骨董品店でイーゼルを購入したら昔手放した自分のものだった…まさかの巡り合わせがエモい

おかえりとただいまのストーリー
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骨董品店で購入したイーゼルが、昔自分で手放したものだったというまさかの「再会」を果たした話が話題だ。

まだまだ使えそうな風貌のイーゼル

赤坂にある骨董品店で、キャンバスを定位置に固定する画材道具のイーゼルを購入したというフーチ(@gannontoise)さん。本体には前の持ち主がマジックで書いたであろう文字があり、よく見るとそこに書かれていたのは、なんとフーチさん自身の名前と学生時代の学生番号。

数年前に使っていたものと同じものだったので購入したそうだが、まさか自身が使っていたものだとは…! フーチさんは今回「10年以上前に手放したのがブーメランwww」という驚きとともに、思い出のイーゼルの画像を投稿したのだった。

X(Twitter)ユーザーからは、「邂逅という言葉がぴったりです…運命の奇跡」「道具がヌシを呼んだか、ヌシが道具を呼んだか」「『イーゼルの旅』で映画化出来そう」「なにかやどってて帰ってきたかったんですよ、きっと」など、思わぬ再会に感動するコメントがいくつも寄せられていた。

イーゼルとの別れと再会のエピソードを、フーチさんに伺った。

「まさか」「やっぱり」驚きと喜びの邂逅

イーゼルにご自身の名前を見つけた時の気持ちを教えてください。

購入後、自宅に持ち帰ってから気付いたのですが、「まさか」と「やっぱり」が入り混じった複雑な心境でした。

当時イーゼルを手放した経緯と、今回改めて購入した理由をお聞かせください。

大学を出た後、老舗ギャラリーに就職したもののギャラリーの経営悪化でやむなく退職し、デザイナーとして独立しました。その後、別カテゴリでの起業を行ったため、絵画を制作する余裕がなくなり、他の不要な家財道具と一緒にリサイクル業者に買い取ってもらいました。ちなみに、その業者は今回買った骨董屋とはまったく別業者です。

それから会社を畳み、身辺が落ち着いてきたのでまた絵画を描こうと思い、新品中古問わず自分に合いそうな携帯イーゼルを再び探していました。

手元に戻ってきたイーゼルは、今後の絵画制作に使用します。

一度は離れたものの、年月を経てフーチさんのもとへ戻ってきたイーゼル。今後は昔のように、フーチさんの絵画制作を支える礎となってくれることだろう。

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書いた人
mine_k

編集、ライター、お酒、筋トレ、フリーランス