流浪の民が求める居場所

【追記10/26】びっくりすることにゲーム内時間だと15カ月間ずっと「邪紋使い」と「君主」の表記を間違えてた。
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アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@GC_dust 「じゃ、じゃあ俺たちこれっきり…なの?」 レディドの服の裾をきゅっと掴み、しょんぼりした目を向ける。 「やっと友達になったのに、遊んだり話したりご飯食べたりお泊まりしたりとかできないの…?」 おれやったことないからきみとやってみたかったのに… そう続けた。

2016-09-27 02:52:19
ジェネロ【HP31】@連君SGO @GC_dust

@BB_GCsenyo 「…………だ、だって」  勢いを流されると、心が折れかける。 「俺様ちゃんより、楽しい人はいっぱいいますよ。優しい人もいる。アシュ君の友だちは、これからもっとたくさんできますよ。俺様ちゃんは……一緒にいる人を、きっとその人に取られちゃうから駄目です」 →

2016-09-27 02:56:33
ジェネロ【HP31】@連君SGO @GC_dust

@BB_GCsenyo 「一緒に遊んだり、お食事に行ったりしたいのは俺様ちゃんも事実ですけどね。島でその人に人間関係を調べつくされればアシュ君も取られちゃうかなって思って……ははっ、なーんちゃって! 忘れて下さいよ!! ははは!」  この男は何でもしゃべりたくなるのでヤバい。

2016-09-27 02:58:17
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@GC_dust 「な、なんで…人と比べるんだよ、俺は、君と、そういうことしたいって、そういう意味で言ったのに」 レディドの顔は見ずに、自分が掴んだ裾を見つめるような形で俯向く。 口振り的にも今話してくれたことは、冗談でも、騙すための上っ面の嘘でもないことは分かった。 →

2016-09-27 03:04:47
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@GC_dust 「ぜってぇー忘れないからね、今話したこと。ずっと根に持っててやるんだからなっ…そんで、レディがピンチの時に現れて、ギャフンと言わせてやるんだからな…!絶対に」 しかし理解したところで、アシュタザルは子供だった。難しいことは説明してくれなきゃ分からない。 →

2016-09-27 03:08:49
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@GC_dust そしてその説明は他人からではなく、本人の口からではないと認めない。 アシュタザルはそういう人間なのだ。

2016-09-27 03:09:41
ジェネロ【HP31】@連君SGO @GC_dust

@BB_GCsenyo 「…………ふふっ」  あまりの素直さについ笑いが零れた。笑い声が震えているのも変な話だ。 「楽しみにしてますよ。助けに来てくれたら、俺様ちゃんビックリして惚れちゃうかもしれませんね。あぁ、困った」  ようやく軽口が叩けるレベルにまで回復してきた。

2016-09-27 03:16:14
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@GC_dust 「言ったな!!!それも覚えてるからな!!…ってあれ、惚れる?」 拗ねたような表情で吠えるように言うが、突然きょとんと目を丸くする。 「なんで、俺に惚れるの?俺たち男同士じゃん??」 そしてさっきまでのしょんぼり加減は何処へやらの調子で疑問をぶつける。

2016-09-27 03:21:53
ジェネロ【HP31】@連君SGO @GC_dust

@BB_GCsenyo 「あぁ、俺様ちゃんはわりと恋に性別を気にしない人間なので。そういうこともあるんですよね。ま、貴方にはちゃんと可愛い女の子と結婚して、可愛いお子さんをつくって会いにきてもらいたいところですけれども」 最早なぜかお爺ちゃんの視点であった。

2016-09-27 03:26:04
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@GC_dust 「へーそうなのか。」 そう言ってまじまじとレディドの顔を見つめると、難しい顔をした。 「俺もレディなら…平気かも?」 それは凄く素っ頓狂な声であった。もしかしたら、また新しい扉を開いたかもしれない。 「まぁでもレディの自由だし、うん!」 開いたのかもしれない。

2016-09-27 03:34:05
ジェネロ【HP31】@連君SGO @GC_dust

@BB_GCsenyo 「あっ」 ヤバい。また沼に突き落としてしまった。 「……ま、まぁ、俺様ちゃん超かわいいですし仕方ないね……仕方ない……とっ! ところで、帰らなくてよいのですか?」 大分長く引き留めてしまったなぁ、と太陽の位置で時間を確認する。

2016-09-27 03:40:48
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@GC_dust にっこりと笑った後に頷く。 「うん、レディは可愛いし綺麗だから!」 そう言って空を見上げて、ハッと表情を変える。傍からも分かるくらいに焦っている。 「あ、やべ!俺、みんなを待たせてるんだった…!」 そしてレディドの方を向き、強引に手を握った。 →

