なぜこんな柄に?ある国で「腎臓の模様」のじゅうたんが作られている理由が奥深い
西洋古典学の専門家である河島思朗(@vdgatta)さんが投稿した画像が話題を呼んでいる。
この模様、腎臓のデザインだそうです!腎臓柄!ウズベキスタンだったかな。Kannotextile https://t.co/kHLcTCTmVK
— 河島思朗 (@vdgatta) 2019年7月21日
一見ふつうのじゅうたんのような見た目だが、よく見ると腎臓の模様が描かれている。四つ葉のクローバーにも見える、神秘的なデザインだ。
@susugi_sheep 腎臓料理を食べない文化だそうです。腎臓を食べずに家の周りに捨てるので、家畜の多い裕福な家では捨てられた腎臓も多くなる。そこから、豊さの印の一種としてこの模様を作るようになったそうです。
— 河島思朗 (@vdgatta) 2019年7月21日
なぜこのような模様になっているのか。河島さんによると、このじゅうたんが作られた地域では家畜の腎臓を食べない文化があり、家畜の多い裕福な家ではたくさんの腎臓が捨てられる。そのことから、腎臓の模様が豊かさの印の一種となり、この模様が作られるようになったのだそう。
投稿を見たTwitterユーザーからは「同じような腎臓柄の刺繍、カザフ民族に流行っているみたいです。」「ウズベクでよく見かけたのに腎臓とは知らんかった!」といった反応が寄せられた。
一瞬、腎臓の模様と聞くとびっくりしてしまうが、事情を知ると、他国の文化の奥深さを感じずにいられない。