薄暗い通路を、こちらに向かって駆け抜けてくるコザクラインコの映像がX(Twitter)で話題になっている。
迫りくる癒し
#コザクラインコ https://t.co/Z8wXDywQBS
— 小桜さくら (@kozakurasakura1) 2023年11月1日



「迫りくる癒し」というコメントとともに投稿されたこちらの動画には、セピア色のライトが灯る通路の奥からインコさんが猛スピードでテケテケと駆けてくるシーンから始まる。
インコさんがカメラにぶつかりそうなほど接近したタイミングでカメラがのけぞるように離れ、箱に空いた穴からインコさんがひょっこりと顔を出している様が映し出された。廊下のように見えた空間は、箱の中の様子だったようだ。
インコさんは、撮影者である飼い主さんの指にスリスリと甘え、その後また箱の中に戻り、また戻ってきては指に甘えを繰り返すのだった。

登場するインコさんは、コザクラインコのさくらちゃん(メス・1歳)で、飼い主(@kozakurasakura1)さんによると、このインコサイズの室内廊下のような空間は、さくらちゃんのために段ボールでDIYした遊び場なんだとか。
動画を見たXユーザーからは「すごいスピードですね、弾丸みたい」という声や、「癒しのインコがホラー的な速さで向かってくるんだが」「廊下の色合いが『Backrooms(※)』を彷彿とさせる」といった、かわいさとちょっとした怖さ(?)の融合に圧倒される声が集まった。
※人気のないオフィスビル内のような空間を映したフェイク画像のこと。「不気味さを感じる画像」として海外の掲示板などで有名になり、その後さまざまな創作や都市伝説のモチーフになった。
今回の段ボールトンネルやさくらちゃんとの暮らしについて、飼い主さんに話を聞いた。
狙った通りの映像が撮れて最高
DIYしたトンネルを気に入ってくれた時のお気持ちは?
気に入ってくれるだろうと想像はしていましたが、それでも実際に遊んでくれて、さくらちゃんのウキウキした気持ちが伝わってくるようでうれしかったですね。
投稿した動画は「こっちまで突っ走って来てね!」と想いを込めて撮影したので、狙った通りの映像が撮れて最高でした。
『Backrooms』を連想させるような空間だとバズったみたいなので、それについては想定外でビックリしました。
ちなみにこの動画には「コザクラインコなのにこんなに懐いてすごい!」という反応も多く寄せられたそう。というのも、メスのコザクラインコは好奇心旺盛な反面、気が強くよく噛む個体も多いことで有名なのだ。
飼い主さんは、さくらちゃんとどのように信頼関係を築いたのだろうか。
さくらちゃんと穏やかに交流できている要因はどんなところだと思いますか?
コザクラインコは、気性が荒い子が多い傾向にあります。私のYoutubeチャンネルの視聴者さんの反応や情報を見る限り、老鳥は除きますが90%以上が当てはまるようです。
もちろんさくらちゃんも同様で、訴えていることを理解してあげないと私の頬や首、耳を噛むことがあります。自分の気に入った場所や物を取られないよう、反射的に攻撃をしてしまうんだと思います。
噛まれても、時間をかけて愛鳥の不安な気持ちを理解しようと接していたら、やっと気持ちが伝わってきたようでした。
コザクラインコは愛玩動物として扱っていては仲良くなれないと思いますが、気持ちを汲み取るように接することができれば天使のようになります。
飼い主さんがさくらちゃんに寄り添いながら愛情を注いでいることが伝わってくるお話だった。