【祝】鳩サブレーを均等に割ることに成功!唯一無二の特技を手に入れた画家さんにコツを聞いた
「鳩サブレー」を均一の重さで二等分することに成功したという報告がX(Twitter)で話題だ。
鳩サブレーを均等に割る鍛錬を密かに続けていたのですが本日ついにパーフェクトスコアを出せたことをご報告させていただきます https://t.co/YcBBDmrX9l
— 綱田康平 / Kohei Tsunada (@__tuna) 2024年3月13日
投稿者は画家の綱田康平(@__tuna)さん。「均等に割る鍛錬を密かに続けていた」というコメントの通り、投稿された2枚の画像にはスケールに載せられた鳩サブレーの半身(頭とお尻)がそれぞれ映っている。スケールが示す重量はどちらも「16g」だ。
この投稿にXユーザーからは「すごくすごそうで何にも活かせなさそうな能力好き」というコメントや、「たゆまぬ努力の結晶がついに!」「パーフェクトスコアすごっ」という祝福の声が集まっている。
一体この偉業(?)を成し遂げるまでにどのような鍛錬を重ねたのだろうか? 綱田さんに話を聞いた。
半分に割り重さを計る「鳩割り」ルーティーン
鳩サブレーを均等に割るチャレンジはどのように行っていましたか?
昔から鳩サブレーが大好きでよく買ってたんですが、ある日妻と1枚を半分に割って食べようとしたときに「どっちが大きい?」という話になったのがきっかけです。
試しに重さを計ってみたら思ったより左右(上半身と下半身)で比重差があることがわかって、「意外と奥が深いぞ」となりました。
それ以来自分の中で「鳩割り」と名付け、半分に割ったら重さを計ってみるのがルーティンになりました。
いつ頃から鍛錬を始めましたか?
期間としては1年半くらいでしょうか。妻とのおやつの時間に挑む感じです。
最初は結構いい加減に割ってたんですが、比重差があると大きい方を妻にあげるとか、自分でペナルティを課したりする中で、少しずつモチベーションを上げていきました。
集中力を上げてから挑戦した枚数は、十数枚くらいだと思います。そんなにたくさん食べられるものでもないので、トライは量より質と思っていました。
17g対15gくらいまでは早々に追い込めましたが、割れ具合は運も絡むので最後の一歩の追い込みがなかなか難しかったです。
均等にうまく割るコツを教えてください。
個包装状態のまま掴んで割って、開封して計量という手順です。
Xでも指摘されてる方がいますが、前方の比重が結構大きいんです。直感で「こんな手前ではないだろ」と思って後方を持って割ってみると、意外なほど重量差が出てしまう。
頭の方が密度があるのか目の錯覚かわかりませんが、とりあえず直感に反するくらい思い切って手前を掴むのが大事ですね。
近年のトータルデザインでも特に秀逸だなって思います。鳩サブレのパッケージ。誰がディレクションしたんだろう
— 綱田康平 / Kohei Tsunada (@__tuna) 2013年4月8日
職業柄なのか、10年以上前から鳩サブレーにデザイン面でも関心を寄せていたという綱田さん。
この度、晴れて「鳩割り」の能力を身に着け、「鳩サブレーの重心は意外なほど頭の方にある」という真実を共有してくれた。