アドナンさん、お墓参りに行く

アドナンさんが両親のお墓参りに行く話。 戦闘後にアドナンさんが倒れたのは無理矢理眠らされたから。
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ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

アドナンさん、お墓参りに行く アドナンさん入れ替わり話で過去に行ったアドナンさん。そこで両親と祖父の本当に眠っている場所を見つけ、現在の両親の眠る場所へガッツを含めたみんなでお墓参りに行くお話。

2016-08-17 19:40:10
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

~ガッツの酒場~ 「ぅいー、ごちそうさん〜」 「あいよ、また来いよー!」 さて、最後の客が帰ったな… テーブル片付けて会計の集計して… そんな事を考えているとカランカラン、とドアが開く音がした、 「やぁ、繁盛してるかい?」 「お、フレデリックか。店じまいだが飲むか?」

2016-08-17 19:44:21
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「そう言われると悩んじゃうな」 「そんなに好き好んで飲まないもんな」 「まぁね、ワインをたまに飲むくらいだし」 「この前は潰れるほど飲んだけどな」 「あ、あの話はやめよう…」 「ま、理由が理由だったしなー」 「…その話なんだけどね、近々墓参りに行こうと思うんだ。母さん達の」

2016-08-17 19:53:19
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「それで来たのか、なるほどな…墓参りは俺も行くぞ、いつだ?」 「嬉しいけどお店は大丈夫なのかい?」 「おう、数日閉めてたところでなんともならないさ。まぁ、いざって時には腕っ節で稼いで間に合わせるしな!!」 「そのいざって時には声掛けてね、付き合わせてる僕の責任だから、手伝うよ」

2016-08-17 22:37:00
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「おぉ、英雄様の護衛とは頼もしいぜ」 「茶化さないでよ、英雄なんて大それた奴じゃないよ僕は」 「ま、経営は全く問題ねぇよ。なんなら1日か2日店員としていてくれた方がありがてぇ」 「お、それいいね。飲食店の店員ってやってみたかったんだよね…帰ったらお手伝いさんとして行くよ」

2016-08-17 22:41:39
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「やったぜ。忙しくなる時に手伝って貰うからな」 「足手まといにならないように頑張るよ」 その後はいつに行くのかを決めて、他愛もない話でもしてフレデリックは帰って行った。 明々後日かー…どうなることやら。 言わなかったが今じゃ魔物の巣窟みたいな場所だ。俺達、無事に帰れるのかねぇ…

2016-08-17 23:34:15
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

ーーーー 「ただいま」 「む、おかえり」 「ちょっとガッツのところに行ってて遅くなった」 「ガッツさんのところ…?でも、お酒飲んでこなかったの?」 「お酒を飲みに行ったわけではなかったんだ。実は明々後日に両親達のお墓参りに行こうと思って、ガッツに声掛けたんだ」

2016-08-17 23:40:29
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「両親の?なら、俺も行こう。何か出てきても困るからな」 「俺も行きたいですー!フレデリックさんの住んでた家にも行くんですよね?結構気になります」 「お父さんとお母さんのお墓ね…私も…あれ?私のお父さんとお母さん……」 【お、おい、あんま考えんなよ!?後だ後!】 「え…?うん…」

2016-08-17 23:47:45
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「うん…私も行きたい、バッシュは実家って言うのかな…前のお家に行ったことあるんでしょ?私も行きたい…挨拶もしないと…」 「へ!?あ、あぁ、そ、そうだったね!」 そう言われると僕もルチルちゃんのご両親に…でも、いきなりイフリート君が出て来て慌ててたから聞かない方がいいのか…?

2016-08-17 23:51:25
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

イフリート君を見ると、恐らくは不思議そうな顔をしてる僕を見て意図を察してくれたのか激しく頷いている。 …聞かないでおこう 「じゃあみんなで行こう。始めに僕の両親のところにお花を供えて、前に住んでた家に行ってのんびりしよう。次の日にシルヴィアのお墓に行ってお参りしたら終わりだ。」

2016-08-18 00:37:09
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

ーーーー 「よし、お花も用意したし…みんな忘れ物は無いかい?」 「うむ」 「おっけーです!」 「大丈夫…」 「後はガッツか…っと来た来た、ガッ…ガッツ…?」 「よ、待たせたな」 「なんだい結構な重装備だけど…」 「実はな、あの研究所跡なんだが…」 「研究所跡?」

2016-08-18 00:57:58
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「僕の祖父が錬金術の研究をしていたみたいでね。そこが爆発して、手伝いをしてた両親と3人で消し飛んだんだ…そこがどうなっているんだい?」 「実は6年前から跡地を中心として魔物が発生するようになってしまったんだ。発生初日か?その日は近くの村は死者も出ちまって、今は避難して誰もいない」

