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「ネクロマンティック・フィードバック」 #3

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
ニンジャスレイヤー
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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ネクロマンティック・フィードバック #3」 #njslyr
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「おい……おい……何件目だ、これで?」ハンドルを操るシンゴは憔悴もあらわに、落ち窪んだ目で前方を睨む。「夜だぞ、何時間労働だ畜生……」「デスネー。これで五件目です、五件」タバタはテリヤキ・ニギリを頬張り、シンゴにも差し出した。「ブッダ!マヨネーズ抜きかよ!」「デスネー」
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犠牲者が黒焦げの死体となって発見される「バーナー殺人事件」の被害者はこの一日で15人を超えた。まだまだ増え続ける勢いだ。デッカー、マッポは非番のものも動員して警戒に当たっているが、いかんせん腰を上げるのが遅かった。
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「……タバタ=サン、これ何本に見える」シンゴは片手でハンドルを操作しながらもう片方の手でピースサインをした。「エート、二本ですね?」「……」シンゴは立てた指でタバタの目を突いた。「アイエエ!」「気に入らねえよなあ」「デスネー……」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
覆面デッカー・ビークルはT字路に差し掛かる。「ここを左……シンゴ=サン!あれは?」タバタが指差したときには、もうシンゴはドアを開けて飛び出していた。手にはデッカーガン。彼が走っていくのは、車の入れない細い路地裏だ。「シンゴ=サン!」タバタも車を止めて後を追う。
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ナムサン、二人のデッカーはなにを見たのか?路地裏の闇で燃え上がる青い炎と、断末魔の悲鳴だ!事件現場へ向かう途中、思いがけず、逃走中の犯人とさらなる犯行現場を捉えたのではないか?ブルズアイ!「ドーモ、止まりなさい、手を上げて!」シンゴはデッカーガンを構え、叫びながら前進する。
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酸鼻!燃え上がっていたのはやはり人間だった。黒焦げの遺体と化した犠牲者が、シンゴとタバタの目の前で、ぐったりと路地の配管パイプにもたれかかって事切れる。「動くなよ!」シンゴはデッカーガンのロックを解除した。赤いレーザーサイトが、うつむいて佇む不審人物に照準を定める。
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「アバー」不審な人影の周囲に青白い炎が鬼火めいて浮かび、まとわりついた。シンゴは眉根を寄せた。いかなる自然現象か?何らかの科学兵器を通り魔的に人体実験する「テクノ・ツジギリ」の類いかも知れぬ。この地区の経済状況は良好であり、そういった犯罪が起こることは通常考えられないのだが……。
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「アバー、ドーモ、ウィルオーウィスプです、アバー」かくんと首を揺らし、不審な人影が一歩シンゴへ踏み出す。シンゴは銃身のフラッシュライトをオンにした。ライトが照らし出す姿は、「……ニンジャ……?」「アバー」BLAM!BLAM!BLAM!シンゴは迷いなくデッカーガンの銃弾を叩き込む。
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「シンゴ=サン?」タバタもデッカーガンを構えながら、「いいんですか、ちょっと」「馬鹿野郎!」BLAM!BLAM!BLAM!さらに発砲!シンゴの極限的本能が、やるかやられるかの危機を察知したのだ。「始末書なら俺がいくらでも書いてやる!やれ!」BLAM!BLAM!BLAM!
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「アバー、アバー」ウィルオーウィスプと名乗った不審者は思いがけず速い動作で壁から壁へ三角跳びを繰り出し、銃撃を回避!「畜生!」BLAM!BLAM!BLAM!シンゴとタバタは執拗に発砲するが、なんたる動物的回避能力か!「ニンジャだと?まさか……ふざけるなよ……」「シンゴ=サン!」
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タバタがリロードに手間取るシンゴの体を突き飛ばした。「な…」「アババーッ!」その直後、飛来した鬼火はタバタの背中に着弾、青く燃え上がる!「タバタ!!」「アババーッ!」シンゴはデッカーガンを乱射!BLAM!BLAM!BLAM!「アバー」銃弾がウィルオーウィスプの肩を撃ち抜く!
