07-08 20:01:34@same_desu2 @hino_katuhiko @rocketeerdecal ついでに申し上げますと、この動画の2:04~2:06あたりですが、明らかに弾着から爆発までに一寸のタイムラグが認められます。
2016-07-08 20:08:05@hino_katuhiko すみません手近な資料として「米軍が記録した日本空襲」(平塚征緒編著、草思社、1995年第一版)があり、そこに同様にも記述されています。「…TNT火薬が爆発、sの中のマグネシウム粒子によってナパームに火がつく。その燃焼エネルギーで鋼鉄製の筒を吹き飛ばし
2016-07-08 20:52:58@tamaya8901 @same_desu2 @hino_katuhiko 信管に関してはごめんなさい。僕の間違いでした。手元の資料にも「5秒以内に」とありました。遅延信管ですね。すみません。
2016-07-08 21:08:38@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko この動画の信管延期秒時は「5秒以内」というにしては随分早い(1~2秒程度)のですが、飛行機から直接まいている点から試験中の映像のようですから、信管も制式品とは若干仕様が異なっているかもしれません
2016-07-08 21:16:22@same_desu2 @hino_katuhiko 解説では「ジェルを尾部より吹き出し」と言ってるみたいですね。間違ってたらごめんなさい。英語はあまり得意ではないので
2016-07-08 20:23:25@rocketeerdecal @hino_katuhiko です。着弾すると弾頭部のM1信管が作動して尾部から吹き出すと。本体がもう一度飛ぶわけではないです。ちなみに写真は山から拾ってきたM69の作動済み尾部になります。 pic.twitter.com/VvW3Qg1L6A
2016-07-08 20:44:23@same_desu2 @hino_katuhiko 貴重な写真ありがとうございます。これがしゃーくさめさめさんのおっしゃる「尾部」とすると、着弾面側かと。側面に信管装着用の孔が見られますので…
2016-07-08 21:13:12@rocketeerdecal @hino_katuhiko いいえ、違います。写真は信管とは反対側の、写真の右側を撮影したものです。うちに帰ればいっぱいあるので、必要なら詳細UPします。 pic.twitter.com/cuh0oadJno
2016-07-08 21:18:54@rocketeerdecal @hino_katuhiko ちなみに信管がついてる弾頭部に穴があいているのは一発もありません。 pic.twitter.com/ZGbcetRF41
2016-07-08 21:21:12@same_desu2 @hino_katuhiko ありがとうございます。これは決定的ですね。となれば私の参照した資料が軒並み間違っていたと言わざるを得ません。大変失礼いたしました。
2016-07-08 21:30:39@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko 大体状況が分かってきましたので、僭越ながらM69焼夷弾について私の知っている限りをご説明したいと思います。まず、概略の構造は以下のようになります。 pic.twitter.com/A1LoBNHcMJ
2016-07-08 21:55:50@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko 参考文献はこんなものです。 汚いコピーですみません、ほかにもっといい図面もあったのですが、すぐに出てきません。 pic.twitter.com/n6MKMFsEQY
2016-07-08 21:57:38@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko あと、この冊子はコピーを綴ったもので、この表紙の原本は持っているのですが、中にM69焼夷弾の記述が無くて、どうも編集しなおされて別のマニュアルのページが挿入されているみたいです。
2016-07-08 21:59:51@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko それで本題ですが、M69焼夷弾は薄い六角円筒の鉄板製で、弾頭側に炸薬と信管を入れる厚い鉄板のケースが嵌め込まれており、弾尾側には薄い鉄板の蓋が嵌め込まれています。
2016-07-08 22:03:12@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko 弾頭側のケースは固く溶接か何かされているようで簡単には外れませんが、弾尾蓋は六角形のカップ型をしていて焼夷剤を入れた後で押し込まれているだけです。それで、この弾尾蓋に布のリボンがついています。
2016-07-08 22:05:41@tamaya8901 @rocketeerdecal @hino_katuhiko 補足しますと、弾頭部は実際かなり頑丈で、本体の損傷が激しいものでも原型を保っている、もしくは弾頭部単体だけが残っている例が不忘山でも多々あります。 pic.twitter.com/tBnPf9xw4L
2016-07-08 22:34:09@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko ちなみに、焼夷剤はそのまま中にドボドボと流し込まれるわけではなく、こういう布の袋に入れられています。twitter.com/same_desu2/sta…
2016-07-08 22:07:27@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko それから、焼夷剤についても一言申し上げておきますと、「ナパーム」というのは正確には油脂をゲル化させる薬剤の名称であり、M69焼夷弾では他にメタクリル酸イソブチルを混ぜたものもあったようです。
2016-07-08 22:10:13@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko 弾体の外面に、色々なマーキングがなされておりますが、このうち「NP」がナパームを混合した焼夷剤、「IM」がメタクリル酸イソブチルを混合した焼夷剤が入っていることを示しています。
2016-07-08 22:12:09@rocketeerdecal @same_desu2 @hino_katuhiko 従って、焼夷剤の代名詞として「ナパーム」と言うのは、厳密には正しくないことになります。もっとも、色々現物を収集しておりますけれども、「IM」マークのM69は今のところお目にかかったことがないです
2016-07-08 22:14:02