アフリカ「ザンビア米」は和食に合っておにぎりも作れる!現地在住の日本人も感動したお米の味を聞いてみた
X(Twitter)に投稿されたこちらの画像、一見、普通のおにぎりに見えるが、実はアフリカのザンビア共和国に住む日本人が現地で購入した「ザンビア米」で握ったもの。
ザンビア🇿🇲を大変気に入った理由の一つがこのザンビア産米。普通のお店で売っているお米でおにぎりが作れてしまうんです。南ア🇿🇦では、パーボイルド米というパサパサで匂いが独特なお米が一般的。当時のウチではアジア食材店で買うお米が貴重品だったので、おにぎりは滅多に食べられないご馳走でした。 https://t.co/ki3mcRGgGN
— Sayaka Kono @ザンビア (@dumelangafrica) 2023年10月5日
画像を投稿した、アフリカ南部のザンビア共和国在住のSayaka Kono(@dumelangafrica)さんによると、以前住んでいた南アフリカで流通していたのは「パーボイルド米(※)」。しかしパサパサしていたためおにぎりは作れず、アジア食材店で売っているお米でしか作れなかったそう。
しかし、ザンビアで売られているザンビア産のお米は、日本米のように「おにぎりが握れるお米」だった。Konoさんは、このお米との出会いを「ザンビアを大変気に入った理由の一つ」とするほど感動したのだという。
(※)…もみ殻状態のお米を浸水させるなどの工程を経て精米したもの。
ザンビア米で握ったおにぎりやザンビア米について、Konoさんに詳しく話を聞いた。
ザンビア産米は日本食にぴったり
おにぎりの具材は何でしょうか?
梅干しと鰹節のおにぎりとわかめふりかけのおにぎりで、具材はすべて日本の食材です。海苔は中華食材店などで売っているかもしれませんが、今回は見つけられませんでした。
以前住んでいた南アフリカのお米は独特の匂いがあったため、日本食にはあまり合いませんでした。ザンビア産米は日本食にとてもよく合うので、おいしくて家では飛ぶようになくなります。
写真のおにぎりは5歳の息子のお弁当用なので、サイズは小さめに握りました。
初めてザンビア産米おにぎりを握った時の感想を教えてください。
息子は2歳頃から絵本などでおにぎりを見ていて、いつも「食べてみたい」と言っていました。
なので、初めてザンビアでおにぎりを握った日は、お弁当に入れてあげられたことがとても嬉しかったです。
ザンビア米はどんなお店で購入していますか?味の感想も教えてください。
露店の量り売りやスーパーで購入でき、スーパーでは5kgで約1,000円(150クワチャ)で売っています。我が家で食べているのは南部州のモングで作られた「Mongu Rice」です。
味は日本米に似ているので和食にも合いますが、ほんの少しふっくら感が少なく、クセのない味です。
ザンビア産米を初めて食べた時はどう思いましたか?
初めて食べた時はとても美味しかったので「この国は住みやすい!!」と思いました。ザンビアのポピュラーな主食「シマ(※)」はとても美味しいのですが、ザンビアでの生活が長いと、やっぱりお米や醤油味のおかずも食べたくなります。
普通のスーパーで一般の人たちが食べる食品として売っているザンビア産米が、これだけ和食に合う美味しいものだと、家計的にも大助かりですね。
(※)…とうもろこし粉を煮てから練って固形状にしたもの
ザンビアではどのくらいの頻度でお米を食べていますか?
南アフリカにいた時は、遠くの中華食材店で購入する日本米に似たオーストラリア米と、ローカル店で購入するパーボイルド米を半々くらいで食べていました。
オーストラリア米を炊く日は週に一回くらい。子どもには和食やカレーなどを作っていて、なかなかおにぎりを作る機会はありませんでした。今はほぼ毎日、一食はお米を食べています。
ザンビア産米のおかげで、アフリカの地でも日本食を楽しめるようになったKonoさん。日本食が気軽に作れるというのは、異国に住む条件として大切なものかもしれない。