18日に行われた東京都青少年健全育成条例に関する都議会総務委員会審議レポート
吉原委員「公立小学校のPTAが来て条例案に賛成した。小学生の親としてごく自然な感情だなと思わざるを得ない。どこでどう確認して(反対意見は)ああいう文章になったのか。条例は(これまでも)作家の存在を守って、アニメやマンガの隆盛を促してきたのではないか」
2010-03-19 03:32:21吉原委員「表現の自由や憲法に反するとされるが、実は従来と変わっていない。これまでに、この条例で表現の自由が制限された事例があっただろうか?」
2010-03-19 03:33:45吉原委員「(過去4年間で)137冊中のうち119冊、マンガも不健全図書の指定を受けている。これまでの条例を知らない人が意見を送ってきているのではないか。(都に質問)「非実在青少年」とは何か。なぜ条例に加えるのか」
2010-03-19 03:57:15浅川参事「7条の2号で「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」と明確に定めている」
2010-03-19 03:57:37浅川参事「これを相手にする「性交または性交類似行為に係る非実在青少年の姿態を視覚により認識することができる方法でみだりに性的対象として肯定的に描写」したものを目にした青少年が、性に対する誤った認識を持つことを防ぐもの」
2010-03-19 03:57:47自民党の議員がことさらに『ハレンチ学園』を読んでいたと強調して、その直後に都に「該当しない」と言わせる流れを2回も見せられたわけだが、これこそハレンチだよなと思ったり。
2010-03-19 04:04:09吉原委員「3月17日の新聞には、竹宮恵子氏の記事が載っていた。この方の代表作という『風と木の詩』については?」 浅川参事「文庫で拝見した」
2010-03-19 04:13:28吉原委員「女の子が性の情報から隔離されていた時代、このような性暴力が世の中にはあるのだと伝えたかったという。この作品も指定対象に当たるか?」
2010-03-19 04:13:43浅川参事「描写そのものは少年が重なっているシーンがあるが、その程度は「みだりに」「肯定的に」とは言えないと思う。ストーリー性も重要。性交場面で(読者が)性欲を満たす目的ではないことから、該当はしない」
2010-03-19 04:14:04吉原委員「自主規制がまずあって、ひどいものは都で指定する。条例改正はあたりまえだと思う。憲法違反だと言う人もいるわけだが、今日まで条例の運用と変わらない仕組みだとしたら、(今までの)条例は憲法違反だったのか」
2010-03-19 04:16:36吉原委員「(都の答弁で)誤解を解いてもらえればと思う。さまざまな意見があるのは当然。我々は、都民の代弁者に過ぎない。都民福祉の向上のために良識ある判断を(都議には)求めたい。青少年を守るのが目的であり、その被害を抑止するためには1日も早く成立をさせるべきだ」
2010-03-19 04:27:50吉原委員「行政から議会に提案されたものである以上、賛否としてしっかり意思を持つのが当然。報道にあるように継続審議があるとすれば、それは議会人として如何か。ぜひ意思表示はしてもらいたい」
2010-03-19 04:28:05