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「アバー」白濁した瞳がシンゴを一瞥した。と、ウィルオーウィスプは身をひるがえした!炎をまとわりつかせた影は、壁を蹴りながらあっという間に路地裏の角を曲がって消えて行く!「タバタ!!」「アバババババー!」シンゴは自身のコートを脱ぎ、燃え上がるタバタの背中に叩きつける。「クソーッ!」
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「…アイエエエ……」青い火は消し止めたが、タバタは虫の息であった。タバタのコートは黒く焦げ、肉が焼けるにおいが立ち昇る。シンゴはタバタを助け起こす。「おい、タバタ!聞こえるかタバタ=サン!」「……」「タバタ!返事しろ!おい!」「……」「救護班は呼んだ!おい!」「……デスネー……」
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「馬鹿野郎……!」「デスネー、ご無事でなにより……」消えいるような声で呟くと、タバタは脱力し、意識を失った。「タバター!!」救急車のサイレンが近づいてくる……
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「アーッ!もーッ!」リー・アラキは悔しさのあまりブリッジめいてのけぞった。柱の巨大モニタには「全員が死んでしまった」というゴチック体の表示。「アーンいけませんわ、頭を打ったら貴重な脳細胞がいけませんわ」フブキ・ナハタはリー先生の頭を豊満な胸でクッションめいて受け止める。
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「ジェノサイドがいなくなってしまうぞ!あいつときたら手加減を知らん、これはやりすぎですねェ……!」「まったくですわね」フブキは乳房でリー先生の頭を挟みながら同意した。「スタッフもリクルートしないといけませんわね」「それはヨロシサンあたりから引っ張ってくればいいねェ!トリダ君は?」
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「回収完了しましてよ」フブキは手元のデッキを操作し、小型モニタのIRCレポートを覗き込む。「あら、ボディはキレイに残っていますわ、首の切断で済んで、よござんしたわね」「そりゃ結構!イヒヒーッ!」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「……あら」デッキを操作するフブキの手が止まる。「なんだねフブキ君?」「情報提供ですわ。これ、……あら、アラー……」「何?なんだね!もったいつけてはいかんねェ!」リー先生は頭を挟むフブキの乳房を両手で揉みしだいた。「アーン、先生、これ、例のゾンビーニンジャじゃありませんこと?」
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「例の?あの、なんとかいうゾンビーか?」「ウィルオーウィスプですわ。トコシマ地区で暴れていますの、ね?青白い炎だとか、焼け焦げだとか」「ウィルオーウィスプ!」リー先生は跳ね起き、乱暴にフブキを押しのけると、モニターに顔を押し付ける。「な、なななんと!これはウィルオーウィスプ!」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
リー先生は素早くキーボードをタイピングし、パンチシートをプリントアウトする。貪るように確認!「まままっ、まさしくこの手口はウィルオーウィスプに注入したオバケ・ニンジャソウルの特性!なんたる事か!死後72時間以上経過してからの覚醒だと!?しかもこの短時間でこれだけの……」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「どうされますの?」フブキがリー先生にもたれかかる。リー先生は痙攣しながら笑い出した。「イヒヒーッ!ヒョウタンからオハギ!これはいけませんねェ!ジェノサイド、あれは現時点では手に負えん、別の手段を考える!まずはウィルオーウィスプを回収だ!シンジケートに連絡を!」「もうしましたわ」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「さすがだ!!フブキ君!」リー先生は感極まり、勢いよくフブキ・ナハタのラバー白衣のボタンをむしり開いた。豊満な乳房が完全に露わとなる!「アーン!」「ご褒美をくれてやる!」「アーン!」リー先生がフブキを押し倒す!
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コメント

オスツ🍣 @alohakun 2011-02-19 01:53:26
「ネクロマンティック・フィードバック」 #1 http://togetter.com/li/98062 「ネクロマンティック・フィードバック」 #4 http://togetter.com/li/102738
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