2016-09-27 22:15:17
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@GC_dust 「絶対また会おう!」 同意を求める「なっ!」と続けた後にニコニコと待っている。

2016-09-27 22:24:08

鎧(ユリアナ)さん

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@xP__Px (突撃しにきました) 辺り一面に見渡せるのは未開の地と開拓者たち。 ここは港というには粗末な場所。 遠くに有るの未開の地に少年のように心を踊らせる。 そして眼前に広がる、様々な人々が、広大な大地を少数の人数で歩く自分には珍しいものだった。 →

2016-09-23 02:47:39
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@xP__Px その中で目を引く小さい鎧。テクテクと鎧が歩くのを見つめる。 「はー…鎧も歩くのか。広いなぁ世界は」 珍しい光景に、さらに珍しい歩く鎧を見つけた瞳はそれから目を離せずにいた。 が、鎧の行く先がおかしい。その先は海だ。足場が突然消えている海だ。 「おい鎧!あぶな」

2016-09-23 02:51:07
ラザニヤさん🍊A6P3 @xP__Px

@BB_GCsenyo (ありがとうございますいらっしゃいませ) 誰かが自分に声をかけた気がしたけれど、恐らく気のせい。 きっと何かの聞き間違い。 それよりも今は海へと向かう。 確かに見えた。確かに捉えた。 波の合間にゆらゆら揺れた。 まだ幼い子供の姿。 →

2016-09-23 14:13:06
ラザニヤさん🍊A6P3 @xP__Px

@BB_GCsenyo 溺れているのかそれとも死体か。 どちらにしろ事は一刻を争う。 甲冑を脱ぐ間も、足を止める暇もない。 背負った大剣のみを下ろして。 躊躇なく水面へ落ちる。 着込んだ鉄の塊が重く重くのしかかるが、それで沈むほどやわではない。 →

2016-09-23 14:13:54
ラザニヤさん🍊A6P3 @xP__Px

@BB_GCsenyo 呼吸の為に顔だけは上げて、一心不乱に泳ぎ寄る。 あと少しあと少しと手を伸ばし。 ようやくその身を掴んで抱く。 「大丈夫ですかっ!?」 問いかけるが答えは無い。 覗き見るが息は無い。 いや、それどころか。 「…………あれっ?」 それは人ですらなかった。 →

2016-09-23 14:14:32
ラザニヤさん🍊A6P3 @xP__Px

@BB_GCsenyo 数多に分かれた流木とそこに引っかかった大きな布。 遠目に見れば解らないが、近くで見れば一目瞭然。 どこからどう見ても漂流物。 ようやく気がつく勘違い。 思わず呆れてしまう。 人と物の区別もつかないなんて……。 自分は、本当に未熟者だ。 →

2016-09-23 14:15:02
ラザニヤさん🍊A6P3 @xP__Px

@BB_GCsenyo あからさまに肩を落として、でもこのままだと海を汚してしまうと掴んだそれを持ったままで。 甲冑のまま陸を目指す。 桟橋を見つけ手をかけるが……。 「おっ、重い……」 引き上げられずジタバタする。

2016-09-23 14:15:54
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@xP__Px 「おいおい、マジかよ…!」 鎧が落ちた先に駆け寄る。鎧は華麗に泳ぎながら漂流物の元へとしがみつくが、何かにがっかりしたように近くの桟橋へと泳いでいく。 溺れているわけではなさそうだし、目的があって海に向かったようで少しホッとして胸を撫でる。 →

2016-09-23 14:53:53
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@xP__Px しかし少し気にかかるので、鎧の向かう桟橋へと自分も向かう。 案の定、と言ったところか、鎧の重みで上がれないようだった。 「大丈夫かー!今引き上げてやる!」 人をかき分け、段差を飛び越えて、桟橋に駆け寄り、鎧の手を掴む。 「絶対、手ェ離すなよ…!」 →

2016-09-23 15:00:27
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@xP__Px そう言いながら力いっぱいに引き上げる。想像よりも全然軽い。それに本当に小さい。 ザブンと引き上げられた鎧はいろんな甲冑の継ぎ目から海水を吐き出すように流しながら桟橋に上がる。びしょ濡れの鎧の顔を覗き込みながら、 「大丈夫か?」 と声をかける。

2016-09-23 15:04:59
ラザニヤさん🍊A6P3 @xP__Px

@BB_GCsenyo どうしたものかと立ち泳ぎのままでいると、ひょいっと。 頼もしい声と共に桟橋へと上げられる。 何事かと見てみると、赤い髪。 まるで一番上のお姉様のような燃える長髪をたなびかせた男性が自分の手を掴んでいた。 →

2016-09-23 17:50:47
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