地球科学と地理教育の乖離事例:造山運動と造山帯

地理教育で長年使用され続けている「新期造山帯」「古期造山帯」にみる勘違い
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F. IKGM🌏臨時軽石ニュース速報💉💉⏳ @geoign

@pmagshib @s15taka あそこはアンダマン・ニコバル諸島がフロントですね。このフロント部分が1~10Myrスケールでしょっちゅう移動するのが造山帯を定義する厄介さの本質だと思います。

2016-08-25 11:36:17
しぶちん⏳🌏🧭🔨 @pmagshib

@geoign @s15taka マレー半島はそこのフロントの影響が大でしょうが、インドシナ半島全体となると、やっぱり、絞り出しテクトニクスが支配的でしょう。

2016-08-25 11:39:11
F. IKGM🌏臨時軽石ニュース速報💉💉⏳ @geoign

@pmagshib @s15taka だと思います。ただアンダマン海が間にあることでプレート境界の影響からクッションされている向きはあると思います。

2016-08-25 11:42:28
Takayuki Ogata @s15taka

@geoign @pmagshib 地質学的な造山帯の定義はいいんですが、学校教育でそれが間違って使われてるのが問題なんです。

2016-08-25 12:46:55
しぶちん⏳🌏🧭🔨 @pmagshib

@s15taka @geoign 造山帯という言葉も、地向斜の置き土産で・・・

2016-08-25 12:49:01
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

ここまでの流れ、色々と勉強になるし面白い。 twitter.com/s15taka/status…

2016-08-25 12:49:59
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

oO(ちなみに不勉強な私は造山帯を「プレートの(収束)境界(付近)」と捉えています。新期造山帯は現在のプレート境界、古期造山帯は一つ以上前のウィルソンサイクルでの境界というような感じで)

2016-08-25 12:51:55
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net 大陸地殻が新たに生まれる場所ですね。時期はP-T境界が基準。

2016-08-25 12:54:04
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

@s15taka 「大陸地殻が新たに生まれる場所」というのも良いですね。ただ、白頭山みたいな大陸にある火山(マグマだまりが冷えれば花崗岩ができる)を新規造山帯とするかは悩ましいです。

2016-08-25 12:57:55
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net 造山帯はかなり広いものですよ。白頭山みたいなピンポイントの話は合致しなくて、もっともっと面的にみた概念です。新しい方は(あえて新期てと書きませんが)ここ3億年ほどで造山運動があった場所。時空間スケールが大きくて、地理教育のいわゆる変動帯とはまったく別物。

2016-08-25 13:14:13
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

@s15taka 白頭山はピンポイントであの場所としたのではなくて、あの辺りには火山が比較的まとまって分布しているため、それなりに(面的に)大陸地殻が作られているのではと思ったためです。しかし、「造山活動」と言った場合、火山と言うより、断層(褶曲)で隆起する作用をイメージます。

2016-08-25 13:19:36
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net 造山運動は大陸地殻が生まれることです。その中で、さまざまな地殻変動や火山活動が起こる。つまり造山運動はより広い概念。

2016-08-25 13:22:41
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net ちなみに、プレート境界とイコールにしちゃいけないのは、スケール概念の違いと、発散境界を含まないから。

2016-08-25 13:25:23
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

@s15taka 私が元のTweetでカッコ書きしたのが、まさにそこです。面的という観点で「付近」、発散境界を含まないので「収束」と書きました(サンアンドレアスみたいなのが漏れますが)。

2016-08-25 13:29:45
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

@s15taka プレート境界は線ではなく面ですので、地下(深く)にプレート境界が有る場所と考えると案外説明がつくのかもしれませんね。そうすると、火山が比較的密にある朝鮮半島の根元付近の問題も片付くのかもしれません。

2016-08-25 13:32:17
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net なるほど、カッコ部分が重要です。それと、もしかしたら造山運動を「山を造る運動」と捉えていた場合、それはかなり違います。地理教育ではそういう間違いを公然とやらかしてる。

2016-08-25 13:33:33
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net ただし、P-T境界までいくんですよ。パンゲアとパンサラッサあたりから考えなきゃいけない。今の大陸分布だけじゃなくて。

2016-08-25 13:36:03
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

@s15taka P-T境界まで遡るというのはわかる(ロッキーとかアルプスとか)のですが、パンゲアとパンサラッサを考えるのはどういう意味でしょうか。(パンゲアとパンサラッサのプレート境界という意味合いで良いでしょうか?)

2016-08-25 13:43:14
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net P-T境界は、古生代ペルム紀と中生代トリアス紀の境界ですよ。

2016-08-25 13:46:49
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net パンゲアは巨大な大陸、パンサラッサは巨大な海洋です。

2016-08-25 13:47:38
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

@s15taka パンゲアの大陸プレートと、パンパラッサの海洋プレートの境界は、今にも一部が引き継がれているというか関係しているという意図でしょうか。

2016-08-25 13:54:09
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net そのあたりの地質時代から現在の大陸分布に至るまでに大陸地殻ができた部分が、いわゆる新期造山帯です。当然、現在のいわゆる変動帯とはまったく違います。造山帯と造山運動は、それくらい時空間スケールの大きい地質学的概念。地質学の教科書をみていただければわかります。

2016-08-25 13:58:30
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

@s15taka なるほど、ようやく意図が飲み込めました。地質学の教科書は造山活動の観点で読んでおきたいと思います。 (パンゲアが出てきたのでひとつ前のウィルソンサイクル、古生代(以前の)パンゲアができる過程の造山活動まで含めるのかと思いました)。

2016-08-25 14:07:31
Takayuki Ogata @s15taka

@kobiwa_net P-T境界で切る意味は、まさにそこなんです。地質学の(良い)テキストで造山運動と造山帯をおさえたうえで、地理教育の用語をみてみてください。愕然とするはずです。

2016-08-25 14:11:51
こびわ⚒完種💉💉 @kobiwa_net

@s15taka 地質学の「良い」教科書でおすすめのものって何かありますか? 時間スケールについてはともかく、空間スケールをどの位で考えているのかについては体系的に勉強しなおしたいと思っています。

2016-08-25 14:18:14
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