編集者から徹底的に進捗を確認される…!文京区本郷の旅館で「文豪缶詰プラン」を体験してきた
PM20:30 編集部からの催促が止まらない
あんなに催促された以上、作業せざるを得ません。
だからと言って突然アイデアが出てくるわけではないし。な~んも思い浮かばん…。
もうこのまま寝ちゃおうかな。
失礼しま~す
!?
編集者が部屋にまで来た
上司から「進捗を確認してこい」と言われまして~
(ありがた迷惑~)
で、なんでオセロ?
根を詰めすぎるのもよろしくありませんし、先生に息抜きをして貰おうと思いまして~
(息抜きしかしてないなんて言えね~)
それと編集部に先生のことを話したら、編集長代理も先生に是非一度挨拶をしたいと言っておりまして~
へ?
編集長(代理)も来た
そんなことある?!
編集長と聞いたら無意識に土下座してしまう
いつも記事が遅れてすみません! 初稿段階で誤字が多くてすみません! 締め切りを破って、“裏の締め切り”にまで待ってもらってすみません!
妙にリアルな謝罪ですね。
ひと通りの挨拶を済ませて編集長代理は帰りました。本当にプレッシャーかけに来ただけかよ!
先生、ここで一つの賭けをしませんか?
賭け?
私が勝ったら、先生は明日の朝8時までに仕事を終わらせて頂く…というのはいかがでしょう。
(そんな横暴ある?!)
こんな賭けがなくても先生ほどのお方なら大丈夫でしょうけど、一応念の為です!
も、もちろんOKですよ! 要は勝てばいいんですからね! 私は勝負事に手は抜きませんぞ?! アハハハ。
大敗を喫した
圧倒的大差(僕が黒です。一応)
……。
あとは先生が最後のコマを置けばゲーム終了なんですが…。
先生? 聞いてます?
田中さん…。勝負の世界とは儚いものですな。無情故に美しい。それはまるで人生と同じではありませんか? 創作とは存在しない誰かの人生を描くこと…。私はこの勝負の経験を今後の作家人生の糧とし、更なる高みへと突き進みたい所存でありま…
はやく置いてください
すみません
本日2回目の土下座
勘弁して~~~(泣)
それでは、先生には朝までに仕事を終わらせて頂くということで。
ボケーーー(泣)
PM22:00 脱走を試みる
クソ!
催促ばっかされたら逆にやる気落ちるっつーの!(まぁ、こっちがそういうプランで申し込んだんですけどね)
さっきから机の位置が変わってるのは「位置を変えたら作業も捗るはず」と無意味に繰り返してるからです
あぁ…進まん…。せっかくの旅館だし酒が飲みたい。酒飲んだほうが脳の回転も良くなる気がする。そういえば旅館の近くにコンビニあったな~。
……。
…よし
逃げよう
午後10時、旅館からの脱出を試みます。
「文豪缶詰プラン」では外出禁止。でも、窓からソ~っと逃げればどうせバレないって。大丈夫!
え? 外に誰かいる?
逃げないでくださいね?
怖ぇーよ!
PM22:30 諦めて作業に集中
もう諦めて作業に没頭します。
それに、編集部の人達にここまで尽くしてもらった以上「仕事を終わらせねば」という気持ちが高まってきました。
考えてみたら、こんなにも最高の環境&進捗を心配してくれる人が揃ってるなんてありがたいことだよな。
自宅で一人作業をしても、絶対ここまでやる気が出なかったし…。
よし、今夜は徹夜しよう! 最後まで頑張ってみるんだ…!
AM7:30
ごめん無理でした。途中で力尽きて爆睡しました。徹夜とかマジ無理。
AM8:00 モーニング進捗コールが来る
編集部からモーニング進捗コールがきました。
いえいえ…!こちらこそ意地悪を言ってすみません! 先生の作業が少しでも進んだなら私達も嬉しいですから…!
AM9:00 ラストスパート
チェックアウトまではまだ時間があるので、最後の追い込みです。いけいけ!
AM10:00 作業終了&チェックアウト
そして午前10時、なんとか企画案を50個出しました!
「文豪缶詰プラン」終了です!
↓「文豪缶詰プラン」を体験してみての感想をまとめるとこんな感じ↓
・「架空の編集部役」の設定作り込みがしっかりしてる
・「先生」って呼ばれるのはクソ気持ちいい
・自宅で作業するより捗るのは確か
現在、「文豪缶詰プラン」は時期を見て第3弾の開催も検討しているそうです。
自宅では作業が捗らない人はもちろん、締め切りがヤバかったり同人イベント制作等で追い込みたいなど、“缶詰”を体験したい人は次回開催の情報をTwitterアカウントや公式HPでチェックしてみてください!
撮影協力
鳳明館森川別館
所在地:東京都文京区本郷6-23-5
公式HP
文豪って大変だな…