重宝されるアメリカの図書館情報学は、図書館司書の他、コンサルやアナリストなどの高度職へ進むエリートコース。

日本でのワープア司書さんとアメリカの情報管理分野の専門職たる司書さんのお話。
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田端@TabataBAR InterFMで水曜夜ナマ放送 @tabbata

「どうして、ただただまじめに勤労する女性が苦しむのか」って、「ただマジメに勤労」してるだけだからだよ。司書やるなら、自分の企画で図書館に客が集まるランクにならなきゃねぇ。>月収13万円、37歳女性を苦しめる「官製貧困」 |toyokeizai.net/articles/-/134…

2016-09-08 11:19:21
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

公共図書館で働く図書館司書の人がワープアという件が盛り上がっているみたいだけど、日本って司書が専門職として認知されていないから給料が安いんですよ。つまり司書のような専門家が行う知識分類や調査というものを重要視していない社会。需要がないとうことで田端さんの論は正しい。

2016-09-09 19:29:47
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

日本で司書の報酬が安い件。実は大問題なのですよ。知識の分類や調査にコストを書けない「社会」=重要視していない、ということ。実は私が米で通ってた大学院、司書養成の専門大学院なんだけど、米は司書は専門職だし報酬も高く、民間企業にも司書がいる。それだけ「知識の分類」を重要視してる社会

2016-09-09 19:31:24
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

アメリカの強みというのは、単に地理的に恵まれているとか移民国だと言う以上に、知識の分類や提供、ということが重要だと認識していることにあると思うんですよ。米留学中によく分かった。だから情報化時代にますます強くなっている。日本の弱みはここなんですよ。

2016-09-09 19:32:42
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

20年近く前、アメリカのど田舎の私大に留学した時に一番びっくりしたのは、大学図書館の地下の資料室にLexus Lexisの端末(ユニックスね)があって、司書の人が学部留学生の自分にも使い方を丁寧に教えてくれたことかな。しかもインタライブラリローンで全米の図書を無料で取り寄せられた

2016-09-09 19:37:04
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

留学から帰ってから国立大学の図書館とか日比谷図書館に調べ物があっていったんだけど、アメリカのど田舎の大学の図書館よりしょぼかったのよね。商用データベースなんてないの当たり前だし。こりゃあ国力に差がでるのは当たり前だよねえ、日本落ちぶれんだろうなあと思ったら当たってた。

2016-09-09 19:38:29
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

ちなみにアメリカの図書館の充実度や情報分類、保存、提供の充実度は、イギリスから受け継いだDNAが元になっている。イギリスは植民地時代前からこういうのに熱心。今はお金がないのでアメリカの方が凄いけれど、元々はイギリスの収集癖や情報戦略が元になっている。

2016-09-09 19:40:49
山内太地『やりたいことがわからない高校生のための 最高の職業と進路が見つかるガイドブック』11月 @yamauchitaiji

ロンドン芸術大学の1校の図書館に、職員が34人もいたのに驚愕。日本のある大学の図書館は専任職員は1人だけであとは企業に外注。 twitter.com/May_Roma/statu…

2016-09-09 19:38:19
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

日本は教育改革とか大学改革で、秋入学にすればいいとか小手先のことをやているけど、本来は改革すべきはそういう表面上のことではなくて、哲学的なレベルからなんですよ。その良い例が情報収集、分類、保存、配布に関する「考え方」。教育にも関係あるし大学のあり方にも多大な影響あり。

2016-09-09 19:42:24
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

そして日本のネットビジネスやマスコミが弱い理由の一つも、日本社会が図書館司書のような情報収集、分類、保存、配布の専門家を重要視しないのにも理由があります。米ネット企業やマスコミは司書専門教育を受けた人を雇っている。そういう人が情報の整理をやってるんです。だから質が高い。

2016-09-09 19:43:45
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

米大学院の司書養成専門大学院は、20年近く前ですら、情報通信政策、ネット時代の情報提供のやり方、データベース構築方法、メタデータ、分類方法等々を専門家が教えていました。受講者は若い人から実務家まで様々。就職先は金融や製薬、国会図書館、国会調査室、軍、CIAなどです

2016-09-09 19:45:06
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

自分が留学していた米の図書館情報学専門大学院だと、卒業後の仕事は図書館だけではなく、コンサルティングファームのリサーチャー、企業のデジタル化マネージャー、ビジネスアナリスト、ITコンサルタント(戦略、上流工程)、プロマネ、データベース専門家なども多く、就職率が高かった。

2016-09-09 19:53:09
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

図書館情報学の勉強はシステム戦略や上流工程の仕事にはかなり役になった。情報管理というのを鳥瞰図的に学ぶので、テクニカルな訓練だけ受けている人とは視点が異なってくるため。

2016-09-09 19:54:34
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

日本のワーキングプアの図書館司書の人へのアドバイスは、IT系スキルを身につけて、IT業界に転職すること。日本は大学や役所が図書館へ投資しないし、今後予算は減る一方なので待遇は悪化するでしょう。英語ができる人なら米図書館情報学大学院へ留学して、米や加で民間企業に就職すると良いです

2016-09-09 19:58:16
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

田端さんがおっしゃるように、仕事の報酬というのは本当に需要と供給で決まります。自分の仕事に需要がないなら、需要がある所に引っ越すのも報酬を増やす方法。引っ越しには別の国も考えると良し。図書館司書やプログラマはアメリカを目指すとよろし。

2016-09-09 20:00:49
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

仰るとおりです RT @ peace_and_happi: .@May_Roma 日本って、専門職と認知されている職種が非常に少なく、そして非専門職の公務員や大企業社員の人件費は未だに過剰に高い。今の日本の人件費が高い安い両論ありますが、要は人件費の配分がねじれているんですよね。

2016-09-09 20:17:37