松枝蔵人『聖エルザクルセイダーズ』回想録②

『コンプティーク』(角川書店)に1987年から88年にかけて連載され、角川文庫・青帯/角川スニーカー文庫から単行本が刊行されていた『聖エルザクルセイダーズ』。現在も多くのファンを持つ同作について、当時読者だった五十鈴氏が著者である松枝氏の公認の下、保存していた資料を「聖エルザギャラリー」としてTwitter上に公開。それに対して松枝氏がコメントを加えながら、『聖エルザ』をふり返る試みが現在進行中です。なお、回想録②は回想録①の続きとなります。また、あくまで現時点までのまとめ(途中経過)となりますので、ご了承ください。 松枝蔵人(Twitter) https://twitter.com/kurohdomatsugae 松枝蔵人(カクヨム) 続きを読む
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松枝蔵人 @kurohdomatsugae

② 今ちょっと気づいたら、語り手がチクリン→姫→ミホ1→ミホ2→コックリ→オトシマエ→カメラアイ→ミホ3となってて、抜群のバランスなのがわかります。内容もそれぞれのキャラらしく、決して説明役を振られてるだけじゃない。へえ〜と③へ twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-23 22:49:56
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

③我ながら感心したのですが、こうして誌面で見ると自分がはっきり意図していたのを思い出します。ページ数は徐々に増やしてもらったのですが、ようやく思い通りの表現が十分にできるようになった頃です。心情的には「ミホちゃん、頑張れ!」と④へ twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-23 22:55:46
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

④ いう気持ちで書いてます。キャラ投票4人の中ではずっとビリですし。BP氏の絵もいいし、「かわいくないわけじゃないんだがなァ」と思ってましたね。とくにこの回はそのヒイキが効いて、前号とはまた違った形でうまくまとまったなという印象。 twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-23 23:03:39
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

で、いよいよのシーンですが、前号今回と軽佻浮薄ぶりを責めたてられつづけたコックリさんに女神の救いを、です。二人とも眼がイイね! 世界がくるりと裏返るような至福の一瞬を、これはみごとにとらえてます。「ウン」と思わずうなずいた人も多いんじゃないでしょうか。サイコーです!②へ

2016-08-23 23:21:39
五十鈴 小鈴 @redbellett

@kurohdomatsugae はい、「うん」と頷いた読者です(笑)

2016-08-24 17:41:00
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

② 失礼、肝心なのは絵なのにリツイートにし忘れました😓 どうも私、姫がごひいきのように受け取られかねない言動つづけてますが、作者ってそんな甘いもんじゃありません。一人一人に深々と愛情持ってなければ活躍させられないものです、ホント③へ twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-23 23:31:05
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

③ キャティを加えておいてよかったなァ、と思った後半部。トンでるけど意外にも理論派の女の子というのが、仲間から外れてしまうミホを補佐し励ましてくれるキャラとして最適でした。空手部は6話のチクリン捜索でも活躍してくれましたが④へ twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-23 23:38:58
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

④ クルセイダーズとはこういう距離感がいいなと思った回です。あ、双子もそうです。いいでしょ、あの掛け合い。「…だよな、ヤスジロー」「そうだとも、シンイチロー」伊勢は雰囲気と人気の割に出番がなくて、外伝で罪滅ぼししました。 twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-23 23:45:01
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

このところ再読して予習バッチリなので、さあ来い!という感じで9話目。トビラについてはすでに前に語りましたが、今度は息づまる展開の内容がわかるだけにBPしが右下で「ひょーきんオトシマエ見おさめです」と嘆いている気持ちもわかる。②へ twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-24 17:13:50
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

② ミホちゃんハラハラのシーンは何度目? トビラの左上でBP氏が「メソメソ泣き虫のおめーはきれーだ」とか言ってるのもわかる。違いを出すのに苦労していたのだろう。でもこのアングルのカットは秀逸。顔を出さずにしっかり描けてます。③へ twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-24 17:32:47
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

③ しかし作者はもうこのセンで突っ走る決心でいた。コックリの滝沢邸潜入の場面以外はすべてミホの動向が中心になっている。オトシマエがいちばんミホを気づかってる…という感じに書けたのがよかった。当惑の表情のオトシマエもいいよねー。④へ twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-24 17:49:43
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

④ 若も意外と長髪だね。生徒総会で全校生徒を魅了する、となってあの派手めのキャラになったのだなと納得。チクリンのパートは彼女の価値観、ノリでものを見ていて、エッと現実に気づかされるのがパターンですね。これはまさにその典型。 twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-24 18:03:15
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

「滝沢は意外とよく脱ぐ」って声は多かった。健康美が自然に表れてしまうオトシマエと違うのは、滝沢の大胆さ、自己主張が〝脱ぐ〟という行為をみずから選びとっている点だろう。今回、再読の流れで水野氏などと組んだアンソロジーを読み直したが②へ twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-24 18:13:18
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

② 外伝の短編「修羅の少女」は、私もすっかり内容を忘れていたせいで他人の作品のように楽しめた。滝沢は3巻のエピローグみたいなセンチメンタリズムでは収まらない、という思いが書かせたのだと思う。それを水谷、伊勢、若も代弁している。③へ twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-24 18:20:45
松枝蔵人 @kurohdomatsugae

③ ハードでがっちり構成されていて、〝裏・聖エルザ〟の名に恥じない。未読の方、どこかで見つけて読んでみてください。この回は冒頭といい、最後といい、かなりミステリーのノリが濃厚である。「このセンで突っ走るゾ!」と作者は決意していたか? twitter.com/tomo_int/statu…

2016-08-24 18:29:10
五十鈴 小鈴 @redbellett

@kurohdomatsugae @tomo_int 1991年に発売された「ファンタジー王国1」ですね。大学受験の時でしたが、我慢出来ず購入して読みました^^;

2016-08-24 20:04:10
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