反新自由主義、反グローバリズム、新しいアナキズムの動きに関する情報交換

スペイン(及びスペイン語圏)、英国、米国の反新自由主義、反グローバリズムの現状および歴史的背景に関する情報交換をまとめました。 スペインの15M(反グリーバリズム運動)、英国労働党の低迷(スコットランド独立投票)、オーウェン・ジョーンズとナオミ・クラインの新著、米国スペイン語圏の運動、アメリカン・インディアン運動、市民運動や労働運動の実践など。 <おまけ>在日米国大使館日本語頁「米国先住民の民主的な価値観と統治」のリンク
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Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19

ブレアのニューレイバーが飛ぶ鳥を落とす勢いにあった2002年(イラク戦前)、サッチャーは保守党の行く末を案じていなかった。「我々の最大の成果がトニー・ブレアです」「我々は(選挙には勝てなかったが)敵を変えたのです」@midoriSW19 O・ジョーンズ『エスタブリッシュメント』

2014-10-11 03:21:19
Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19

労働党が選挙に勝つために公共財の国有に関する党綱領を変えてニューレイバーに生まれ変わった結果、選挙には勝利したものの労働党と保守党の政策に大した違いがなくなった。リブデムを含め主要3党の議員の背景にも差がなくなった。@midoriSW19 O・ジョーンズ『エスタブリッシュメント』

2014-10-11 03:32:59
Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19

以下私見:2大政党の政策に差がなくなった結果、投票率は降下。差を求める有権者の受け皿として、前回は労働党よりリベラルなリブデムが脚光を浴び、来年の選挙では保守党より内政重視のUKIPに注目が集まる。読み進んだらまた。@midoriSW19 O・ジョーンズ『エスタブリッシュメント』

2014-10-11 03:41:12
ramonbook @ramonbookprj

オウェーン・ジョーンズは、こうした「エスタブリッシュメント」の存在が極右勢力の台頭を考えるときの鍵となると考えているようです。ちょうど今月のディプロにはUKIP台頭に関する彼の論考が掲載されていて、こちらで英語版が読めます→mondediplo.com/2014/10/06ukip

2014-10-14 19:23:57
ramonbook @ramonbookprj

スペインでオウェーンの前作『チャブズ』はピケティよりずっと大きな反響があったんですけど、邦訳は出ないのかな…。社会問題もグローバル化しているので社会学系の本の翻訳はとても有用だと思うのですが。スペインの市民運動はスペイン語のおかげでラ米諸国と経験や知識を共有できてかなり得してる。

2014-10-14 19:34:16
ramonbook @ramonbookprj

欧州では緊縮政策の結果、独と仏の経済にも翳りが出て第三次不況に突入し、スペインの回復に期待が集まるというとんでもない状況。EUはTTIP締結を経済回復への道としていますが、欧州経済危機は新自由主義+自由市場=経済崩壊の実例なので、さらに自由市場を拡大しても悪化するだけ…。

2014-10-26 04:36:06
ramonbook @ramonbookprj

ナオミ・クラインの新刊『This Changes Everything』は気候変動と資本主義の問題を扱ったものですが、自由貿易協定の正体についても詳しく取り上げているので、今の日本でTTPの問題を考えるときにも役立ちそう。youtu.be/WPQI1Lui42c

2014-10-26 04:49:11
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ramonbook @ramonbookprj

このところ、かつて反グローバリゼーション運動に関わっていた人たちが一気に動き出していて、新自由主義との闘いが再び大きな岐路に立っていることをひしひしと感じる。

2014-10-26 04:54:54
宮前ゆかり @MiyamaeYukari

口を挟み申し訳ない、でも反グローバリゼーション運動はずっと続いていた。ようやく日本でも情報が入るようになったというのが現状 @ramonbookprj 反グローバリゼーション運動に関わっていた人たちが一気に動き出していて新自由主義との闘いが再び大きな岐路に @midoriSW19

2014-10-27 00:20:06
Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19

@MiyamaeYukari @ramonbookprj 私も口を挟んで申し訳ないデス。ramonbookprojectさんはスペイン在住で主にスペイン語圏の左派運動についてTWされてます。故にこの元TWも日本の現状に関するものではなく、ナオミ・クライン他の動きの活発化の事では?

