使い捨てコンタクトの「使用日数」が一目で分かるケースが便利そう!作った人に話を聞いた

着眼点が素晴らしい
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コンタクトレンズの使用日数をひと目で確認できるケースがTwitter上に投稿された。

コンタクトケース

こちらは、さまざまなアイデア商品を3Dプリンターで製作している9%(@atelier9per)さんが考案・自作したもの。

コンタクトレンズには2週間など一定期間で使い捨てするタイプのものがあるが、これらを使ったことがある人は「あれ、いつ換えたっけ?」と記憶がおぼろげになることはないだろうか。

9%さんのケースは、左右のダイヤルを回すことで2桁の数字を表示できるデザインで、「使用開始から何日経ったか」「交換まであと何日か」といったカウントをすることができる。

コンタクトを使用する際に必ず手にする「ケース」そのものをカウンターにしているため、使い捨てレンズの経過日数忘れなどを防ぎやすくなりそうだ。

コンタクトケース
構造は至ってシンプル

コンタクトレンズケースの製作過程について、9%さんに詳しく話を聞いた。

「必ず触るケースに目印をつければ忘れない」と思った

コンタクトケースを作ったきっかけを教えてください。

私は普段「2week」のソフトコンタクトレンズを使用しています。 2週間で新しいレンズに取り替えないといけないのですが、毎回いつまで使えるか忘れてしまうため、何か良い方法はないかなぁと思ったのがきっかけです。

はじめはスマホのカレンダーアプリに交換日を登録していたのですが、新しいコンタクトをつけるのは大抵出かける準備でバタバタする朝が多いため、後で登録しようと思っていたらそのまま忘れてしまうことが多々ありました。

そこで「コンタクトをつける時、または外す時に必ず触るケースに何か目印をつければ忘れないだろう」と思い、日数がわかるケースを作りました。

コンタクトケース
画像提供:9%さん

どのような構造になっているのでしょうか?

構造はとてもシンプルです。

  • 0~9の数字が書かれた10角形の蓋
  • 0~9の数字が書かれた10角形の底
  • 数字窓のついた、内側が10角形のリング

上記3つの部品に分かれています。 数字が書かれた蓋と底をリングに差し込むことで、リングの数字窓に好きな数字(00~99まで)を表示できます。 コンタクトをつける時、または外す時に数字窓の数字を変えていくという使い方になります。

構想と製作には、どのくらいの時間がかかりましたか?

なんとなく紙に描いてみたり、コンタクトのケースの寸法を測ったりで1時間くらい、 3Dモデルを作るのに1時間くらい、 3つの部品を3Dプリンターで印刷するのに全部で5時間くらいかかりました。

3Dプリンター作品のアイデアはどこから来るのでしょうか?

普段生活していて不便に感じた時や「こんなものがあったらいいなぁ」と思った時に、スマホのアプリにメモするようにしています。たまったメモのリストから自分で作れそうなものを作っています。

他には3Dソフトで適当に形を作ってみて、良い感じの形状ができたらとりあえず印刷してみるという場合もあります。(特に目標の形を考えずに、粘土をコネコネするイメージです。)

9%(@atelier9per)さんは、3Dプリンターで作ったさまざまな作品をツイートしている。気になる人はのぞいてみては。

 

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。