成長物語としての『機動戦士ガンダム』と、ニュータイプへ覚醒したアムロが擬似家族に帰るまで辿った「心の回り道」

インターネットのどこかに存在している「富野由悠季は超越的なニュータイプの新しいコミュニケーションのイメージを、家族的なものからの超越に象徴させた」という評論について、 https://twitter.com/highland_view さんが指摘した問題点についてのまとめです。
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HIGHLAND VIEW @highland_view

@the_thingX ありがとうございます。仰るとおり、本質はただのエクスキューズです。ただ物語での使い方が上手だと、エクスキューズが単なる言い訳ではなくなる好例のひとつでしょうね。

2016-07-29 15:58:35
first_オヤジ@機動戦士ガンダム40周年 @the_thingX

@highland_view 確かに、作品というものは、一旦世に出れば受けてのものとよく言ったものだなとw 貴方がおっしゃる主人公の「気づき」は「富野作品」の多くに反映されているものですからね。 私もこれがイデオロギー的反映とは思えないのです。

2016-07-29 16:22:51
kaito2198 @kaito2198

『機動戦士ガンダム』は、そもそも富野由悠季が43話をかけて描いた少年の成長物語なんですよね。 アムロの本当の意味での成長は、何も「ニュータイプ」という大それたものへの覚醒とかではなく、最終話でようやく「自分の帰る場所」を見つかったところに宿っていると思います。

2016-07-29 15:47:55
kaito2198 @kaito2198

@highland_view さんも指摘しましたが、最終話の当たり前の結論にたどり着くには、アムロはむしろ一番遅れているという指摘ですね。これは優劣と関係なく、あくまでアムロの心が回り道をしたからです。 だからこそ、迷子になったアムロが皆の所に戻った時の感動があるわけです。

2016-07-29 16:03:40
kaito2198 @kaito2198

また、アムロとシャアの争論は確かに「違う境界」に入っていますが、それも別にニュータイプ云々だからではなく、明らかに一個人が背負いきれる範疇を超えている課題ですからね。

2016-07-29 16:15:00