2014-10-27 00:43:25
宮前ゆかり @MiyamaeYukari

スペイン語圏のことだったのですね。失礼。ただナオミ・クラインは北米圏でずう〜っと反グロバリゼーション運動を牽引してきた方で、最近一気に動いているという表現に疑問ありました@midoriSW19 スペイン在住で主にスペイン語圏の左派運動についてTWされて @ramonbookprj

2014-10-27 00:51:23
宮前ゆかり @MiyamaeYukari

ナオミ・クラインは今や「女チョムスキー」とさえ呼ばれる凄腕の論客ですけれど、彼女も参加している社会主義フォーラムなど反資本主義の理論展開を支える運動母体の活動の軌跡も認識すべきかな、と。@midoriSW19 ナオミ・クライン他の動きの活発化 @ramonbookprj

2014-10-27 00:55:49
Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19

書籍の出版に顕著。英国では、大学新学期にあわせて9月から10月にかけて反自由主義など社会学系の重要な新刊が立て続けに出版されている。ナオミ・クラインも『ショック・ドクトリン』以来の新著を出版し、講演活動を活発化している。@MiyamaeYukari @ramonbookprj

2014-10-27 00:58:35
宮前ゆかり @MiyamaeYukari

米国ではマルクス主義者が地味だけど持続的な言論活動、出版活動を維持してきた履歴があるhaymarketbooks.org @midoriSW19 英国では大学新学期にあわせて9月から10月にかけて反自由主義など社会学系の重要な新刊が立て続けに出版@ramonbookprj

2014-10-27 01:05:03
Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19

タイプミス。訂正。「反自由主義」→「反新自由主義」:英国では、大学新学期にあわせて9月から10月にかけて反新自由主義など社会学系の重要な新刊が立て続けに出版されている。@MiyamaeYukari @ramonbookprj

2014-10-27 01:06:33
ramonbook @ramonbookprj

@MiyamaeYukari @midoriSW19 バルセロナから見たスペインの状況についてのツイートです。数日前のいくつかのツイート(twitter.com/ramonbookprj/s…twitter.com/ramonbookprj/s…など)を踏まえての感想でした。

2014-10-30 16:44:12
ramonbook @ramonbookprj

週末バルセロナではTTPの欧州版TTIP反対会議が開催されました→disq.us/8khzh6 スーザン・ジョージを招いてATTACが主催という反グロ運動を彷彿させる顔ぶれは、TTIPが1999年シアトルで挫折した自由貿易協定が形を変えて復活したものだから。

2014-10-14 21:27:18
ramonbook @ramonbookprj

@MiyamaeYukari @midoriSW19 1992年に始まったスペインの反グロ運動は2011年の15Mで新しい段階に入ったと考えています→wp.me/pS9rq-Ov バルセロナではどちらも19世紀から続く市民運動の長い歴史に吸収されてしまいましたが。

2014-10-30 16:51:15
ramonbook @ramonbookprj

@MiyamaeYukari @midoriSW19 もちろんクラインやチョムスキーは尊敬されていますが、スペインの左派はアクティビストの方が知識人より影響力を持つ実践主義ということもあって、国内の新自由主義との闘いへの影響力はラテンアメリカの市民運動からのものがはるかに大きい。

2014-10-30 17:00:10
ramonbook @ramonbookprj

@MiyamaeYukari @midoriSW19 左派勢力が弱体化してしまった欧州の中でギリシャと並んでスペインが例外になっているのも、反新自由主義で先を行くラテンアメリカと言語を共有しているおかげで、新自由主義プロパガンダが浸透しなかったことが要因の一つだと思います。

2014-10-30 17:09:11
宮前ゆかり @MiyamaeYukari

まず、丁寧なお返事ありがとうございます。言語圏と文化の影響力を評価することはとても重要ですね。@ramonbookprj 反新自由主義で先を行くラテンアメリカと言語を共有しているおかげ @midoriSW19

2014-10-30 22:45:54
宮前ゆかり @MiyamaeYukari

米国内でもスペイン語を共有する人口、特に高校生たちが近年全米を巻き込む巨大なデモを企画し市民運動(人権、反グロ含め)を牽引していますが、以前の歴史を継承していることも重要。democracynow.org/2006/3/29/walk… @ramonbookprj @midoriSW19

2014-10-30 23:03:26
ramonbook @ramonbookprj

@MiyamaeYukari @midoriSW19 情報ありがとうございます。米国のヒスパニック系といえばセサル・チャベス、ドローレス・ウエルタとUFWの不法移民の権利のための闘い! 彼らのスローガン「¡Sí se puede!」は今もスペインの市民運動で用いられています。

2014-11-01 18:44:26
ramonbook @ramonbookprj

@MiyamaeYukari @midoriSW19 例えば、民主化後最大の市民運動PHAのスローガンは「SÍ SE PUEDE」。住宅ローン未払いによる強制退去に直接行動で抵抗する市民組織で、バルセロナからスペイン全土に広がりました。youtu.be/ftxy4v6DdsI

2014-11-01 18:47:54
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ramonbook @ramonbookprj

@MiyamaeYukari @midoriSW19 また、5月の欧州議会選挙でいきなり5議席を獲得した新政党PODEMOSもUFWの「WE CAN」のスペイン語バージョンが名前の由来で、「¡Sí se puede!」を使っています。youtu.be/jOK5dMV1fJo

2014-11-01 18:54:58
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