SF作品でおなじみの「ディストピア飯」を作って食べたら「毎食は地獄」と報告…作成者にレシピを聞いた

映画でも美味しそうに食べてる様子を見たことないもんな…
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映画や漫画などのSF作品で時々出てくる通称「ディストピア飯」をご存知だろうか。

どんな原料を使っているのか分からない無機質な見た目で、食欲をまったくそそられないにも関わらず無性に気になるアレを「作って食べた」という投稿がX(Twitter)で話題だ。

材料が気になる

ディストピア飯を作って食べたと投稿したのはノミのピコ(@KRWNMNPK)さん。

「日曜をより良いものにすべく」などというコメントと共に添付された画像には、仕切りのついたプレートに、緑や紫、オレンジ色のゼリー状やペースト状になった食べ物の何かが盛られている。さらにはブロック状の固形物や錠剤らしきものも添えられ、まさしくSF映画などで見るディストピア飯が再現されているようだ。

ノミのピコさんに材料を尋ねたところ、

緑色のペーストは「ずんだ」、黄色は「かぼちゃ」をレンジでチンしてマヨネーズを混ぜたもの。赤色は「コンビーフとマヨネーズを混ぜたもの」。その他のメニューは市販のみかんゼリーや栄養ブロックバーやお菓子を利用した

とのこと。

ノミのピコさんはその後、実際に食してみた感想もXで報告。「4口目くらいまでは美味しい」「中盤から虚無で食ってた」「毎食は地獄」などと伝えており、完成させた満足感は得られたものの、味や食感は微妙だったと振り返っている。

この投稿にXでは、「味と食感の違和感で心折られそうですね」「エヴァのシンジくんの食事を思い出しました」といった声のほか、「たまに作りたくなりますよね」「食感に物足りなさを覚えたら枝豆チップスを加えてみてください」「緑色の材料は何でしょうか?先日ブロッコリーで作ったらまずくなってしまって」と作った経験のある方からの声も寄せられていた。

どうしてディストピア飯を作ろうと思ったのか。作る上で何が大変だったのか。ノミのピコさんに聞いてみた。

「次はちゃんとしたプレート皿を用意したい」

ディストピア飯を作ろうと思ったきっかけは?

映画やアニメで時折見かけるディストピア飯に興味があり、どんな味か、食感はどうか、など気になり、実際に食べてみるのがちょっとした夢でした。

そこで調べてみたところ、実際に調理している様子を投稿した動画を見つけたので、それを参考に自分でも作ってみようと思ったのがきっかけでした。

作るのに手間がかかったのは、どのメニューですか?

ペースト料理です。特に黄色のかぼちゃペーストに一番手間がかかりました。

かぼちゃをレンジで温めた後、身をスプーンですくって取り出したのですが、熱々の状態のかぼちゃを触らなくてはならず、火傷しそうになりながらやるのが大変でした。

実食してみて、特に辛いと感じたのはどのような点でしょうか?

食感の無さが特に辛かったです。 モソモソとしたような食感が味の単調さも相まって食欲を削いでいくので、終盤にはウンザリしながら食べていました。

好きなものを食べられることが幸せなことだと再認識させられました。

今後また作るとしたらどんなディストピア飯を作りますか?

今回の投稿で、ディストピア飯の作成経験者の方々からさまざまなアドバイスをいただいたので、それを参考にまた作ってみたいですね。

特にプレート皿はちゃんとしたものを用意できず、100均のキッチン棚用仕切りプレートを使ったので、次はちゃんとしたプレート皿、よくディストピア飯に使われるステンレスなどの金属製を用いて今回と似たようなメニューで作ってみたいです。

次回作はさらにパワーアップしたディストピア飯が期待できそうだが、食欲をそそる見た目だけは期待できないかもしれない。

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書いた人
らんびん

ライター/動画編集/趣味は旅行・車・野球観戦・カメラ・料理 etc. X(旧Twitter):@chibaspo