2016-08-18 01:03:02
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「警備隊が村に常駐して対応していたが…死傷者が絶えず放置されてる。幸いにも研究所跡地下のその村までにしか出現してないみたいだ」 「詳しいんだねガッツ」 「そりゃ…元警備隊だからな」 「なっ?!…元というと?」 「生き残りが俺以外に二人しか居なかったからさ。俺も大怪我してな…」

2016-08-18 01:08:03
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「今では武器も振れる程には回復したがあの時はまともに物を掴めない状態だったからな…悔しいが、諦めちまった…すまねぇ…」 「いや仕方ないさ、ガッツまで死ななくて良かった……危険な事は分かった、僕は戦闘出来るように支度し直して来る。みんなはどうする?」

2016-08-18 01:11:38
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「危険な所に行くというのに二人で行かせるか馬鹿者、俺は元々戦いの準備は出来ている。行けるぞ」 「私も行けるよ…念の為、武器とかも詰めておいたの」 「俺は拳でしか戦えないのでこれで大丈夫です!」 「おぉ、準備が良いね…僕は杖しか持ってなかったから剣と盾を持ってくるよ」

2016-08-18 01:15:31
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「何だお前ら、なんだかんだ言って戦闘準備してたのか」 「一応ね、何があるかわからないし」 「……よし、行こう…!」 「おう!」 「うん…!」 「うっす!」 「あぁ…」 ーーーー 「数は多いのかい?」 「結構な…研究所跡に近付く程多い…アーリマンやデュラハン、サキュバスとかか」

2016-08-18 01:21:33
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「研究所跡に確認できたのは3体だけだが無数の目を持つ軟体生物みたいなのが居たな…もしかすると奴が親玉で魔物を呼び出しているのかもしれん…そこで背後からやられたから知ってるのはそこまでだ…」 「妖異が多いね…まさか…!」 「どうした?」 「爺さんは降魔研究と実験をしていたんだ…!」

2016-08-18 01:33:33
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「てっきり、僕は実験は失敗して爆発が起こって皆死んだと思っていたけど降魔に遅れながらも成功していたのか…!?」 「…その無数の目の魔物を倒し切れば収まりそうだな、恐らくだがそいつらにも魔物を召喚する力があるから無数に魔物が湧いてるんだろう…纏めて叩き斬ってくれる…!」

2016-08-18 01:37:08
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「とりあえずその無数の目の魔物を親玉と仮定するけど、親玉にちゃんとたどり着けるかわからない…ギャレッジから降りたら慎重に行こう」 「敵の数が多いんだろう?俺は暗黒騎士として動くが…盾役が2か回復が2か…」 「…手厚く回復役が2人で行こう、僕とルチルちゃんで担う」 「分かった…」

2016-08-18 09:33:18
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

ーーーー 「村にも…沢山居るね」 「端から攻めていこう、いざという時は僕は剣と盾に持ち替えるからその時はルチルちゃん、回復大変だと思うけど…任せたよ」 「大丈夫…任せて…」 「皆の者準備はいいか?カウントを開始する…待ったは聞かんぞ」 「うっす」 「仇は取るからな…」 2… 1…

2016-08-18 09:37:27
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「突っ込むぞ…!!」 バッシュを先頭に敵の群れに走っていく 「ダークアーツ…アビサルドレイン…!」 「リジェネ!」 「アスペクト・ベネフィク…」 「クルセード!」 「やってやれ!フレデリック!!」 「アサイズ…!迅速…ホーリー!!」 お、今のでここの群れは倒れてくれたか…!

2016-08-18 09:45:03
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「なんだ、脆いな」 「だからって油断大敵だぞ!!次!!」 「グラビデ…!」 「どんどん打ち込みますよー!」 「俺も負けてらんねぇなぁ!」 「ダークアーツ…ダークパッセンジャー!」 「行けるな!勢いを落とすな!」 「うん…!」 「魔力と体力の使いすぎには注意だよ!」

2016-08-18 09:48:35
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「こっちが研究所跡の最短ルートだ、こっちから行こう!」 「了解だ…!」 木は多いけど過去に行ったときはここが早かった筈…! 「…!迅速…アスペクト・ヘリオス!!」 「なっ?!」 木の影からサキュバスがヴォイドファイラを放ってきていたが、ルチルのバリア展開により難を逃れる。

2016-08-18 09:55:07
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「そこかっ…!」 ヴォイドファイラを放ってきたサキュバスにバッシュが斬りかかりカゲツ君とガッツが追撃して無力化する。 「大丈夫…?!みんな、怪我してない?」 「僕は大丈夫…みんなも大丈夫だね。よかった…助かったよ、ありがとうルチルちゃん」 「うん…よかった……よし、行こう」

2016-08-20 12:13:36
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「見えた…!!」 研究所跡にたどり着くとそこにはガッツの言っていた無数の目を持つ3体の魔物と、それを守るかのように複数の妖異が集結していた。 「よし!マントラ!」 「アスペクト・ヘリオス…」 「メディカラ!」 「よし、俺が奴らの注意を引く。突っ込むぞ!」

2016-08-20 12:20:37
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